Brighton

駅の改札を出ると、目の前にのびる道の先にもう水平線が見える。
だらだらと坂を下って行くと、海岸線は遊歩道になっていて
犬を連れた人や観光客がのんびり散歩している。
ロンドンとは全然雰囲気が違って面白い。建物もなんだか鄙びていて
土産ものも冴えなくて、なんだか熱海みたいなところである。

海に突き出た桟橋のようなところの先にBRIGHTON PIERという遊園地がある。
まるで海上から海岸線を眺めるようで景色は素晴らしいのだが
遊園地自体は花やしきくらいのかんじである。

派手なメリーゴーランドがよく似合う。

ブライトン・ピアを観た後は、少し北上してロイヤル・パビリオンへ。
18世紀、ジョージ4世の時代に建てられたらしいが、もう「ふつうに豪華」なのでは飽きたらず
外観はインド、内装はチャイナという行くところまで行った趣である。
まあインドにしろチャイナにしろ、やりすぎ感があるほうがかっこいいジャンルではあるが。
内装の写真撮影は禁止だったのだが、どうもこの外観をみると築地本願寺を思い出す。

その後、ロイヤルパビリオンのすぐ横にあるブライトン博物館へ。
現代のプロダクトデザイン展をやっていたのだが、キュレーションがイマイチすぎて
詰め込むだけ詰め込んだかんじであったが、常設展も化石から近代絵画、浮世絵まで
あるだけ飾ってあったので、いなかの博物館はこんなものなのであろう。
(ロンドンの大英博物館と自然史博物館が特別なのだ、きっと。)

展示はアレだったが、内装のタイルが素晴らしかった。

目をつけていたトルコ料理屋でフムスとピデを食べ
(食べきれずに半分おみやげにしてもらった)
暗くなる前にもうひとつの目的地、ルーズに向かう。