Kyogen

毎年恒例、狂言「大藏会」の公演で国立能楽堂へ。
「大黒連歌」「武悪」「居杭」「小舞 通圓」「鬼の継子」「仁王」と
親しみやすい演目が並ぶ。

謡とか鼓とか、じっくり聴くと西洋音階とはまるで違うエスニックさだし
金糸銀糸の衣装や、鬼の面など中近東~アジアで見てきたものの流れが
はっきりと見えて、やっぱり日本人だし、いろいろ見たあとに
最後はここに還っていくのだろうなあと思った。

しかし、お参りしてたら大黒さまが降臨していろいろプレゼントくれたり(大黒連歌)
頭巾をかぶると姿がみえなくなる光学迷彩みたいな話は
秀吉も家康も利家も演じたという人気コンテンツだったらしいし(居杭)
子連れが鬼に襲われたと思ったら、鬼が妙にこどもをかわいがっちゃったり(鬼の継子)
仁王のふりしてお供えものをパクろうとしたり(仁王)
基本的に狂言ってボケっぱなしでツッコミが入らないのがいい。

「ツッコミ」というのも、あるとき発明されたものなのかもしれないな。

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