Journal映画

in the coffin


2004年2月の山形の雪。
週末、銀座で滝田洋二郎監督「おくりびと」の凱旋上演を観る。
「すごい佳作」という印象。
うるうると泣き笑いながら観たが、一生忘れないような、たとえば
エミル・クストリツァの『アンダーグラウンド』や
レオス・カラックスの『ポーラX』のような魂に迫る映画、というわけでもない。
テーマが重い分、コミカルな演出があってその配分は良かったが
白鳥が飛ぶシーンだの鮭が川を昇るシーンだの
ちょっといらんと思われるベタなシーンも目立ってしまった。
米アカデミーにもノミネートされたらしいが、ちょっと難しいかもな。
山崎努は助演男優賞がもらえるかもしれないが。(外国映画部門にあるのか不明)
あと広末涼子、もともと口角があがっている顔なので
泣いてるのか笑ってるのか微妙すぎた・・・
さすがに本木と夫婦っていう設定にも無理があるな。
深津絵里くらいだったらよかったかもしれない。
このテーマで黒沢清や是枝裕和が撮ったらどんなかんじになるのか観てみたい。
本木が元チェリストという設定なのだが、
久石譲のチェロのためのテーマが良かった。
(1小節目のアルペジオがすでに久石節。)
http://www.okuribito.jp/dynamics/index.html
ちなみに、私のチェロの先生が、本木の演奏指導をしたそうで。
最後、ロールテロップに名前が出てきて
それが一番感動したかも。
意外にも近くに関係者がいてびっくり。