音楽

to complete the bloody library

さて結成30周年の聖飢魔II期間限定再集結を受けてiTunesのライブラリを整理していると、ちょいちょい曲が歯抜けになっていることに気づく。その昔のiTunesには「重複を自動的に削除」というのがあった。リマスタリング違いとかシングル/アルバム版とかまったく関係なく「同じアーティストの同じ曲名だったら削除する」という潔い男らしい機能である。しかも、ベスト盤のほうを消すのではなくオリジナルのほうを消してくれた(おそらく発売日順に古いほうを消すという仕様)。コロヌ。そんなこんなで、実家の押入の天袋からCDを持ってきて泣きながらライブラリを補完することに。本を売りに行くのに本棚整理してたら昔の漫画を読みこんじゃうような懐かしい作業だったな。

いやあ、解散後に出たやつってその場の勢いで買ってるからか、ほとんど聴いてない。ヘタすると特典のDVDとか観てない。ひどい。しかも2005年の再集結のときは結構網羅してたのだが、2010年の結成25周年となると私生活が結婚やなんやでバタバタしてたせいでまったく追いかけられていない。未発表曲が入っているワースト盤をかろうじて持っている程度。再熱しているうちにお布施を払っておこう、ということでAmazonでポチったけど。

ワースト盤というともうミサでも鉄板のあの曲やあの曲ばかりが収録されていて、リマスタリングや再録でそれなりの聴き応えがあるのだが(最近は音圧高くないと物足りなく感じてしまうし)、そろそろシングルB面にしか入ってないような人気投票を下からいくような忘れられた名曲を収録したベスト盤を出してもいいんじゃないでしょうかね。

さて、棚卸をして気づいたことには、解散後にめちゃくちゃいろいろ出てるのね、ってこと。

  • 「1999 THE BLOOD LIST 」(本家のほう:銀盤)(1999)持ってる。「敗れざる者たち」が入ってる。
  • 「1999 THE BLOOD LIST 」(元祖のほう:金盤)(1999)持ってない。本家のほうは持ってるので買い。
  • 「DEVIL BLESS YOU」(2000)銅盤。持ってない。かなりのバージョン違いが入ってる。選曲もマニアック。かつ「G.G.G.」を収録する唯一の大教典というのは大きい。買い。
  • 「聖飢魔II 入門教典~THE BEST OF THE WORST~」(2003)持ってない。「心の叫び」と「STORMY NIGHT」のライヴ・メドレーは唯一らしいがその他は王道な選曲なので優先度低。
  • 「THE LIVE BLACK MASS B.D.3 メフィストフェレスの陰謀」(2005)ライブ盤。こんなん出てたっけ?
  • 「恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7 」(2006)持ってるけどなぜかMCしか残ってない。借りたのだろうか。
  • 「ALL STANDING処刑 THE LIVE BLACK MASS D.C.7(通常盤)」(2006)ライブ盤。ライブ音源なので優先順位低。
  • 「悪魔NATIVITY」(2009)初回限定盤、持ってないと思ってたら持ってた。
  • 「悪魔NATIVITY」(2009)通常版 iTunesで買ってた。「PANDEMIC CARRIERES」だけ買えばよかった。
  • 「悪魔RELATIVITY」(2010)持ってないがApple Musicで聴いてたから買った気になってた。
  • 「ICBM OSAKA」-妖艶!+震撼!+爆笑!=究極炎上!!- Live」これもApple Musicで聴いてたけど持ってない。MC入ってるやつ。
  • 121212 -再集結大黒ミサ- (3枚組ALBUM) Live」(2012)買ってない。ラライブ音源なので優先順位低。
  • 「A QUARTER CENTURY OF REBELLION “世界的極悪集大成盤”」(2010)全英語詞なのかな。NATIVITYとRELATIVITYからの選抜ということで、これは見送り。
  • 「愛と虐殺の日々 歴代小教典 ソニー時代完全版」(2013)初回版は絶版かあ。赤玉のリマスターver.とBAD AGAINの広東語バージョン。広東語いるかね?ということで見送り。
  • XXX -THE ULTIMATE WORST-」(2015)買ってない。ソニー/BMG網羅かつハイレゾということでお買い得感あるが、とりあえず見送り。
  • 映像関係はVHS以降買っていない。よってDVDは一枚も持ってない。BDになったら買いか。

映像というのはどうしてもがっつり観る時間が必要なのでプライオリティが低くなるのだが、今度「THE ULTIMATE BLACK MASS COMPLETE」のBDが出るのいうのでこれは買っておこうと思う。これは初期不良による交換騒ぎやら販社の倒産やら移籍による版権のややこしさから完全版の復刻は絶望的と言われていたやつである。しかも当時の上代3万円上だったのが1万円そこそこで出るというのだから「ウラビデオ」をDVDで買い足したとしてもかなりお得。ついでに「ウラビデオ」もBD化してくれないかな。

以上、棚卸しとライブラリの補完にあたってはWikiにたいへんお世話になった。エース長官のところ(脱退ではなく現在も正式構成員)となっているのが泣ける。今思うと「基本ものすごく厨二でもやるべきことはやり、伝統と様式と外連味を愛し、ユーモアとインテリジェンスを忘れず」という美学というか生きる指針みたいなのは聖飢魔IIに刷り込まれたと言っても過言ではない。こじらせてコノザマであるが。

映像のプライオリティが低くなるのは時間をとられるからだけではない。年々、音楽や小説など、抽象的な領域にある程度「空き」があるもののほうが好きになってきた。映画などは90年代の美しい思い出だけで生きていけるからだと思ってたが、そういうわけでもないらしい。おそらく、そこだけで完結してしまう情報量の多さに疲れてしまうのかもしれない。それとは別にライブやフェスのような「その場でしか体験できない圧倒的な情報量」もより求めるようになったのは時流か。