2012 ロンドン

London:South Kensington

ホームズ博物館でお土産を買いすぎたので一度家に帰って昼食をとる。
昨日、駅で買ったチキンパイのボリュームがありすぎて一度に食べ切れなかったのだ。

ひとやすみしてからPicadilly線でSouth Kensingtonへ。
ここはロイヤルアルバートホールや、自然史博物館、ヴィクトリア&アルバート美術館など
錚々たる文化施設が並ぶ。駅を出るといきなり建築物の雰囲気が厳粛なかんじ。

自然史博物館も「宮殿??大聖堂??」という立派さで、
19世紀後半にできたものらしいがラインラント・ロマネスク様式。
中世好きにはうれしい建築物だ。
おかげでこっちが大英博物館だと思ってしまう人もいるらしい。

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内装もすばらしく、ステンドグラスのはめられた吹き抜けのホール中央に
恐竜の骨が鎮座しているのは上野の科学博物館を彷彿とさせる。
よく見ると天井のアーチにおさるがいっぱいつかまっていて可愛い。

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恐竜のコレクションはあまりに人が多くてげんなりしたが
個人的には鉱石のコレクションの間が本当に素晴らしくて
毎日通いたいくらいであった。

Mineral Collection

博物館を出ると、となりにはヴィクトリア&アルバート美術館。
こちらは工芸品・装飾・服飾関連のミュージアムである。

日本のコレクションでは東芝の伊万里や刀、鎧にまじって
うわさのロリータコレクションが。
これ、Fashionのところに移動すればいいのになあ。
その代わりに中世~近世は紅型や刺し子しかなくて偏っている。
小袖とか婚礼衣装を飾ればいいのに。
根付けのコレクションはあいかわらず海外のほうが充実していて悲しくなる。
これを見ると日本人てフィギュアを作る素質が昔からあったんだなと。
小ささとかバランス、デフォルメの仕方など。

てっきり服飾&工芸品のみの美術館だと勘違いしていて、さらっと見るつもりが
実は中世からルネッサンスのイコンや聖堂の回廊、
神殿の柱(どうやって持ってきたんだろう…)など
工芸というよりはもはや建築やら宗教美術の域のコレクションがものすごくて
閉館時間まで居座ってしまった。

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人の大きさで柱の巨大さがわかるだろうか。もちろんこの柱は天井までそびえている。

滞在中にもう一度行ってしまうかもしれない。
ヴィクトリア様式の建築も素晴らしい。

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アーツ&クラフトのウィリアム・モリスがデザインした部屋が
ティールームになっていて素晴らしかった。
カジュアルなカフェオレ一杯で居座るのは申し訳ないような気もしたが
こういうところを市民に広く開放しているのがいいなあ。
同じくおひとり様のおばちゃん(英語圏の人ぽい)と相席になって
「いやーすごいですねえ」「すごいわねえ」と言い合ってお茶を飲んだ。
ハープの演奏はもう誰でも知っているブリティッシュメドレーだったが
なぜか「タイタニックのテーマ」が一番ぐっときた。編曲がとてもよかった。

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そういえば、嗅覚はいちばん記憶とリンクしているというけれど
タピスリーの間に入ったときに、あのちょっと酸味のあるすえたにおいを嗅いで
一瞬でパリのクリュニー美術館を思い出した。脳ってすごい。

帰りはKnightsbridgeまで一駅ぶん歩いて、天下のハロッズで
お惣菜を買って帰ってきた。
駅で買ったサイダーのアルコールが7%もあって、一気飲みして撃沈した。
本日の活動は終了。