I氏と熊野詣。
朝、羽田空港から南紀白浜空港へ。
前回、和歌山を訪れたときは名古屋で南海ビューに乗り損ねて
名古屋から近鉄と紀勢本線の各駅を乗り継いで
7,8時間かかったのだった。
それを思うと、1時間で和歌山まで着いてしまっていいんだろうか、
という気分になる。
空港からはレンタカー。クリーム色のMarchだった。かわいい。
山側の道を通り、奈良との県境を目指す。
途中、熊野古道のハイライト、中辺路を通ったので
ちょっと車を降りて歩いてみる。
け、けわしい…
有名な牛馬童子は、ニュースでもやっていたとおり破壊されたままだった。
心無い人に壊されてしまった、という看板があったが
これはなんとなく偶発的な事故を言うに言えずに
あわあわと隠してしまったような、そんなかんじがする。
ブルーシートにくるまれたブツを見つつ、かなしい気持ちになった。
この日の宿は和歌山の熊野、川湯温泉というところに取ったのだが
そこは一度スルーして、奈良県の戸津川村に入る。
ここには「熊野三山の奥の宮」ともいわれる玉置神社がある。
ヘアピンカーヴの続く山道に酔いつつ、たどりついた駐車場から
さらに山を20分ほどかけて下ってゆく。
玉置という名前のとおり、もともとのご神体は
まあるい石だったらしく、山頂ちかくには
まあるい石をおまつりしている一角もあった。
重要文化財の襖絵が並ぶ社務所は
お茶が飲めるところもあり、なんともゆるい場所だ。
詞を謡いつつ神社の扉を閉めてゆく宮司。
なんとも格調高く、神秘的ですらあったのだが
さっさとYシャツに着替えて御札売ってたらしいw
I氏はご朱印帳を購入。
これから果てしないスタンプラリーがはじまるのであった。