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大宮も国際フォーラムも行ったしどうしようかな、とりあえず申し込んでみよう、席が良かったら行こう、くらいに考えていたのに、なんと両日ものすごい良席で、6日は3列目、7日は2列目。これはもう両日行くしかない!ということでおめかしして行ってきた。
なんだか追加公演、おまけの1日みたいなノリで真綾さまのMCも結構リラックスした感じ。
アンコールでは北川勝利も迎えてユーミンの「卒業写真」「マジックナンバー」を。
終演後、中野のレンガ通りというのを発見し、そのサンセバスチャン通りのような様相に大興奮したものの予約なしで入れるお店が少なくて「銀座かよ!?」って思ったが、3軒目にしてようやくスペインバルに滑りこむ。ワインもお手頃で気楽なお店だったな。
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この日は2列目だったがオーケストラピットを避けるような左手の2席で、実質最前列のようなかんじ。「明菜ちゃんみたいな」と本人が言ってた大晦日に着てた黒のドレスからおみあしがばっちり見えてセクシーだったよ。
今日の日替わりは大好きな「ちびっこフォーク」でしみじみ。
同じツアーに何度も行くなんて本当に久しぶりで、どんどんライブで曲が洗練されていくのを体感することができたのは幸せだった。「アイリス」なんて本当にこのツアーで好きになって、いまや自分のなかのベスト3になりつつある。そういう意味では今までライブ盤やライブ映像ってあまり興味がなかったのだが、育った曲を改めて聴くにはよいものなのかもしれない。
坂本真綾にしろ聖飢魔IIにしろ、たぶん何をやらせても器用でそこそこのレベルまで行ってしまう人たちが「これだ!」というものを見つけた時のものすごい跳躍力を生で見るのが好きだ。「俺にはこれしかないからよ、これでテッペンとるぜ」みたいなハングリーなのも良いけれども、そうではなくて色々な引き出しから出てきたものが、コアなものに奥行きを与える場合がままあると思うので。
坂本真綾は、私にとって滞空時間をずっと見つめていたいようなアーティストのひとりなのだ。
というわけで、この日も懲りずにレンガ通りへ。とても素敵なビストロに入ることが出来て最高のワインとお肉をいただいた。旅の終わりの喪失感も感じつつ、少しさびしくも幸せな1日であった。