5月3日から5日まで長野に旅行した。
初日は駅前のメトロポリタンホテルに投宿して善光寺散策。
町はずいぶん観光に力を入れているようで、表参道は
ブリュッセルのフルール・ド・タピのような花で描いた絵のコンクールや
出店が並びはじめていた。
街並みも、日本の古民家やレトロな看板建築や立派な洋館が立ち並んでいて楽しい。
メインの善光寺は山門の仁王像からして大きい!
門の上にも登れるようになっていて観光客が外界の写真を撮っている。
さっそくお参りして内陣に入ってみる。胎内巡りは2度目だか
善通寺よりもより暗い(暗いというより完全な闇)。
完全な闇のなかを歩くと上下の感覚がおかしくなってくる。時間の感覚もなくなる。
途中にある錠前を触ると仏と結縁(けちえん)できるのだという。
長野の方や善光寺参拝したことある方や、もしかしたら日本人の常識かもしれないが、
善光寺は日本で仏教が分岐する前からあるので宗派が関係ないということ、
天台宗の大勧進と浄土宗の大本願のおふたりの住職がいらっしゃること、、
大本願が尼寺なので、あたりまえだがこのダブルヘッダーのうちのひとりが
女性だということは行くまで知らなかった。
資料館にはダライ・ラマとの交流の記念品などが飾られており
善光寺とチベットの結びつきが強いことがわかる。
チベット解放に心を寄せて長野五輪での会場提供を辞退したとのこと。
商店街をうろうろしているうちに、長野電鉄の権堂駅に着く。
歩き疲れたのでホテルまで2駅だが乗ってしまおうと思ったのが正解で、
改札のとこでなぜかエリンギとかおさしみワカメを売ってる。
そうそう、長野電鉄には旧日比谷線の車両が走っている。
長野電鉄の車両が元営団地下鉄日比谷線車両(3000系 通称:クジラ)を
払い下げたものだという記憶が蘇った。鉄子でもないのになんでそんなことを知っているかというと
数年前、綾瀬の車両基地見学でこのクジラに試乗したときに書いてあったのだ。
詳細をまったく覚えていないが、たしか男の約束的な紳士協定だったとのことで、良い話だった記憶。
なかなか収穫が大きかった長野電鉄。
夜は長野の駅のまわりをぶらぶら。二線路通り界隈に飲食店が軒を連ねている。
1軒目は「もみじ茶屋」さんで信濃サーモンの美味しさびびっくりし
馬刺しや山菜の天ぷらをいただきさくっと出る。
2軒目は、たまたま看板に面白い日本酒が出ていたので入った「べじた坊」さん。
地酒をがんがん飲んでたら酒好きだと思われたのか、
「Sogga Pere et Fils」というワイナリーが作っている日本酒を薦めていただいたのだが
これは本当に美味しくて感動する。つまみもボリュームがあって美味しかったし、是非また行きたいお店。
3軒目にホテルのバーで1杯飲んで終了。