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魔境

希琳ちゃんとDavidが大阪から遊びに来たので
東京下町案内する。
谷中の並木道を抜け、三崎坂の「乱歩°」にて休憩。
それから拙宅でまいママ作のパスタと巨峰をもりもり食べ
さらに散策に出かける。
言問通りの古道具屋を通り、芸大の前を通り、公園を抜けて
不忍池でまたひとやすみ。そして地下鉄で浅草に向かう。
浅草ではサンバカーニバルが盛り上がりをみせていて
いきなり凄い人(しかも攻撃力の高い中年女性がやたらたくさんいた)
上野までですでに歩きつかれたので
浅草で唯一、深夜まで営業しているカフェバアにいき
とにかくだらりだらりとおしゃべりをする。
希琳ちゃんは年に数回しか会わないというのに、会うとなると
いつもこんな調子だ。ゆるい時間が過ごせる友人は貴重。
今回、はじめて会ったDavidも礼儀正しくて
ものごとをはっきりと言う素敵な人だった。
(しかし、かなり英語勉強しなおさないと映画にしろ本にしろ音楽にしろ
思想的な話まではできんなんだ。精進します。)
それから裏道を抜け、花やしきの近くの不思議な路地を探検する。
藤棚に覆われた路地で、生い茂った葉と、道に置かれている
植物たちのせいで、夕方まだ明るいというのに
なんだか鬱蒼とした雰囲気だ。
何軒かの小さな飲み屋が軒を連ねていて
道にはいすと机を出し、おばちゃんたちがおでんや
スジの煮込みを売っている。
そしてぞろぞろと現れる猫たち…なんだか猫町にまよいこんだみたいだ。

蔦に覆われた大きなビルはなにかと思って窓からのぞくと
そこには全裸のおっさん達が…
「浅草観音温泉」

って、知らなかったよこんなところに、お、おおお温泉があるなんて!
しかも」「唄と踊りで今日も楽しく!」ってどういうこと?
しかも何故に男子脱衣所の窓を開け放しておくか…
私と希琳ちゃんは中央ベンチにあぐらをかいて座っていた
全裸のおっさんと確実に、確実に、目が合った。
合掌。
ふたりを地下鉄の駅に送り届けてからは
恋人と浅草をゆるゆると歩く。7時をすぎるともう商店街はまっくらだ。
途中、ドオナツを食べて血糖値をあげつつゲームをやったり
本屋で散財したり。
ROXのなかにあった着物の古着屋が店をたたんだのは痛い…