The Load of the Rings:Return of the King

ロード・オブ・ザ・リングまつり第3弾『王の帰還』
またもTwitterでもにょもにょしながら観た感想まとめです。
間違えて通常盤を借りてきてしまったので、Extendedも観なければ。

・狼煙
あの5000m級の山々(に見える)に希望の火が次々と点っていくシーンは
本当に感動的なのだが、あの場所に火を入れにいく人々が凄いんじゃないかと。
フロドたちはなかなか辿り着かないというのに。

・いくさ
『ふたつの塔』に続き、こちらも戦のシーンが続くが
太鼓を叩きながら歩いてくる巨人がかわいい。
あと、ぞうさん。
ぞうさん強い。

・突如、ホーンテッドマンション
そして、士気も下がりっぱなしでしょっぱいローハンの人々を尻目に
山の人々に援軍の要請をしに向かうアラゴルンたち。
しかもなにかと思えば古の約束が守れずに呪いをかけられ
成仏できない人たちなのであった。まじかー。
なんかこのへんの描写はアジアっぽい。
(どこの国にもある幽霊物語なのだろうけど)
しかも、まだまだ戦はこれからだというのに、義務を果たしたら
さっさと成仏してしまうのだから現金なものだ。
このへんから、大河ドラマのなかにB級映画要素が見え隠れしはじめる。

・大蜘蛛
そして、ローハンの戦士たちが死ぬ気で戦っている一方
主人公は主人公で大毒蜘蛛に襲われるという
B級展開にドハマリしているのであった。
PJ監督、やっぱり天才だな。

・ふたりの白の魔法使い
負け戦だとわかって怯える兵士たちを炊きつけて
死ぬ気で城を守れというガンダルフは
結局のところサルマンと変わらないのではないかと。
ああやっていくうちに、どんどんガンダルフは戦いに溺れていって
サルマンと同一化してサウロンに取り込まれるのかと思っていたのだが
そうではなかったので拍子抜けしてしまった。
圧倒的な軍力で要塞を突破してくるオークたちにふっとばされて死ぬ兵士の命が軽すぎる。
まあ、中世の人の命なんてそんなもんだったのだろうけど
主人公たちと、その他モブの命の重さに差がありすぎるだろ、と思うのであった。

最後の最後はサムが幸せになったのでよかったです。

さて、これでようやく『ホビット』が観られるのであった。いつ行こうかな。