舞台 弱虫ペダル IRREGULAR~2つの頂上~

発売したら即売り切れというペダステ、冗談半分でmねえさんとチケットを申し込んだら当選してしまった。最近の弱虫ペダル関連のくじ運すごい。そんなわけで東京ドームシティホールへ。3階バルコニーとあったので席はまったく期待していなかったのだが、案外ステージに近くて観やすい。

ネタバレになるので詳細はここには書かないが、観終わったあとmねえさんと声をそろえて「懐かしい!」と叫んでしまった。演出家が惑星ピスタチオの西田シャトナーと聞いていたので想像はしていたのだが、パワーマイム、シンプルな舞台装置とそれを補うような照明、独り何役もこなす展開、人間以外の役も役者が自称して演じる(?)あのかんじ、そして独特のノリツッコミは90年代の小劇場のノリそのまんま。
正直、第三舞台のラストステージは「ああ、もう賞味期限が切れたのかもしれないな」という印象だったが、今回はコミックスが原作なのと役者さんがみんな若手だということもあってフレッシュだったよ。そしてやはり自転車の疾走感、山をあの舞台装置と照明とマイムで表現したのは圧巻。発明と言ってもいいかもしれない。
ただ、脚本は山場をつなげすぎて名場面集のようになってしまい起伏がなく、冗長な印象だったのが個人的には残念。ひとつのストーリーをじっくりこのパワーマイムでみせる舞台も観てみたい。

終演後は海南鶏飯でランチを食べ、そのまま神保町までぶらぶら。
神田古本まつりをひやかし、それぞれ戦利品をかかえて九州居酒屋でもつ鍋をつつきながら打ち上げ。