2011 プラハ

Prague 4

2011年8月20日
プラハ4日目。

朝市で蚤の市に出かける。最寄の地下鉄駅FlorencからB線で郊外に向かい
(といっても5駅ほどだが)Kolbenovaという駅で降りる。

いきなり数人の警官がセキュリティチェックをしている。
「パスポートかIDは?」と無愛想に言われたので
「パスポートはホテルに置いてきたし免許証があるけど
たぶん読めないと思いますが」と応えた。警官はしばし悩んで
「どこから?」と尋ねるので「日本。」と応えたら
「行ってよし」と言われた。日本すごい。日本人安全。
この蚤の市は大規模で、地元の人も観光客も多く集まるので
トラブルがあるのだろうか。外国人は尽く止められてたなあ。

さて、蚤の市だが入場料は20kc(100円くらい)が必要で
入るとだだっぴろい敷地にテントが出ている。

Market in Kolbenova
となりはまだ煉瓦の煙突が残る工場。

日用品から靴、洋服、CD、DVD、骨董、軍の払い下げ品、玩具などジャンルもさまざま。
とくにアンティークは掘り出し物が多くて、朝イチだというのに
本気で買い物してしまった。
目覚まし時計、ルーペとクリップが一体化している理化学系の道具、
かつて時計だったと思われる木製のガラクタを購入。しめて2000円ほど。
とくに木製の時計は、一度値段を聞いてから店の前を3往復くらいして
最後にしゃがみこんでしみじみと眺めていたら、店主が
「そんなに気になるならさらにまけてあげるよ…」というようなことを
もにょもにょっと言いつつ、じゃっかん可哀想な子を見る目で50kc下げてくれたので、
そこからさらに減額交渉してゲットした。(鬼)
まあ向こうはそれでも高く売ったと喜んでいるだろうし、
こちらも日本の骨董屋の1/30くらいの値段で買ったのでお互い幸せだ。

思わず大荷物になってしまったので、一度ホテルに戻って荷物を置いて
植物園Botanika Zahraに向かう。
こちらも外見はずいぶんこぢんまりしているのだが思ったよりも奥行があり
有料の温室はオウムやインコの展示や、サボテンのコレクションが
充実していて小さいながらもかなり良い植物園であった。

Botanika Zahra

Botanika Zahra
ラベンダーの植え込みには紋白蝶がたくさん飛んでいた。

帰り際、温室の受付にいるオウムが大騒ぎしているので
受付のお兄さんたちと笑いながら見ていたのだが
一向に落ち着かないのでお兄さんのひとりが外からまわりこんで
オウムをなだめていた。難しいお年頃なんだろうか。

Botanika Zahra

さて、昨日雷雨に見舞われて挫折したヴィシェフラド一帯が
温室から歩いていけそうな距離だというのがわかったので
(このへんはGoogleMapが大活躍だった)歩いて向かうことにした。
途中、地元民しか行かないようなピザ屋で腹ごなししつつ
巨大なピザとビールをいただく。オリーブとハムがどっさり
乗っていて釜焼きで美味しかったー。

ヴィシェフラドというのは7世紀ごろからあったと言われる城址だが
本当のところはさだかではない。
それでも最も古い建造物で12世紀頃のロマネスク様式の聖堂の一部がある。
一帯が公園のようになっていて、そこに建物が点在している
上野公園のようなところだった。

一番奥に位置するラスボス的な聖ペテロ聖パウロ教会。

Chram sv. Petra a Pavla

教会の内部はミュシャ的な壁画で飾られていて素晴らしい。素晴らしいのだが
柱のひとつひとつに描かれている王族や僧侶、村人などの絵は
静謐で思慮深いようにも見えるのだが、不思議と寂しそうだったり、
狡猾そうだったり、薄情そうだったり、何かに悩んでいるようにも見える。
ガイドブックには特に言及されていないが、なんか気になる。
こんなかんじ。

クラシックはほとんど聴かないくせに、一応ドボルザークの
お墓もお参りしておいた。
ところでドボルザークは現地語読みだと「ドヴォジャーク」という、
さらに勢いのある発音なのである。ちなみにミュシャは「ムハ」で
なんか力が抜ける。

Dvorak

教会の毎正時の鐘は「モルダウ」をはじめ、チェコの代表的な曲のメドレーだった。
ということは、それを奏でるためのすべての音階のカリヨンがあるってことだよな。
地味にすごい。

すっかり昨日のリベンジを果たし、すがすがしい気分で
あとはどうするかなあと思ったが、今日は調子がいいし、行ける時に行っておこうと思い
旧市街の「クレメンティヌム」という国立の図書館に行ってみることにした。
もとは16世紀の修道院からはじまって、おもに研究施設として
プラハ城に次ぐ複合施設となったらしい。今は国立の図書館なんだそうだ。

Klementinum

残念ながら期待していた天文塔と、神学書の図書館は修復中のため閉鎖中(涙)
鏡の間と言われる超バロックな部屋しか見ることができなかった。
バロック…いいんだけど、やりすぎてるのはかっこいいんだけど、
上品にまとまってるのはイマイチなんだよなーと思ってしまう。
好き嫌いの問題だけど。

全然関係ないのだが、ゴシック様式の建物を見るたびに
なんでゴスロリはゴシックなんだろう、と思うのだ。
様式から言うとゴシックというより、バロックロリータのほうが
しっくりくるような気がしてならないのだが。バロロリ。語感は悪い。

最後の最後でちょっと残念な結果になってしまったので
Tescoに行ってお土産のお菓子やチーズなどを購入。
本日の見学はこれにて終了。