Siem Riap-Hanoi-Tokyo

2009年1月2日
カンボジア4日目。
午前中はトンレサプ湖へ。
この湖は東南アジア最大で、雨季と乾季で大きさが3倍も変わるため
「伸縮する湖」と呼ばれている。なんでも最大時は琵琶湖の30倍(!)だとか。
このまわりで生活する人は300万人とも言われる。
船上で生活する人々を見る。沿岸には、高床式、といっても5mくらいの
竹の足場のうえに、小屋がちょこんと乗っているだけの家々が並ぶ。
台風も地震もないから平気なのだそうだ。
「でも、強い風が吹いたらどうするの?」とガイドさんに聞くと
「うーん、大丈夫ですね。でもみんなちょっと心配します。」
だそうです。
そうですか。

途中、浮き桟橋みたいな土産物屋でワニ釣りを見た。
韓国の団体さんむけに、竿の先にナマズをつけてワニを釣るのだが
韓国人のおじさんのテンションの高さに日本人はひるんでいた。
ワニに喰いちぎられたナマズの返り血をあびてる人がいた。ハードや…
船上生活をしている人は主に漁業で生計を立てているらしいが
本当に巨大な町のようで、学校も寺も、教会もある。
湖上の体育館でバスケをしている高校生もいた。
たらいに乗って遊ぶこども。
片手にはウナギのようなもの持ってました。

ニシキヘビ?をケージから出してみせてくれた女の子。
なんの主張もなく、いきなり蛇を首にまいて
ぼーっと立ってたからびっくりしたよ。

その後オールドマーケットで買い物。
ここは浅草の仲見世のようなかんじ。
あるいはイスタンブールのグランドバザールのようなかんじ。
ほとんどが観光客向けの店舗だが、一部現地の人の市場もある。
土産はベトナムやタイのものもまじっていて、
デザインももっさりしているので余り買う気もおきずスルー。
カンボジアのお土産といえば、胡椒と
「クロマ」と呼ばれる木綿手ぬぐいくらいか。
このクロマは、首に巻いたり、頭に巻いて日よけにしたり
腰に巻いたり手を拭いたりと、いろいろ使えるべんりな布らしい。

ランチのあと、レストランからぷらぷらとオールドマーケットまで戻る。
途中ものすごい極彩色の寺に。仏陀の一生がレリーフで描かれているのだが
あまりにプアなデッサン力と、ポップな色使いだったので「キッチュ寺」と命名。


またオールドマーケットに戻り、地元民用のエリアを見る。
頭落とされた魚が地面に並べられててすごい。
ニワトリの足が亡霊の手のようになってます。↓

コロニアル風の素敵なカフェ「Le Grand Cafe」で休憩。
天井の扇風機がカラカラと廻り、風が気持ちよくてまったりした。

トクトクでホテルまで戻り、出発まで少し時間があったので
ホテルのスパでアロママッサージを。
1時間10~15$。安すぎて申し訳ない。
そう思ったらチップでも渡せばよかったのかもしれないが
カンボジアはあまりチップの習慣がないみたいで渡しそびれた。
シェムリアプ空港からハノイ経由で岐路へ。
ハノイはホーチミンと全然違って、空港もいけてないし、しょぼくて寒い…
ものすごく「北」なかんじがする。
行ったことはないが、中国の地方の空港とか、ロシアの国営の空港とかは
こんなかんじなんだろう。なんていうのかな
ユ ー モ ア の か け ら も な い
というか。
そんなうらさびれた空港で飛行機は2時間のディレイ・・・
ヴェトナム航空から毛布を借りて、ガクブルしながら飛行機を待った。
さっぶいファミレスであったかいお茶を頼んだら冷たいのが出てくるし。
とはいえ、ハノイからだと、成田までたったの5時間。
カンボジアへはソウルから直行便が出ているので
ソウル経由のほうがいいかもしれない。
これから行く人は、ご参考までに。
ということで、今回のヴェトナム~カンボジア旅行記はこれにて終了。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。