Osaka

関西弾丸ツアー。

まずは中之島香雪美術館「中国の漆器」展へ。漆器をこんなにじっくりとまとめて見たのは初めてかもしれない。螺鈿くらいは知っているが「存星」や「嵌骨」などいろいろな技法があることに驚く。ぐりぐりした紋様の「屈輪文」がかわいい。キュレーターのかなさんに久々にお会いできて嬉しゅうございました。お元気そうでなにより。

急遽ねじ込んだ大阪中之島美術館。開館記念らしくコレクション全部出す景気のいい展示だった。みんな下階の大阪の近代美術で力を使い果たしているようだったけれど、上階の海外の近現代の蒐集のほうが見ごたえがある。ウィーン象徴派からバウハウス、ロシアンアヴァンギャルド、家具まであってデザイン好きな人は楽しいのではないかな。建築もかっこいい。

難波の551本店でランチ。その後、東大阪へ。たまたま乗った近鉄の急行が目的地の東花園に止まらないことに気づき「どうせなら石切神社行ってみる?」ということに。旅行してるとたまに「なんで今こんなところ歩いてるんだろう」って時があるんだけど、なんで石切さんに来ちゃったんだろうと思いながらスピリチュアルワンダーランドを歩く。商店街の両脇には「除霊」「占い」の看板多数。激渋。どうせなら石切丸を拝みたかった。

東大阪市民美術センター「川内倫子とやまなみ工房の風景」。川内さんの写真もどれも素晴らしかったけれどなにより作品が本当にどれもパワーがあって、本当は並べて語るものでもないんだろうけどコンセプトだの社会問題だの言っている現代のアートってなんだろなと思わされる。

最後は道頓堀のGULPさんへ。ミナミに来たらいつもここ!のGULPさん。相変わらず美味しい楽しいビールでした。帰りにシェフおすすめの「わなか」のたこ焼きも買いました。