Journal読書

mistery tour


火村助教授強化月間ということで
有栖川有栖 『ダリの繭』(角川文庫)読了。
買って売った本を、高槻の書店で買いなおしてしまった。
(京都周辺にある大垣書店、セレクトが良い。)
ごく一部のデティールを除いて、完全に内容を忘れていたので
初読の時のような新鮮な気分。
基本、推理小説はそんなかんじで肩肘張らずに読むので
何度でも楽しめる。
やっぱり火村シリーズは、探偵と助手との軽妙な会話がよいな。
風呂の中で有栖川有栖 『暗い宿』(角川文庫)再読。
旅と宿をテーマにした短編集で、旅好き、ホテル好きとしては
なかなかお気に入りの一冊。
そういえば、先々週であったか、超繁忙期の京都は
出張だというのにホテルがとれなかった。
やっとの思いで見つけた「あづまや」という古ーい旅館は、
この小説に出てきそうな、昭和のかほり高い旅館であったことよ…
なにも人がばんばか殺される話を、好きこのんで読まんでも
よろしかろう、と思われるかもしれないが
島田荘司と綾辻行人らを代表する「新・本格推理」の作家たちは、
どれもエラリー・クィーンやヴァン・ダインなど海外の作家だけでなく
江戸川乱歩、中井英夫、小栗虫太郎、夢野久作、
泉鏡花、久生十蘭、澁澤龍彦などなど
「一部の巷でおなじみ」の幻想小説の影響を多分に受けている。
ペダンティックで、黒くて、絢爛豪華な「装置」が良いのだ。