墓石と猫と猫じゃらし

世の中には猫を写した写真が何千何万とあり
どれもそれなりなので、猫を被写体にするのは
なんというか、こう、負けた気分になる。
しかし、負け犬気分になっている人間に
シャッターを切らせるのが猫の魔性。
帰り道に大きな墓石のところでまどろんでいた子は
どうみても「センター分けした髪形の人」である。
思わず撮ってしまった。

近所のバーで、つきだしの皿にねこじゃらしが挿してあったが
こういうところから頂戴してきたのだろうか…