Shihoro-Nakasatsunai

宿に戻って念のためバスの時間を確認すると12時の次が16時!これだと当然19時の飛行機には間に合わない。しょうがないタクシーか・・・と思っているとご主人が士幌発のバスが13時台にあるから士幌まで送ってあげると言ってくれた。助かる。
ご主人の車で士幌まで行き、バス乗り場でおろしてもらう。時刻を確認し、街道沿いにあった蜂蜜屋で百花蜜などを買い「町がある」という方向へ歩いていくと、ぽろぽろと定食屋や飲み屋がある。なんとなく小奇麗な洋食屋に入り、オムライスにカレーがかかった学食のようなメニューを完食。

無事に士幌から帯広までバスに乗り、帯広からタクシーで中札内まで。母イチオシの六花亭が経営する中札内美術村へ。まずは六花の森で下ろしてもらい30分ほどで敷地を一周する。広い森のなかにクロアチアから移築したという古民家が点在し、それぞれちいさなギャラリーになっている。六花亭の資本が本当にセンスよく投下されていて、観光地にありがちな貧乏くささがまるでないところが良い。

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となりにある中札内美術村も素晴らしかった。特に、川越出身の画家・相原求一朗の絵は寒さのきびしい北海道やスコットランドの風景がとても似合う静謐かつ力強い筆致で気に入った。本格ミステリの舞台になりそうな森の小径の奥にある洋館は、もとは銭湯だったのだそうだ。

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時間がないのを惜しみつつ、それでも喫茶店でしっかりとお茶と甘いものを食べ(さすが六花亭。ものすごく美味しい。)タクシーで一路空港へ。こぢんまりとした空港でお土産などを買い求め、無事に東京に帰投。