2011 プラハ

Prague 3

2011年8月19日
プラハ3日目。

天気予報は雨。これは当たって、未明に雷の音で目が覚めた。
1時間もするとすっかり雨があがったので早朝6時半ごろに
カレル橋のほうまで行ってみる。平日の昼が嘘のように人がいない。
雨に洗われたひんやりした空気が川を渡って、本当に気持ちがよかった。

Charles Bridge

一度ホテルに戻り、朝食を食べてからプラハ城に向かう。
ガイドブックにあったように地下鉄でMalostranska駅で降り、
旧登城道を登るルートで行ったのだが、これだと裏口から入ることになる。

The Road to Castle
わりと無茶な人々。

裏口から入ったとはいえ、坂をのぼって門をくぐり、
聖ヴィート大聖堂の威容を見たときにはちょっと震えた。
城にはあまり興味がなかったのだが来て良かったよ。
本気のゴシック建築ってすごいのな。
ここんとこロマネスクかビザンチン様式ばっかりで、
パリのノートルダムを見たのもずいぶん昔なので
すっかりゴシックの実力を忘れていたのだが
実際見るとやっぱりすごいや。

St. Vitus's Cathedral

このあたりで再び雨。傘のない観光客のおばちゃんたちが、
ちゃっかり私の背後にくっついて私の傘に入っていたので
笑ってしまった。
「もうちょっと寄って一緒にはいりましょ」って言ったら
たいそう喜ばれた。これで少しは親日になってくれたまえよ。
(って、ベトナム人だと思われてるかもしれないけど。)
建物に入った瞬間すごい雷で、大聖堂の中で雷鳴を聴くという
ハリー・ポッターかゴシックホラーにありそうな貴重な体験をした。

St. Vitus's Cathedral

城の中には大聖堂のほかにも、旧修道院、王宮、火薬塔、美術館など
いくつもの施設があって、共通券で見ることができる。
ただし、高い方のチケットを買わないと見られない場所もあるので
注意されたし。

じっくり見れば丸1日かかってしまいそうだが急ぎ足で午前中で
ひとまわりして正門から出るかたちになった。
ちょうど正午の衛兵の交代式があるようで、ものすごい人だかり。
たまたま居合わせたので、せっかくなので見物してたら
行進だけは良い場所で見られた。
ブルーグレイの制服が爽やかでかわいい。

その後、ロレッタ教会を見ようと思ったのだが、
ちょうど昼休みにぶつかってしまい、先にストラホフ修道院を見ることに。
あまり期待していなかったのだが、現在は民族文学博物館になっていて
中世からの書物が保管されている美しい部屋が良かった。
廊下の飾り棚の中に標本が入っているのも、かなりぐっときた。
このへんの写真は、あらためてGalleryのほうに掲載したい。

天気も怪しいので今日はインドアで、と考えて
午後は博物館に時間を充てていたのだが、正面の階段をのぼったら、
「国立博物館はココだけじゃない!」というポスターが貼ってあって衝撃。
本丸がまさかの休館であった。
しかも全面改装のようで、むこう5年間は本館を閉めるらしい。
隣の新館の展示は驚きのしょぼさで切なくなる。

折しも雨が降り始めたので、雨の墓地もいいかもなあ、と思って
ヴィシェフラドに向かったのが運の尽きであった。
最初のうちは小雨だったものの、一番奥の大聖堂に近づくにつれて
ものすごい雷雨になり、しかも聖堂は午後お休みとのことで
(ほんとにツイてない)墓地に逃げ込んで、誰のだかわからない
豪華な屋根付きのお墓で雨宿りさせていただくことに。
なんだかすいません。
まあ、雨ならではの写真も撮れたのだが、大聖堂のこともあるし、
また出直そうと思ってとぼとぼ駅に戻った頃に雨があがってさらに凹む。

こういう日はおとなしくしているに限る、ということで一旦ホテルに戻り
シャワーを浴びて冷えた身体を温める。
夜はヴァーツラフ広場でお土産を見て(びっくりするほど買うものがないのだが)
もうすっかり道もおぼえつつある旧市街の広場まで歩き、
屋台でソーセージとビールを買って夕食とした。
どこの国でも屋台ってのは気質じゃなさそうな人がやってるもんなんだな。

8時過ぎの薄明るい空が美しい。
Old Town Square