Kuršių nerija

クルシュー砂州へ。砂州という言葉を初めて知った。バルト海に南北にヒモのようにわたった土地で、北端のリトアニアとは陸続きではなくフェリーで渡ることになる。砂州の南半分はロシアの飛び地カリーニングラード州(南端は陸続きになっているらしい)。飛び地マニアには有名かもしれない。外海のほうでは小さな琥珀の欠片を拾える。私は全然見つけられなくて、現地ガイドのサクラスさんがたくさん拾ってくれた。img_5057

森林伐採で砂漠化が進むのを自然保護でくいとめたとかで世界遺産になっているが、見渡すかぎり荒涼とした風景で、日本からここに来る人はあまりいないそうだ。年に一度、内海と外海の海水が入れ替わる現象が起きるそうで、漁業はさかんとのこと。

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ニダという漁師町は民家がどれもかわいかった。茶色の壁に屋根の部分を青く塗るのが漁師の家の特徴らしい。トーマス・マンが滞在した別荘なんかもある。

 

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帰りは船着き場があるクライペダへ。クライペダは古い建物はないけれどこぢんまりとしたかわいい町。ドラマ劇場のバルコニーは、ドイツのかの総統閣下が演説したところらしいよ。

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街角の小さなネズミのブロンズ像にチーズをお供えした人がいたみたい。

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