劇団☆新感線いのうえ歌舞伎『バサラオ』

深夜のXでチケット譲渡ポストを見かけて飛びついたら運良く譲っていただけることになったので「バサラオ」を観に明治座へ。10列目、やや上手だが中央よりの通路近くの良席だった。

新感線の変わらない安心感と、救いようのないマンネリ感との狭間で「これはおもしろいんだろうか」って毎回幕間で葛藤するけど、ロックでチャンバラでバディもので「お前を殺すのはこの俺だ」の全部のせだから魂が抗えない。

カテコ途中でキャストと遊び始めてほぼ客席見ない中村倫也と、「お客さん全員、この!俺の!顔を!見にきたんでしょう?!」と疑わない感じでずっと客席を凝視している生田斗真の対比が面白かった。顔圧の差?

新感線の主役は顔デカくないと不利だと思ってて その点、生田斗真はメイクも相まって顔が派手で良かった(顔で下剋上する話だからそりゃあそうなんだけど)。逆に中村倫也はメイクが映える。

生田斗真も中村倫也も体技がしっかりしていて重心が低い殺陣でとてもお上手だった。古田新太はもう少し動かないなりの殺陣があるんじゃないかなあと思ったり。