promene II

今日も今日とて下町散歩。
恩師から「元同僚の同僚が日本にくるから下町を案内せねばならない。」という鬱な連絡がきたので、下町案内を引き受けることに。
恩師と、初対面のフランス人おじさんと、そのパートナー氏を日暮里駅まで迎えに行く。
あいにくの雨だが、雨の谷中もいいかんじだ。
日本文学の学者かと思いきや、全然関係ない会社員のおじさんたちで日本語は全然だめ。「日本語禁止令」を出されて、わたしは金魚のように口をぱくぱくさせているしかなかった。
しかし、気の良いフランス人おじさん二人は、谷中の墓地や、寛永寺や谷中の寺を見て「トレビア〜ン…」を連発。満足してくれたようで良かった。(しかし、会話にちょっとでも英語がまじると「Mai,C’est l’anglais!(それは英語ですよ!)」と鋭くツッコミが入る…厳しい。)
チョコの話になって、「日本ではGODIVAやLEONIDASが人気だ」というと「あんなクリームの多いベルギーのチョコはチョコじゃない。純粋なカカオの味がしないのは邪道です」といきまいていたが「Jean-Paul Hevinも人気がありますよ」というと「あれはフランスのブランドで、大変よろしい。」と言っていた。フランス人ぽい…。
いせ辰でお土産を買い、タクシーで小石川の先生の家へ。
奥様と姫に挨拶して、近所の居酒屋で食事。
茗荷谷の駅で彼らを見送りながら、先生がしみじみ「あのふたり、ホモかなあ…なんかほのぼのしてていいなあ」と言っていた。私もそう思う。
結局最後までどちらがブリュノー氏で、どちらがブノワ氏だか覚えられないままだった。
すみません。