フリーダ・カーリョ

土曜出勤をしてへろへろになって
この一日の垢を落とそうと思い立ち
銀座のシネスイッチにて『フリーダ』を見る。

半身不随のシュルレアリスト、女性画家の
フリーダカーリョの半生を描いた映画で
常に痛みを伴いながら生きている女を
抜けるようにあっけらかんと、極彩色で描いていて
胸のすくような映画であった。
メキシコの色彩、
民族衣装、

サボテンの植えられたスペイン風の中庭、
洗濯物で遊ぶ猿
教会の壁画、
うごきだす骸骨、
脚の間から流れる血、
燃えながら空を昇っていくベッド…