Journal読書

after dark

村上春樹『アフターダーク』(講談社)
深夜のデニーズも、セブンイレブンも、スガシカオの「バクダン・ジュース」(生タイプが好き)もスタジオで練習してるミュージシャンも、ワスプみたいなサラリーマンも、ラブホテルでの暴行事件も、何かから逃げている女も、何かを追う男も、東京に住む私にとってはリアルだ。
新宿や渋谷の夜には数え切れないくらい存在している。
そんなリアルが完成していないパズルのピースのように
散らばっているのに、TVモニターを見ている「視点」が
眠る女を捕らえているせいで、抽象世界に引き戻される。
実験小説だ、と友人は言っていた。
果たして何を実験しているのか解せないまま読了。
小説のなかで映像作品を展開しようとしているのか?
ゆっくり歩け、そしてたくさん水を飲め。は
たしかに名言だと思うけれど。