Journal映画

the Garden of sinners

『空の境界』を観る。

もともとKalafinaというユニットをNHKのアニソン特集みたいな番組で知ったのだった。
Kalafinaはもともと『空の境界』の映画のためにプロデューサーの梶浦由記が組んだらしく
だからカラフィナというのか、ということに気づいたのは随分後で
(『空の境界』は「からのきょうかい」と読む)
同僚に借りて劇場版を観るに至ったのはその更に後になった。

肝心の映画の感想はといえば、1章から7章まであるものの
時間軸が前後して描かれているため、半分くらいまで見なければ全容が把握できない。
最初、どんな話かまったく知らずに見たのだが、背景のリアルさと
人物の二次元っぷりのギャップに違和感を覚え、さらに
「サイコでホラーでアクションだからなんでもアリなのか」と納得するまでに時間がかかった。

ストーリーは何を書いてもネタバレになりそうなので割愛するとして
美術が素晴らしい。
廃ビル、コロニアル様式の洋館、近代美術館工芸館、螺旋階段、人形、日本家屋
夕暮れの渋谷、病院、全寮制の女子高、教会、どれもとても美しく描かれていた。

一方で、自分が好きで十数年撮り続けていた風景は、
知らないうちに誰かから影響を受けたもので、
同じように影響を受けた人がとっくに消費してしまった風景なんだと。
わかっちゃいるけどどうにも切ない。

ここのところ、東京以外の地方や中近東や東欧の風景に気持ちがいってたのも
まだ見たことのない風景を撮ってみたいからかもしれない。

気持ちを切り替えて、新しい風景を探しに行こう。