2010 瀬戸内

okayama 3

鬼城山(鬼ノ城)

おにしろやま、きのじょうざん、と読む。

総社市にある国指定の史跡で、東アジアが戦争しまくっていた7世紀、
新羅とか百済とか高句麗とか(なつかしい!)、あの頃の古代遺跡が復元されている。
もちろん、本物の築城の跡も見られる。
現在復元されているのは、なんというか山の上に建ったコテージみたいなかんじで
日本の名城百選のうちのひとつらしいのだが迫力もなにもない。
ただ、壁にはりつけられた盾だかお守りだかの模様が
ずいぶんとエキゾチックで、中央アジアのもののようにも見えた。

いくつかの散策ルートがあったので、一番見所の多そうなコースを選んでスタート。
これがなかなか侮れない山道で、底がつるつるの、やる気のない靴で
歩き始めてしまったら、何度か怖い思いをした。

ところどころ、本気の崖があり、大きな岩が山からせり出している。
垂直に石が組まれているところがところどころあり、
それが要塞のあとなのだろう。東西南北の門の跡もあった。
叔父が崖を指さして
「その岩のさきっぽのところで、ふたりでタイタニックみたいなポーズして」
というポージング指導が…む、むり…。
一番楽しそうにポーズを決めまくっていたのは叔父であった。

山には山桜や躑躅、見慣れない草花がたくさん咲いている。
一所懸命名前を覚えたのだが、すぐに忘れてしまう。
(アオダマなんとかと、なんとかウンゼンツツジだったかな。)
躑躅がこんなに山に自生するというのを知らなかったので
山肌がマゼンダに染まるのを初めて見たのだった。
あとは羊歯の茂みからゼンマイもくるくる。
登山して写真を撮るというややシニアな趣味は解せないと思っていたが、
なるほど、季節によって小さな発見があって面白いものなのだな。