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梔子色のスフィンクス猫

谷中の桜並木には個人の墓としてはあまりに規模が
でかすぎるような…という遠近感を無視した墓石が多い。
それぞれの碑には、それぞれの猫がいる。
この巨石の足元には、いつもは黒白のウシのような猫が
いるはずなのだが、今日はこの子がいた。
耳がパピヨンのようにとがっていて、眼は切れ長。
梔子の色をしている。
まるでスフィンクスのような凛とした姿勢のまま眠っている。