2007 シチリア

Sicilia: Siracusa

カルタジローネからシラクーサ Siracusaへ。
シラクーサの旧市街はオルティジア島 Isola Ortigiaという出島のようなところにある。
シラクーサという名前も、なんとなく頭の中で「白草」と変換してしまう
温泉地みたいな名前だ。
途中、車が出島の直前で止まってしまった。
おろおろと事務所に電話する運転手に「何か問題でも?」ときくと
「禁止」だという。
察するに、大型の車は入れないという情報が
島の入り口に書いてあったらしい。
「ここからタクシーで島に入らないとだめかも…」と言うので
まさかそんなことはあるまい、と思っていたら
案の定、運転手の勘違いで、車は別ルートでホテル近くの広場まで入ることができた。
あー、びっくりした。
今回宿泊するHotel Romaは、まだ新しいホテルで
内装はアールヌーヴォー風でかわいい。ホテルマンは英語が堪能だし
アメニティも凄く洗練されていて、これからシラクーサに泊まる人には
是非お薦めしたい。

夕方、ホテルのすぐ裏にある大聖堂へ行く。
大聖堂の地下には巨大な空間があり、戦時中は防空壕としても使われていたそうだ。
当時をしのぶ資料が展示されていて、ちょっと寒い雰囲気だったが
唐突に人工滝に変な女神像が投影されているアート作品?があったりして意味不明。
(写真に映ったぼやけた像を見て、b様は「心霊写真だ!」と興奮していた。
残念ながら仕込みです。)
広大な地下通路を抜けるとイオニア海をのぞむ港に出る。
ちょうど日が沈むときで、空の色が刻々と変化して美しい。
地中海の海は、なぜだか日本の太平洋とも日本海とも違う色になる。
公園の小鳥が狂ったように啼いていた。
海べりには泉があって、もう暗くなるというのに透明度がわかるくらい
きれいな水が湧き出していた。

シラクーサは夜が素晴らしい。
レトロな街灯が、どんなちいさな路地にも等間隔に設置されていて
ちょっと黄色がかった光で道を照らしている。
東京の下町のように、道には植木が置いてあり
犬が寝ていて、人々がふらふらと歩いている。
朝になったらきっと壁の落書きや、道端のゴミも見えてしまうんだろう。
でも、夜は美しい。


海べりの遊歩道に軒を連ねるピザ屋で夕食。
シチリアに来て、初めてピザにありつけた。
日本でもなじみのある「カプリチョーザ(気まぐれ)」は
サラミやドライトマトやオリーブが乗っていて美味しかった!