Journal読書

in fear


駅から眺めた空。
あまりに複雑な色だったので。
もっと夕焼けが見たくて、カメラをかまえたまま
墓地のわき道を、ふらふらと怪しい動きで入っていったので、
わたしの姿を見た人はかなり怖かったと思われる。
あまり人の通らない土の道はふかふかしていて、
突然足元が凹んだりする。
「ひゃあ」と情けない声をあげたりしていたので
その声を聴いてしまった人はかなり怖かったと思われる。
卒塔婆が入らないように墓地の奥の奥まで入り込んだら
行き止まりになっていて、いつもの抜け道が見つからない。
小学生の頃は、この広大な墓地で道に迷って途方に暮れて
電車の音の聞こえるほうまで半泣きで歩いたりしたものだなあ。
今でも怖いんだから、あのころの自分は
もう絶望的な心境だったに違いない。
かわいそうに。
有栖川有栖 『女王国の城』 あとちょっとで読了。
とうとう「読者への挑戦」まできてしまった。
もうちょっとでこの小説が終わってしまうのが悲しい。
この小説、主人公たちが「城」と「村」に閉じ込められて出られない
所謂”closed circle”ものなのだが(カフカの『城』も引用される)
小学生のころの、迷子になって出られないあのかんじを思い出してしまった。

in fear” への2件のフィードバック

  1. ス…
    スゲェ…
    ぁぁあ好きだぁあ
    僕も一応は創作に関わる者なので、
    かなりダメージくらいました…
    地団駄ふみました。笑

  2. >遊さん
    おおお、ありがとうございます…
    空はほんとに計り知れないです。
    その場でカメラ持ってることが重要なのです。
    写真と音楽って全然違うようで
    でも、その場でいちばんいいポイントを選んで
    それを作品にしていくっていうところで
    似てるなあと思います。
    遊さんの音楽も楽しみにしておりますね。

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