2007 シチリア

Sicilia: Palermo-Monreale-Agrigent

9/17
朝、パレルモを発つ。
ドライバーはまったく英語が話せない、というのを
ホテルのフロントの人が通訳してくれた。
そのくらいの英語は覚えて欲しいが
かなり年配ベテランドライバーだったのでしょうがないか…
とりあえず「渋滞だ!」と言っているのはわかったので
「イタリア!車!多い!」くらいはイタリア語で言ってみた。
通じた。
アグリジェントに向かう途中に、モンレアーレという山の上の町に寄る。
ここの大聖堂Duomoはものすごく立派で、天井までびっしり描かれたフレスコ画が圧巻。
旧約聖書の物語かな。アダムとイヴがいる。
12枚の翼の天使が乱舞する天井は
キリスト教徒じゃなくてもひれふしたくなる。
エヴァンゲリヲンに出てくる使途みたいなので…

礼拝堂の隅で、テラスに上がるチケットを売っていたので購入し
細くて暗い階段をのぼってゆく。
一気に視界が開け、回廊を持つ中庭や、モンレアーレの町や
遠くの山々や、大聖堂の屋根のレリーフなどが
一度に視界に入ってきて素晴らしかった。
宝物庫も別料金だったが、こちらは
下品なほど過剰に飾り立てられたバロック様式の礼拝堂から
宝物庫へ入る。中には聖人と骸骨が対になった祭壇や
豪華装丁なんてもんじゃない金箔フルカラーの写本や
聖人の遺骨が瀟洒な瓶に入れられて飾られていた。
澁澤龍彦的というかなんというか…

よくみると、猪木じゃん。

回廊は、素朴なもの、モザイクがはめこまれたもの
螺旋のものなど、さまざまな様式の柱が並ぶ美しいもので
NYのクロイスターズに移築されたものとよく似ている。
(あれはたしかスペインの廃院だった)

柱には、ロマネスク様式のレリーフがあり
どれもちょっとユーモラスでかわいい。
天使に押されて困ってる人。

Duomoを出て、「キリストの壁画」というのが有名な教会に行く。
道行く人に道を聞きながら行ったものの
教会は閉まっている。
しょぼーんとして教会を見上げると、壁面に
巨大なポスターのようにキリストのモザイクが描かれていた。
ここまで堂々と白昼に晒されていると、ありがたみがないなあ。(贅沢な。)
サッカーをして遊んでた子。
「教会は閉まってるよ!」って教えてくれた。

モンレアーレからアグリジェントまでは100kmほど。
高速を飛ばしていく。
ベテランドライバーは非常に安全運転で法定速度で走っている。
車も良いし(ベンツのバンだった)、道も整備されているのがちょっと意外。
途中、PAのようなところでトイレ休憩。
併設されたカッフェも、バーのような内装でいい雰囲気。
最初に食券を買って、カウンターの中にいる係に渡し
ピザや飲み物を受け取るシステムになっている。
エスプレッソは目の前で淹れてくれて、0.7ユーロ。
唯一日本より安いなあと思ったのが、この美味しい珈琲だ。
アグリジェントにつづく。

Sicilia: Palermo-Monreale-Agrigent” への2件のフィードバック

  1. いつも感じるけどまいさんの旅日記は
    さりげない細部の連続が、全体で、なんとなく
    自分も行ってみたいなぁと思わせる旅情が炸裂してます。
    クロイスターズにそっくりな回廊の2重柱の意匠、1つおきに違うのか?
    みんな微妙に違うのか? グリコの棒菓子を思い出しました。

  2. >れざさん
    旅行記って、細部をすべてを書ききっても読んでる人はつまんないんじゃないかなあ、と思うのですよね。
    それよりは日本とちがうところとか
    自分が面白いなあと思ったとこだけ書くようにしました。
    (なので昔の旅行記は冗長に感じてしまってしばらくcloseです。)

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