tour de tokyo



友人と5人で東京観光。
あいにくの雨だったが、それも午にはあがって、曇りに。
ひさびさに日暮里から京成に乗って、高砂へ行く。
高砂から単線(!)金町線で柴又。
ふだん、地下鉄と山手線しか乗らないので
「特急」に乗るのは未だにビビる。
だってちょっと寝たすきに、成田空港まで行っちゃうかもしれないじゃない。
まずは柴又の「やぶ忠」さんへ。
つまみを食べつつ、昼間から酒。
すばらしい。
ここのそばがきは巨大な化石のようなんだ。
ポン酢で食べる刺身蒟蒻が夏らしくて美味しかった。
それから、帝釈天の参道をひやかしつつ、お参り。
女子3名は着物部なので、悪天候にもめげず和装。
柴又というイメージがそうさせるのか、申し合わせたように縞であった。
ゆるりと着たしじらに博多献上を合わせたSさんと
綺麗な藤色の縞に麻ノ葉の帯ではんなりとした印象のYさんと
インドの山岳民族みたいな縞にデコデコしい帯(どうしたいのかよくわからない)あたしと
三者三様であった。
若い女子が着物なのが珍しいのか、地方から観光バスで来たと思われる
おじいさんたちが、もんのすごい望遠レンズで遠くから写真を撮っていた。
50mくらい離れたところからレンズを向けられると狙撃の気配がする…!
(あとから、SさんとYさんにはちゃんと声がけして撮ってたのが微笑ましい)
帝釈天は、彫刻館の入場券を買うと、昭和初期に作られた
帝釈堂の壁の彫刻と、大客殿、庭園を見ることができる。
あの立体感というのは日光の東照宮を彷彿とさせるが
やはりずっと感覚が現代的だ。ルネサンス的っつうか。
びっくりしたのが絵馬に描かれた帝釈天。
これ、ジョニー・デップでしょ。

思いのほか立派な回廊をまわって、庭を堪能し
すっかり満足して参道でお土産を買い、近所の山本亭へ。
資産家の邸宅を葛飾区が買い取ったもので
和洋折衷の母屋と、全国一に輝いた庭園があり
こちらのほうが立派な鯉が泳いでいらっしゃる。
庭を臨む畳の広間でくつろぎつつ、お抹茶とお菓子をいただき
すっかり満足。
そしてまた一行は、昼間の酒も抜けきらないうちに
(蕎麦も消化しないうちに)金町で飲むのであった…。