滝本晃司ワンマンライブat 吉祥寺マンダラ2。石川さんの『「たま」という船に乗っていた』を読みふとたまの面々を思い出し、検索したら9月の数日後にGさんのライブがあることがわかったもののキャンセル待ちで残念ながらお席はご用意されず。あらためてTwitterで告知された10月のこのライブに申し込んだのだった。気づかないうちに2枚もアルバムが出ていたので10年ぶりくらいかもしれない(Gちくを合わせても今回がおそらく4回目)。なんということでしょう。
ライブはもちろんとてもとても良かった。学生の頃から聴いてる方がまだまだご息災で歌っていることが嬉しくて、1曲目の「となりの黒猫」から涙ぐんでしまった。演劇『あんなに優しかったゴーレム』のために書かれたインスト曲、歌ものも初披露だったのでレコ発ライブということにもなるらしい。めでたい回に参加できたのは僥倖。
どこかはにかんだ感じで、でも客を突き放したような、愛すべきMCも健在。ご本人は「長年やっているけれど始まって何曲かは違和感がある。自分が知っている普段の自分と、こうして客の前で澄ました顔で歌っている自分にギャップを感じてしまって。それがだんだん薄まっていく様子を見届けてください」とおっしゃっていた。
大好きな「海にうつる月」、「星を食べる」も聴けて嬉しい。「星を食べる」って宇宙で一番好きな曲なんだけど、こんなに力強い曲だったっけというくらいの熱唱だった。歌い終わったあとのご本人は涼しい顔をしてらっしゃいましたが。
セカンドアンコールで、ピアノverで披露した新曲を「ギターでも練習していたので」と言いながら演奏してくださったのも嬉しい。
- 【1部】となりの黒猫
- ココ
- 青空
- とかげ
- 100の月 (ピアノ)
- やっぱ (ピアノ)
- ドロステの聞こえない歌 (ピアノ)
- 月虹 (ピアノ)
- 海にうつる月 (ピアノ)
- 【2部】誰かがいた気配 (ピアノ)
- 深呼吸 (ピアノ)
- 長い影 (ピアノ)
- 空き地 (ピアノ)
- ととのうころ
- みずいろ
- 朝ははらぺこ
- 歌うっていいな
- つづくこと つづくとこ
- 【en 1】 ハダシの足音
- 星を食べる
- 【en 2】空き地(ギター)