kimono generation


近所に用があったのだが、天気も悪くなんだか億劫で、
せめてと思い、浴衣を着てへろへろと出かけた。
せまい路地で、着物を着たおじょうさん4人とすれ違う。
一瞬、着物率100%の路地。
まるでネパール。
(ネパールでは女性はみんなサリーを着ているそうです)
しかし、着物の集団って、無駄に迫力出るのな。
自分が着てると気にならないのだが
はたから見てるとやっぱり凄い。見ちゃう。
おじさんは、おおむね高評価。
若い人は無関心。
外国人観光客は大喜び。
一番厳しい視線を送ってくるのが50代~60代のおばさん。
すれ違って、5歩歩いたら絶対に振り向いて帯をチェックする。(絶対!)
50代~60代ってのは、いちばん着物から遠いのだ。
着物といえばお茶かお花か、という訪問着の世界だし
そもそも着付けができない人も多い。
それでも心のどこかでは日本人としては着られてあたりまえ、という
オブセッションがあるんじゃないかしら。
それを20代~30代が軽々とカジュアルに着ていて
彼女たちにとっては、なんだか面白くないのだろうと思う。
逆に70代~は、着物を普通に着ていた世代なので
カジュアルな着物を受け入れやすいのか、
わりと生温かく見守ってくれる人が多い。