study room


なんで理科室に憧れるんだろう。
あたしが理系に関してほんとうにバカだからかもしれないが
試薬瓶とかフラスコとか濾過器だとか
使うアテもないくせに欲しいと思ってしまう。
祖父が硝子の理化学実験器具を造る職人だったもんで
唯一の形見(というか、死後、勝手にもらってきた)は
「STANDERD LABORATORY GLASSWARE」という
理化学実験用品の目録だし、
祖父母の家には、某テロ事件のときにテレビに映っていた
巨大な集気瓶が金魚鉢として使われてたりしていたから
そんな影響もあるのかもしれない。
国立科学博物館へ行くと、それこそ1世紀前くらいの
試薬瓶なんかが展示してあって、透明度の落ちた硝子や
朽ちたラベルにコレクター魂が震えるのだった。
だからって、こういうものが似合う部屋でもないので
(知っている人は知っている、女子にあるまじき事務所のような部屋…)
本気で模様替えを考えてみる。
厚みのあるスライド式の書棚を処分して、壁一面を書棚にしたい。
真っ白なチェストも、もっと落ち着いた色にしたい。
なんて考えているときが一番楽しい。