Tunisia: Sousse-Kairouan-Tunis

チュニメモ。
1月1日
地中海で初日の出を拝む。
水平線にみっちり雲が出ていて、海から上るご来光は
見られなかったが、パウダーカラーのグラデーションが
徐々に明るくなっていく空が綺麗だった。
・オリーブ畑
ここに向かう途中、オリーブ畑に寄った。
チュニジアはギリシャやモロッコ、イタリアに次いで
オリーブの産地で有名。各地に圧搾所が見られた。
イタリアなんかは最終工程を自国で行えば
「イタリア産」と明記できるそうで、原料はチュニジアのもの
だったりすることもあるようだ。そうだったんだ…
オリーブはだいたい樹齢100年くらいまで美味しい実を付けるらしいが
ギリシャには樹齢2000年を越える巨木もあるらしい。
・ケロアン
ケロアン(カイラワンとも言う)は北アフリカ最大の聖地。
7世紀以降、中東より移住が進み巡礼の地として栄えたそうだ。
町中には9世紀に作られた貯水池が現役(?)で残っている。
・グラン・モスク

トルコのジャーミイ(大聖堂)のように4本の細いミナレット(塔)ではなく
ドッシリとした台形のミナレットが特徴。
チュニジアでは華美なものではなく質素がよしとされるらしい。
林立する無数の柱はローマ時代のものをリサイクルしていて
一見美しいのだけれど、よくみると年代も様式もちぐはぐ。
高さを揃えるために柱が切られていたり
台座の上に置かれたりしている。結構大雑把だ。
(ミナレットの正面のような物凄く目立つ場所でも、
左右違う柱が支えていたりする。)
初詣(?)に思わぬところに参拝できて気をよくする。
今年一年も穏やかに過ぎるといいな。
・シディ=サハブ霊廟
マホメットの盟友・シディ=サハブがこの地で殉死したので
ここに祀られている。北アフリカで最も美しいと
言われているイスラム建築だ。
彼には常にマホメットの毛髪を3本持っていたという
エピソードがあり、ガイドブックにも「マホメットの理髪師」と
書かれているものもあるようだが、それは間違い。

アンダルシア風の多色使いのタイルや
アラバスターの彫刻がまるでレースのように繊細。
ここを訪れる女性は、祈祷の順番待ちしている間に、
壁面のタイルの柄を覚えて、カーペットの柄に応用するらしい。
イスラム世界では天空の青、木々の緑、無垢の白の3色が
聖なる色としてタイルなどに使われるとのこと。

ちょうど割礼の儀式の男の子一団とはちあわせ。
ハレの日なのでおめかししていて可愛い。
「ロロロロロロロロ!!」という甲高い女性の声に一同驚く。
ベルベル人女性の歓喜の表現なのだそうだ。
あまりのイキオイに、サイレンかと思った…。
・メディナ
ケロアンのメディナは城下町らしく活気がある。
伊勢のおかげ横町みたいなかんじ。
路地に入ると人がぐっと少なくなって、ほかの町よりも
淡い色のブルーが目立った。
少し水色がまじった漆喰などが美しい。

マトルーと呼ばれる甘い揚げ菓子が有名らしく
ガイドさんにも薦められたので、揚げたてを売っている店に入ったら
若い男の子たちに囲まれて強引に200円ぶんばかり買わされてしまった。
渋いお茶と一緒でも2個が限界…という甘さ。
それが20個くらい入ってる。無理無理!!
(その後、ガイドさんに箱ごとさしあげたら喜ばれた。よかった。)
オテル・ラ・カスバという城塞(カスバ)をそのまま使った
ホテルで昼食。
クラシックで雰囲気のある素敵なホテルだった。
支配人が「これからトルコ人の団体が来ちゃうから
早くビュッフェに行った方がいい!」と急かすので
戦々恐々としながら食べた。
トルコ人の団体…想像するだに賑やかそうだ…。
奥には城塞としての建物がそのまま残っていて
ブティックやバーとして使われている。
地下に降りていくと厨房のような穴蔵に
かわいい絨毯や座布団が敷いてあって雰囲気が良い。
店が閉まっていたのに、店番の兄ちゃんが
わざわざ「オスマントルコ人を閉じこめていた牢屋」を
得意げに見せてくれたが、あたしたちの後ろには
トルコ人観光客もいたのだった。(言葉通じなそうだったからいいか。)
・ザグアンの水道橋

カイルアンを後にして首都・チュニスに向かう。
途中、世界最長の水道橋に立ち寄る。
ところどころ修復されているので、思っていたよりも
ずっと状態が良い。2世紀頃から、ザグアン山から124km先の
公共浴場まで水をはこんでいたのだそうだ。
17世紀くらいにオスマントルコも利用していたらしい。
石の文化は凄いなあ。
ローマの石よ、カルタゴの石よ…!と思いながら
そのへんに落ちてた石を拾った。

「Tunisia: Sousse-Kairouan-Tunis」への2件の返信

  1. かっこいーすね!
    日本に住んでいるからか、
    石の文化への憧れが強いです。
    死ぬまでにいってみたい所は、
    ほとんど石関係です。
    チュニジアも候補に加えて起きます。

  2. >ゐさん
    いつかいつか、ほんとに行ってほしいなあ。
    いい曲いっぱい書けそうですよ!
    チュニ以外の石関係ってどこだろう??
    アイルランドも良い石があるようですね〜。
    ただ、ここじゃないどこかに行けば
    いいんだと思う。

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