Nagano : Suwa

5月5日

朝食を食べてすぐにチェックアウトして諏訪大社めぐり。

春宮、秋宮、本宮、前宮という順番でめぐる。

Suwa
春夏は春宮にご神体がお祀りされているらしい。

春宮は春夏のご神体がおわすところだそうで、
正面に舞台があって、その後ろにお宮があるのが面白い。

Suwa
彫刻が美麗だ。

いずれの神社も御柱と呼ばれる木の柱が立っていて
これがあの(たまに人が下敷きになって死んだりするので)有名なお祭りでのあれなのだなあと思う。
もっとすべらかな柱を想像していたのだが、意外と節がごつごつしている。

Suwa Ombashira (God's Column)

浮島を通って奥に進むと、万治の大仏という謎の石仏があって
そのまわりをまじないを唱えながら三周すると
病気がよくなるんだとかなんとか。
I氏がぐるぐる周ってたら他の人達もつられて周り始めたのがおかしかった。

Suwa

秋宮も春宮と双子のような造りだ。こぢんまりしていていい神社であった。
正面にある舞台に注連縄がなかったのは今は春宮にご神体?があるからなのだろうか。

Suwa
これが噂の「さざれ石」ってやつか。「いわお」になるやつ。

本宮はさすがの規模で、長い渡り廊下や、能舞台などの建築が敷地内にたくさんある。
今日は日が良いのか結婚式やお宮参りをたくさん見かける。

Suwa

Suwa
土俵もある!

前宮は森のなかの小川に沿ってひっそり立っているお宮でのどかでいいところであった。
神社のわきにせせらぎがあって、清涼な水が流れている。
いかにも「いい場所」なのである。

Suwa

Suwa
御柱もなんだかほのぼのと立っている。

急ぎ足で4社まわって、上諏訪駅の近くの「更科」でお蕎麦をいただいて帰路へ。
上諏訪駅周辺も酒造がぽつりぽつりあったり、
看板建築がたくさん並んでいる街並みがあったりで風情がある。

帰りはスーパーあずさで新宿まで。
長野は東京から近いし、風情があっていいところだったな。また行きたい。


Alice in Wonderland

ティム・バートン監督 『アリス・イン・ワンダーランド』

なんとなくお馬鹿な映画が観たくてティム・バートンを2本借りてきた。
わたしのなかのアリスは、やはりシュワンクマイエルのが一番だが
これはこれでいいんじゃないですかね。(不思議の国のアリスじゃ全然ないけど!)

英語はめちゃくちゃながらに言葉遊びがあったり韻を踏んだりしているのを
訳しきれてないから日本語で見てもサッパリなのはしょうがないとして
それにしたってあんまりな話の展開とか、
妙に萩原流行に似ているハートのジャックとか
最後の意味もなく前向きな終わり方とか
全編にわたって観客をおいてけぼりにするバートン節が痛快なのである。

ヘレナ・ボナム・カーターは今回もキレキレで良かった。


Nagano : Togakushi

5月4日
二日目はレンタカーを借りて戸隠へ向かう。

ものすごいゲリラ豪雨が降ってきて不安になったものの
I氏イチオシの奥社に着くことにはなんとか雨があがった。
しかしこの日は一日、山の天気に翻弄されることになる。

奥社の門をくぐると砂利道が延々と続く。
20分くらい歩いて、そろそろ風景にも飽き始めたころに
立派な茅葺きの山門が見えてくる。ここで一息。

Togakushi
随神門

山門があるのだからあと少しだろう、と
気を取り直して門をくぐると杉並木が続く道になるのだが
このあたりから足は残雪と泥と雨でぬかるんだ非常~~~~に厳しい道になる。
雨も降り始め、ひたすら足元を見ながら進む。
そこからさらに2,30分(!)歩くと、階段は踏み固められた雪でつるつるになり修行のような気分に。

Togakushi

這々の体でたどり着いた奥社は、意外とあっさりしていた。
隣の九頭龍神社のほうが古いぶん風格があるように感じる。
こんな足元だったというのに、ここまで来たら引き返せない、という人々の意地で
御朱印やお守りを買う人は長蛇の列であった。

Togakushi
九頭龍神社の背後の山々は水墨画のよう

帰りは雨もあがって随分歩きやすくなり、30分くらいで戻ってきただろうか。

GWで駐車場難民になった車が路駐しているので、車は最初に入れた駐車場に
置きっぱなしで公共の循環バスで中社に移動することに。15分おきくらいに循環していて便利だ。
まずは中社の参道の蕎麦屋でもりそばをいただく。
長野のお蕎麦屋さんは薬味に大根おろしが添えてある。
東京ではそんなに見ないような気がするが、さっぱりしていて美味しい。

奥社、中社、寳光社という3つの社から構成される戸隠神社は
中社が本宮という扱いのようだ。裏手に滝がある立派な神社だった。

Togakushi
三本杉。三つ又になってる。

Togakushi
中社のお宮。

Togakushi
美しい注連飾り。

Togakushi
むりやりお賽銭!!

