bon weekend


Kさまが金魚を買うというので、皆でわらわらと付いてゆく。
銘仙あり、しじらあり、浴衣あり、相変わらず四者四様であったが
わたしの黒地の麻の浴衣に白x赤x黒の芥子柄の帯は
一様に皆に「 強 そ う 。 」と言われる。
もう、かわいさとか目指さないからいい・・・・・・・・・。
本郷に350年続く由緒正しき金魚屋「金魚坂」へ。
カフェを併設しているというので、どんなものかと思っていたが
以外にも質実剛健な淡水魚屋というかんじ。
坂下のほうには生簀があり、金魚すくいの小さな金魚や
メダカがうじゃうじゃ泳いでおり、坂上のほうには
水槽に蝶尾、琉金、らんちう、おらんだ獅子頭など
一頭数万円のお宝が泳いでいる。
ひらひら、ゆらゆらしていて本当になごむ~。
じっくり金魚を見てから、カフェで名物・黒カレーを食べ
(メニューに「刺身定食」があるのが乾いた笑いを誘う。)
中国茶をいただく。お茶は、おかわりもついていて美味しい。
東大正門から弥生門をめざし静かな緑深い構内を散歩しつつ、
弥生美術館へ。
竹久夢二、高畠華宵などの作品をまったり見る。
夢二は、あんなにロマンチックでかわいらしく、女たらしで本人もスカしているのに
本名は「もじろう」というのだそうで。
もじろう・・・・プッ(失笑
ふたたび金魚坂に戻り、Kさまは桜錦をおむかえ。
そのまま湯島の居酒屋へ。
乾いた喉を麦酒で潤しつつ、ひたすら飲んで食べて
女子的休日を満喫したのであった。