perfume of the 8th century

「美の壺」で九谷焼を観ていたら
そういえば最近、焼物づいているわりには焼物のことを
何も知らないなあと思い、近所の国立博物館に行ってみることに。

1/2から本館を改装したようで、二階で日本美術の流れを見てから
一階で個別に理解を深めていくというかたちになっている。
企画展は六週間ごとに入れ替わるらしい。
新春の装花もあり、なかなかにおめでたいかんじでよろし。

法隆寺館のカフェで「せんとくん発泡酒」を飲んで上機嫌。
そういえば、法隆寺館にはお宝級の(まさに国宝だったりするのだが)
白檀や沈香のカタマリが展示されている。
それらが置いてある展示室に入ると、かすかに香のにおいがする。
まさか8世紀の香木が香るわけはないと思い、学芸員さんに
「演出で香を炊いているのですか?」と聞いたら、不思議そうな顔をされて
「そんなオシャレなことはしていません!そう思っていただけたらいいんですけど~」と言われた。
でもI氏も確かに香のにおいがしたと言うし、さりとてあの香木が香るわけもないし・・・
誰かの残り香だったのだろうか。不思議である。

ディナーは根津の上野桜木の「古月」で。

もうすぐ結婚一周年なので、I氏が予約してくれた。
個室で品の良い中華料理をいただいて満足。
思えば台湾でも75円の朝飯食べて喜んでないで
もっとちゃんとしたコースも食べればよかったねえと苦笑。
まあ、それはまた来年ということで。