その後歩いて火御子神社、帰り道に宝光社に立ち寄って帰路へ。

Togakushi
このあたりは宿坊だった旅館が軒を連ねている。「高田」さんだから鷹なの?かっこいい。

寳光社は最古の建築らしいが、長い階段の果てにあるひっそりとした神社だ。

Togakushi
彫刻が美しい。

ここの御朱印が待つこと待つこと30分くらいだろうか。
ご年配の宮司さんがおひとりで対応しているようなのだが、
もちろん一筆入魂で手抜きせずに書いているし、1度の押印につき5回くらい朱肉に印をたたきつけてるし
押印するときも「ふん・・・っ!」と声出ちゃってるし、しかもおひとりなので
たまに席を立つしで、なかなか列が進まないのであった。
おかげでわたしはゆっくり神輿や神道(かんみち)を見ることができたのだが。

Togakushi
土管の上に???

すっかり夕方になってしまったので急いで諏訪に向かう。

Togakushi
途中立ち寄ったPAで見た夕空。

この日は諏訪の山の中にあるリゾートホテルに投宿。
部屋が20畳くらいあって、革張りのソファがぽつーんと置いてあって
ベッドは舞台みたいな一段高いところにあってなんだか不思議な造りである。
夜は宿のレストランでフレンチ。美味しうございました。


sous le sable

フランソワ・オゾン監督 邦題『まぼろし』

フランソワ・オゾンってゲイだけどかなりの熟女好きなのが不思議。
シャーロット・ランプリングがあまりにフランス語が上手なので調べたら
フランスで教育を受けていたのですな。

邦題の『まぼろし』は、あまりに直球すぎるので
原題の「砂の下」のほうがいいと思う。(英題も「Under The Sand」である)


impression

このタイトルで日記を書くのも久しぶりだ。

土曜はEggman Tokyo Eastで行われたみとせのりこさんの唱歌ライブのお手伝いに行き
(といっても、着物を着てぼさっと立っていただけなのだが)
すばらしい音楽と、なんだか想像よりもおもしろおかしいかんじの選曲とMCを堪能した。
いやはや「天城越え」と「水色の雨」は想定外だった。

日曜はお昼はI氏と田端方面をふらふらと散歩。

Small Temple
本駒込あたりでみつけた小さなお不動さま

ジュピターでジュースを買ったり、Pignonで珈琲を飲んだり。
その足で前日のライブにいらしていたkayaさんと駅で落ち合って
近所をご案内することに。

いきなり、夜に予約していたレストランのオーナーとばったり会う。
たいやき片手に自転車に乗っていてかわいかった。

その後、神社に行ったり、雑貨屋をひやかしたり、ひみつの道を通ったりして歩き疲れたので
たまたま入った英国風な喫茶店で、今度は土曜日のライブのメンバーだったジョニー
木村さんとばったりお会いしてお互いものすごくびっくりする。
日曜日は「ばったり会う日」だったのかもしれない。

近所は最近都内でも屈指の観光地になりつつあるが、
このあたりの土地の「いい雰囲気」というのは、
—ほんとうはどの町にもあるものだとは思うのだけど—
歩くたびに、一緒に歩く人によっても、異なる発見があることだと思う。

NZ BARのマダムとも話していたのだが、「ここ数年町が変わり始めた」と言われているらしいので、
余計そう見えるのかもしれない。
老舗が惜しまれつつ閉店するのは寂しいものだが、同時に
少しずつ同世代の人が出店しているのは嬉しいことだ。

千駄木から、根津、池の端を歩いて不忍池をぐるっとまわって根津のイタリアン・パネイラさんで夕食。
初夏にぴったりなスパークリングと白ワインを空けつつ会話と食事を堪能した。
kさんはなんというか太陽みたいな人だ。お話がおもしろすぎて
終始わたしとI氏もげらげら笑っていた。

ゴッドハンドの整体に行きたーい。


Coffee and Cigarettes

安定のジャームシュ!最高。

「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」は声出して笑った。
The White Stripesのふたりはかわいい妖怪みたい。

安定といえば、最近借りる映画には、3本に1本くらいの確率で
ブシェーミが出てくるんですけどなんでか。


Tokyo-Nagano : Zenkoji Temple

5月3日から5日まで長野に旅行した。

初日は駅前のメトロポリタンホテルに投宿して善光寺散策。
町はずいぶん観光に力を入れているようで、表参道は
ブリュッセルのフルール・ド・タピのような花で描いた絵のコンクールや
出店が並びはじめていた。
街並みも、日本の古民家やレトロな看板建築や立派な洋館が立ち並んでいて楽しい。

