Siem Riap 4

2009年元旦。
早朝アンコールワットまでご来光を拝みに行く。
b様は「どうせ曇りで見られないわよ」と部屋で寝続け
「いや、もしもということがあるかも…」という小心者のわたしとtram氏だけおでかけ。
ものすごいギャラリーが、そこここに腰掛けて朝日を待っている姿は
なんとなく外タレの野外ライブのようだった。
しかし、しかし、まさかの曇り。
すっかり空が明るくなって「なんか、もう、太陽昇ってるんじゃね?」と気づき
人々は三々五々解散していく様子がなんともまぬけだったが
まあ、明け方なので睡蓮が咲いてるのが見れたから吉とする。

朝食食べてからバンテアイスレイへ。
煉瓦色で彫刻が繊細。
「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しい天女のレリーフがある。
仏教寺院よりもレリーフが細かい。

次はタプローム。
巨木に抱かれた廃墟というかんじで、一番インパクトあった。
根が石の間に入って建物全体を支えているようで
樹を伐ることはできないのだという。



そういえば、ここでヴェトナム~カンボジアで唯一(!)の猫に遭遇。
各家庭に1匹は犬がいるんだが、なぜか猫は全然見ない。
この仔猫はおとなしくて、みんなになでなでされてたなー。かわいい。

プレアカンは人が少なくてじっくり見られた。
パルテノン神殿のような柱が印象的。
ここは、物売りの人がなかまで入り込んでいて
目のキラキラした可愛いこどもが絵葉書を持って
「いちどるー、おねーさんかわいいー、いちどるー」
といいながら付いてくるので参ってしまった。
とりあえず、募金のほうにお金入れてきたけど。
一緒のツアーだった学生さん?たちは
「おにーさんかっこいー」と「ピーヤピーヤ!」を教えていたが…強いw
東メボンはぞうさんが四隅に立ってた。
最後のプレループは夕暮れ時で暗くなってしまい、あまり見られなかったが、
火葬をした珍しい寺らしい。
このへんの寺は建立された時期も近く雰囲気が似ているので
もはや記憶が曖昧。
夕闇と、獅子の像。

夜は旅行会社の宴会場で伝統舞踊を見つつ鍋。
なんか熱海の温泉旅館にいるみたいだった。
影絵のストーリーなんだが、この話のシンプルさといい、オチといい、笑える。
もうちょっとこう、哲学とか、教訓とか、カタルシスとか、なくていいのか???
ストーリーはこちら。