2014 東北Journal日本

Morioka-Hachinohe

8月17日

朝、一関を出発し、Sさんの発案で盛岡に寄っていただく。
私の希望で材木町の光原社に立ち寄ってもらい、民芸や中庭を堪能。
イシイはなぜか篠竹の弁当かごを買っていた。

Kogensha

ここは日本の民芸とハイカラな洋風建築がほどよくミックスされていてとても落ち着く場所だ。中庭に面したカフェが「可否館」というのもカフカ的で良い。

Kogensha

庭をつきあたると北上川に面していることがわかる。連日の雨でかなり増水していた。
日曜なこともあって材木町の店はほとんど閉まっていたので、駅前のぴょんぴょん舎で冷麺を食べてからベアレンの醸造所へ。盛岡ではなかなかベアレンのビアパブに行けないのが残念だが、今回はお土産を買うことはできた。ビールのセットを両親に送って一路、八戸へ向かう。

八戸は中心の三日町のホテルに投宿。廿日町とか十三日町とか数字が付いている町名が多い。藩政時代に市が立った日だそうだ。

浴衣に着替えて、法霊山おがみ(雨かんむりに龍)神社へ。すでに破石住職のトークが始まっていた。オオフジツボの「なのはな」を思いっきり「ひまわり!」と言ったり天然ボケも織り交ぜつつ、笑いもとっていたさすがのご住職。

Ogami Shrine

その後、屋台の日本酒やたこ焼き、チキンカレーなどどれも美味しい。特に日本酒は総代の八鶴酒造さんが大吟醸を100円で出していたりして凄い。

すばる文学賞作家の木村友祐さんと最後のイタコと呼ばれる松田広子さんとの対談などを聞く。イタコが使う数珠は猛禽類の爪、猪の牙、動物の骨、それから三途の川の渡り銭などがじゃらっと連なっているプリミティブなもので禍々しくもある。この後、これを鳴らしながら祭文を唱えて冥府の扉を開いてくれたのだが(大丈夫なんだろうか)、祭文は聞けば意味がすぐにわかるような平易な日本語だった。一時間に及ぶ祭文もあるらしい。

Juzu of ITAKO

その後、オオフジツボのライブ。ステージ最後の「Shrine, Loghthouse, and the grass」では、地元の神楽保存会のかたとのコラボで「墓獅子」という演目とのコラボレーションがあった。
墓を前にして獅子が嘆く踊りなのだが、曲とあいまって震災で行った人を送るという印象が強く残った。詞がなくても、音楽と舞だけでこんなにも悲しみを強く表現できるものなのだと。文学を超えるものを感じた。
セカンドアンコールは自称悪徳プロモーターの戸田さんのリクエストで「空に消ゆ」を。

oofujitsubo Live in Ogami Shrine

夜は八戸地元の居酒屋で地酒と地の魚を堪能。
まんぼうの腸とかホヤとか珍しいものをいろいろ食べた。お酒も美味しかったなー。