日曜
yさん企画の着物部スペシャル「着付け教室」を拙宅で開催。
着付けをちゃんと習ったことのあるkさんを講師としてお迎えする。
うちのリビングで、ああでもない、こうでもない、暑い、汗かいた
腕が痛い、ねじれた、まがった、落ちた、ずれた、
右か左かわかんなくなった(それはわたしだけだ)
などと言いつつ、長着の着付けと、帯結び(お太鼓)を習う。
kさん以外は本などを見つつ自分で研究して着ている人ばかりだったので、
実際に教わると「おおお、そういうことなのか!」と
肚に落ちるものであった。
もともとお太鼓というのは、自分で見ながらできないぶん
難しい帯結びだということだった。たしかに、帯の長さが
身体にあってないと、なかなか綺麗に始末できないし
自分の真後ろを自分で見ることはできないので難しい。
なんとかみんなで着付けて、谷中散歩。
着物初心者とは思えない渋い茶の縞に松の帯、紅い帯揚げが
なんとも色っぽいhさん。
重い花柄に儒子の黒帯を締めて、ゆるく艶っぽく着こなすsさん。
「ポリの着物に長傘持って出かけると雨が止む」という
微妙なジンクスをもって、見事雨を止ませたyさんは
赤の縞と躑躅の帯が5月らしくて軽やか。
講師のkさんは、藍の長着に更紗の帯で凛としたかんじ。
あたしは「チェス」という名前の角通小紋(眼が痛い)に、薔薇の帯。
さすがに女五人で着物で歩くと目立つようで
観光旅行中の外国人の方々に写真撮られたんだが
「このキモノガールたちは、 か な り 特 殊 な 部 類 だかんね!」
と、教えてさしあげたい…。
前回の柴又では三人三様だなあと驚いていたが、
今度は五人いてもまったく全員違うセンスで驚愕だった。
ノーブランドなぶん、洋服よりも個性が出るなあ。
谷根千界隈の古着物屋やら、イリアスさん、丁子屋さんで手ぬぐいなどを見て
根津神社でお参り。その後はNOMADでビール飲んで
はん亭で串をつまんで(揚げたてが出てきて幸せ!)、
谷根千の異次元路地をそぞろ歩く。
その後、千駄木で2軒目へなだれ込み、さらにだらだら飲む。
満腹。眼福。