Journal映画

Doppelgänger

黒沢清監督 『ドッペルゲンガー』

ポスターが怖かったので、またホラーかサスペンスかと思っていたんだが
ユーモラスな話で、ラストもなんだか妙に爽やかで良かった。
特典映像でメイキングが収録されていたのだが
特撮技術もさることながら、ブルーバックでモニタを見ながら
相手役もいない状況で演じる役所広司が神。
当初から「何かを運ぶ」というイメージがあったそうで
怪しい機械を運ぶ道中での追いかけっこや、ドサクサで
誰が一番悪いやつなのかわからなくなっていくところが面白い。
黒沢清と篠崎誠のロングインタビューや対談も収録されていて
特典映像だけでも見る価値ありかも。
当初、役所広司を悪役にした物語、として考えていたのが
「狂ったムツゴ○ウ先生」というネタらしく
そっちのほうも是非観たい気がする…
並行して、著書『映像のカリスマ』(エクスナレッジ発行)も読む。
なんというか、映画作るのって本当に面倒な人間関係や
雑用をいかに細く長く続けられるかにかかっているようで、
それは自分が学生時代にシネマ研究会に入らなかった
ひとつの理由でもあるのだけれど、それを凌駕する
面白さみたいなのが描かれていて、あたしも1本くらい
映画制作に関わっておけば良かったかも、と今更ながらに思った。
考えてみれば、面倒くさい人間関係や雑用なんて
どんな仕事だってつきまとうものじゃないか。
写真部とシネ研は部室も一緒で、機会はいくらでもあったのになあ。

Doppelgänger” への2件のフィードバック

  1. 「ドッペル…」かなり楽しいですよね。
    はじめの方は「来るのか?今回もクるのか?」と
    怯えつつ見てたけど、中盤から予想したのと違うものが来た(笑)。
    脱力系ホラー?
    私は「回路」、画面に向かって謝っちゃうくらい
    コワかったけど、平気な人は案外平気なのかも(「降霊」もそうかも)。

  2. たしかに脱力系ですねー。
    永作博美が意外に良くてびっくりしました。かわいいなー。
    「回路」れざさんの感想を聞いて
    借りたものの見られずにいます。
    ううう、怖いよー。

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