bright future / cure

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早朝、なんだか光が夕方のようだった。
日が低くなってきたなあと思う。
とはいえ、日中はものすごい暑さなので
アンダルシアの人々のように、日の高いうちは家でじっとしている。
■ 黒沢清監督 『アカルイミライ』
ものすごく退屈なんだけど、とつぜん急所をつかれて涙が出ちゃうような映画。
オダギリジョーが演じる20代ニートのピリピリしたかんじと
おじさんの「若者を理解しようとして挫折するかんじ」がすごくリアル。
夜の川を流れていくクラゲの大群が幻想的。
■ 黒沢清監督 『cure』
傑作傑作とまわりが言うので、本腰入れて観たら、ほんとに傑作だった。
(過去、片手間に見てたらしい。断片的に覚えてた)
結構血まみれでエグいけど、力づくで引き込まれるような展開。
たしかにこれは外国での評価のほうが高そうだ。
黒沢清の映画は、たいがい「オチが意味わかんない」とか言われてしまうんだが
途中の展開があそこまで面白かったらラストなんてどうでもいいというか、
別に映画の終わりが、かならずしも物語の終わりでなくてもよいわけで
新たな物語のはじまりを暗示させるあのラストは
むしろ非常にわかりやすいと思ったが。
そして、この人の撮る廃墟はいつでも美しい。

kafka

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故あって、絵心の糧として、ひたすらDVDを観まくる毎日。
さすがに家に帰るのが22時以降だとちょっと辛い。

大騒ぎしてビデオ屋の会員証を作ったくせに
その夜にTSUTAYA DISCASに申し込んでみた。
月額2000円程度で、DVDが2枚ずつ、8枚まで送られてくるサービスで
延滞料がかからないかわりに、返さないと次のが送られてこない。
WEBで予約リストを作ると、在庫がある順に送ってきてくれる。
郵送期間がもどかしいが、自宅の近所にも
職場の近所にも
大きいビデオ屋がない人にはいいかもしれない。

→TSUTAYA DISCAS

■ スティーブン・ソダーバーグ監督 『KAFKA』
一度見ているのだが(ビデオも持っているのだが)
「ジェレミー様の神経質そうな演技が見たい」という理由でレンタル。

20世紀初頭、石畳の町(登場人物は英語喋ってるが、やはりチェコか?)で
カフカが奇妙な事件に巻き込まれていくサスペンス(?)。

町でのシーンはモノクロだが、カフカが「城」と呼ばれる迷宮に入るとカラーになる。
で、いきなり『未来世紀ブラジル』みたいな展開になるので
結構度肝を抜かれた。
 

そして、ジェレミー様は今にも血を吐いて死にそうなくせに
拠所なき理由で、石畳の路地や階段や古い建物の廊下を
めちゃくちゃに走らされる小説家を熱演。
(そして最後はほんとに血を吐いてた。)

泣く子も黙る『オーシャンズ11』シリーズの監督だが
BQ色あふるるこんな作品も撮っていてたのもしい。

charisma

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黒沢清監督 『カリスマ』

「カリスマ」と呼ばれる1本の木をめぐって
ドロップアウトした刑事と、公共団体の森林課、
植物学者とその妹、療養所の廃墟に住む謎の青年、プラントハンターが
混沌とした戦いを繰り広げる。
みんなが静かに狂っていくところが怖いけど、意外とコミカルでもあり
ホラーかというとそうでもなく、サスペンスでも人間ドラマでもなく、分類不能。
しかし、さすが鬼才(と呼ばれているかは知らないが)、
ひとつひとつのシーンがスチルのように計算されていて
構図も色も光も影も完璧。
ここまですべてのシーンを絵画的に撮る監督を私は知らない。

high fidelity / ghost dog

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映画強化月間。

■ スティーブン・フリアーズ監督 『ハイ・フィデリティ』
学生時代(だったか)に映画館で観たときは
ぱっとしなかったんだが、今観たらめちゃくちゃ面白かった。
さすが30代の自分。
wo.さん、映画はお薦め。(しかも舞台は原作のロンドンじゃなくてシカゴ。)
とりあえず「なんで俺、結婚できないんだろう…」と思ってる男性と
「なんで俺、捨てられたんだろう…」と思ってる男性は
激鬱になりそうなので観ないほうがいいと思う。
そして、雅月も書いてたけど、女優がみんな良い。
こんなBQ映画にキャサリン・セタ・ジョーンズが出てたのもちょっとびっくり。
ジャック・ブラックも最高。
(でも個人的にはトッド・ルイーゾのキモオタ演技も好き。)
■ ジム・ジャームシュ監督 『ゴースト・ドッグ』
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」で有名な江戸文学、
『葉隠』を愛読する黒人の殺し屋の復讐劇なんだが
(しかも、伝書鳩じゃないと連絡とれない…)
ところどころ、ジャームシュらしいシニカルな笑いがあったり
幻想的な風景があったりで、とても良かった。
フランス語しか喋らないアイスクリーム屋が泣かせる。
映画離れしてた2007年だったが、この作品は収穫。

little miss sunshine

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散歩途中に長い猫を見る。
のびすぎ…。

雨上がりの商店街を自転車で走る。
はじめて入ったレンタルビデオ屋で、
クレジット付会員証にすれば1000円割引と1本無料にするというので
「じゃ、それで。」と言ったら、作成にやたら時間がかかった挙句に、
これから審査をするので落ちたらごめんと言われた。
なんとも微妙なサービスだ。
費用対効果を考えると店は損じゃないのか…?
選挙に行く。
今回は凄い展開ですな。
映画を観る。
■ ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督 『リトル・ミス・サンシャイン』
うさんくさい勝ち組思考のパパと、ヒステリーなママと、ヤク中でエロい祖父と、
自殺未遂のゲイの叔父と、パイロットになるまで無言で通そうとする兄が
小デブでメガネっ娘の妹をミスコンに出すために西海岸まで旅するロードムービーで
爆笑というかんじではないけど、しみじみ笑えてちょっと泣ける
軽いかんじで良かった。(なんでアカデミーとれたのか謎だが。)
黄色いワーゲンと、アメリカのだだっぴろい風景が素敵。
スティーブン・フリアーズ監督 『ハイ・フィデリティ』
ジム・ジャームシュ監督 『ゴースト・ドッグ』も借りた。
本当は黒沢清とか観たいのだが、近所では限界がある。