Zenkoji Temple

メインの善光寺は山門の仁王像からして大きい!
門の上にも登れるようになっていて観光客が外界の写真を撮っている。

Zenkoji Temple
あし。

さっそくお参りして内陣に入ってみる。胎内巡りは2度目だか
善通寺よりもより暗い(暗いというより完全な闇)。
完全な闇のなかを歩くと上下の感覚がおかしくなってくる。時間の感覚もなくなる。
途中にある錠前を触ると仏と結縁(けちえん)できるのだという。

Zenkoji Temple
本堂。

長野の方や善光寺参拝したことある方や、もしかしたら日本人の常識かもしれないが、
善光寺は日本で仏教が分岐する前からあるので宗派が関係ないということ、
天台宗の大勧進と浄土宗の大本願のおふたりの住職がいらっしゃること、、
大本願が尼寺なので、あたりまえだがこのダブルヘッダーのうちのひとりが
女性だということは行くまで知らなかった。

Zenkoji Temple
大本願。

Zenkoji Temple
わーいわーい。

Zenkoji Temple
ひっそりとパンジーが咲いていたり。

資料館にはダライ・ラマとの交流の記念品などが飾られており
善光寺とチベットの結びつきが強いことがわかる。
チベット解放に心を寄せて長野五輪での会場提供を辞退したとのこと。

商店街をうろうろしているうちに、長野電鉄の権堂駅に着く。
歩き疲れたのでホテルまで2駅だが乗ってしまおうと思ったのが正解で、
改札のとこでなぜかエリンギとかおさしみワカメを売ってる。

Nagano City

そうそう、長野電鉄には旧日比谷線の車両が走っている。
長野電鉄の車両が元営団地下鉄日比谷線車両(3000系 通称:クジラ)を
払い下げたものだという記憶が蘇った。鉄子でもないのになんでそんなことを知っているかというと
数年前、綾瀬の車両基地見学でこのクジラに試乗したときに書いてあったのだ。
詳細をまったく覚えていないが、たしか男の約束的な紳士協定だったとのことで、良い話だった記憶。
なかなか収穫が大きかった長野電鉄。

Nagano City

夜は長野の駅のまわりをぶらぶら。二線路通り界隈に飲食店が軒を連ねている。

Nagano City
貸し切りで入れなかったけど、すごいディスプレイ。

1軒目は「もみじ茶屋」さんで信濃サーモンの美味しさびびっくりし
馬刺しや山菜の天ぷらをいただきさくっと出る。
2軒目は、たまたま看板に面白い日本酒が出ていたので入った「べじた坊」さん。
地酒をがんがん飲んでたら酒好きだと思われたのか、
「Sogga Pere et Fils」というワイナリーが作っている日本酒を薦めていただいたのだが
これは本当に美味しくて感動する。つまみもボリュームがあって美味しかったし、是非また行きたいお店。
3軒目にホテルのバーで1杯飲んで終了。


Tokyo Hotaru

5月6日 東京ホタル

ゲリラ豪雨に見まわれながらも本番は奇跡的に晴れて
スカイツリーの点灯も見ることができた。
隅田川に浮かぶ青い発光ダイオードの球体は幻想的であったが
ホタルというよりはホタルイカのようなかんじではある。

浅草自体は2週間後に三社祭りを控えて、街中どこも三社祭りのポスターで溢れかえっている。
駅の近くにも東京ホタルの告知はほとんど見られない。
初回なので運営はまだまだこれから、というかんじだったけど
頑張って続けて、地域とのコネクションも強化して
新しい浅草の風物詩になってほしい。

あと、嬉しかったのは東武浅草駅&松屋の壁面を覆っていたステンレスがとれて
開業当時のアールデコ様式の意匠が見えるようになったこと。
実際は老朽化で取り壊したほうが早いのだろうが
なんとかこのまま残せるとよいのだけど。


8 femmes

フランソワ・オゾン監督『8人の女たち』

1950年代の衣装もメイクも舞台美術もえらい可愛かった。
こういう舞台ものってキャスティングですべてが決まってしまうと思うのだが
これは本当に全員が全員本当にすばらしくて拍手であった。

『スイミングプール』でおしげもなくおっぱい出してたリュディヴィーヌ・サニエも
この頃はかわいいなー。
最後のほうはカトリーヌ・ドゥヌーブ様とファニー・アルダン様の
絡みなんかもあってカオスな状況だった。
エマニュエル・べアールは安定の演技なのだが
アンニュイなイメージが強いので歌って踊る彼女にめちゃくちゃ違和感が…。
いつ観ても顔が個性的すぎて見入ってしまう。

話の筋とはまったく関係ないのだが
錯乱する老婆の頭にガラス器をたたきつけて黙らせるドゥヌーヴ様に爆笑した。