wakuraba

神保町の路地で、まるでマグリットのような空を見た。

日曜、現代美術館で大竹伸朗の展示を見る。
この人の作品は、ピンではさほど力がないが
塊としての力があるので、あのグロテスクなまでの飾り方は
非常に優れた展示方法だったと思うのだが、
ものには限度ってものがあるよね?というくらいの
ボリュームで見終わった後ぐったりした。
息をするように作品を作っているんだろうな。
初期のコラージュ作品以外は集中力が切れて
あまりじっくりと見られなかった。無念。
展示会場でばったりと大学の時の同級生、ゆうこさんに遇う。
実に8年ぶり。お互い変わってないね、と言って笑った。
あたしは「偶然遇う」とか「偶然繋がっている」性質を持っている。
出かければ、場所を選ばず、かなりの確率でばったり人と遇うし
(スペインの宮殿やパリの路地ですら)
飲めば、全然関係のないところから
実は彼女の後輩だったとか、その店の主人は同級生だとか
彼は先輩だったとか、昔その会社に勤めてましたとか
そんな話が出てくる。
この力、なにかの役に立たないかなあ。