Siem Riap 2

2008年12月31日
カンボジア シェムシアップ
朝観光バスでアンコールトムへ。
チケットコントロールで3日間通し券を作る。
作る、というのは顔写真をデジカメで撮影して
それを入場券にプリントし、この世で1枚の入場券にするからだ。
のんびりとしてカンボジアで、このシステマチックな流れ作業が
あまりにスピーディーでおどろいた。
入場料は$40と、現地の人の月収より高いんじゃないかという金額だが
それでも一向に遺跡の修復が進まないのは
政治が腐敗しているからだ、とサイバラが本で書いてたな。
まずはアンコール・トム。「大きな都市」という意味らしい。
外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっているが
今回は南大門から入った。
参道の両脇に阿修羅と神様が蛇(ナーガ)を持って大きな仏頭がならび、
神様たちは、みんな微妙に笑顔でかわいい。

東西南北の四面菩薩の岩は、Never Ending Storyの岩男を思い出させる。


ヒンドゥー寺院の「バプーオン」
象の列のレリーフに飾られた「象のテラス」と
ガルーダに飾られた「ライ王のテラス」などを徒歩でめぐる。
中はかなり広い。
ランチの後、今回の旅行のメインであるアンコール・ワットへ。
お堀の中央の道からアンコールワットの寺院郡をながめると
やはりすごい迫力なのだ。
これが密林に埋まっていた頃を想像すると本当に幻想的だと思う。
回廊のレリーフを見ていく。
ヒンドゥーのラーマヤナ物語がベースになっているそうだが
未読なので、ガイドさんのたどたどしい説明を聞き流しつつ
人のいない瞬間を見計らって写真を撮っていた。

夕方には一瞬晴れて、アンコールワットに美しい日差しが。
ガイドさんが「王様の軍隊」と呼んでいた人々の清潔そうな軍服が印象的。

たっぷり見学してから軽くプノンパゲンの山登りして
サンセットをみるという話だったが、曇りでアウト。
すげー高いとこまで50度くらいの傾斜の階段を登ったのに…
山を象で登るブルジョワたちもいた。いいなあ。

ホテルに戻り、すぐにガラパーティー。
ガラパーティーがあるのをすっかり忘れてて、パーティーに着るようなドレスを
持ってくるの忘れた~と思ったが、さすがエコノミーホテルなだけあって
皆、平伏だったのでセーフ。
どうしてもなかんじだったらアオザイを着ようかと思っていたが、
アンコールワットを観光中にガイドさんに
隣国の話(タイとベトナム)を聞いたら、あまり対外感情がよくないらしく
それもあってアオザイは中止にした。