BLADE RUNNER 2049

投稿日: カテゴリー: 映画

ドゥニ・ビルヌーブ監督「ブレードランナー2049」(2017年アメリカ)

ハリソン・フォードの登場のしかたがあまりに唐突すぎて旧作を知らない人にとっては「誰だおまえ」状態だと思うが、前作のレトロフューチャーな雰囲気も踏襲しつつ、バラードの小説の世界のような幻想的な風景も美しく描かれていて絵は好きなかんじだった。それにしてもこの薄さで3時間弱は長いので、環境ビデオとしてBGVにしておくのによい趣ではないかと…

 

Beer, Rakugo and Sake

投稿日: カテゴリー: 落語

ビール飲んでから鈴本演芸場へ。仲入り前の一席からと思ったが少し遅刻してしまった。

圓太郎「試し酒」
はん治「妻の旅行」池袋の新作会で聞いて以来だけど、これ何度聞いてもほんとおかしい。
馬石「宿屋の富」馬喰町の宿屋と湯島天神が舞台のテンション高めの一作。馬石師匠は現代的な雰囲気もあり登場人物が本当に生き生きとしていて、とても好きだ。

その後、湯島で日本酒。お通しがしゃぶしゃぶの野菜のみで流れで肉をたのんでしまうというあなどれない戦法であった。宮城の日本酒専門店だったが宮寒梅が美味しかったなあ。

Book Market

投稿日: カテゴリー: Journal読書

しのばずくんの本の縁日へ。

出版社や編集の方々とお話しながら本を選べるという最高に贅沢な縁日。 テントが美しい。高山なおみ『料理』リトルモア(サイン本!)、園子温『非道に生きる』朝日出版社、Meets『みんなの神田神保町御茶ノ水』京阪神エルマガジン社。どこも面白そうな本を出しているところばかりで悩ましい。今日は新書ばかりだ。

パリットフワットさんでクッキーを買い、美容院の予約時間まですこし時間があったので森鴎外記念館のモリキネカフェへ。ジンジャーエール250円、安い…。そしてとても居心地が良い。

その後、ご近所さんのだんなさまがオープンした美容院で髪を切っていただく。すてきにしてもらって嬉しい。

澁澤龍彦 ドラコニアの地平〜キネマ・イン・ザ・ヨルガ

投稿日: カテゴリー: Journal

 

「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」を見に世田谷文学館へ。
聞いたとおり手稿がメインだけれど彼の人柄がよくでていて好きになってしまったなあ。種村さんや巌谷さんに送った欧州からの葉書がかわいい。ほんとにいい人だったんだろうね。

欧州旅行に行ったのが42歳の時で思ったより遅い。たしか留学してないはずなのでそんなものだろうか。それ以来、思ったよりもプリミティブなものを蒐集しているのが興味深い。イランやイラクにも行っている。イランは革命前でリベラルな頃かな。エスファハンやシラーズの庭園にアルハンブラの面影を見出して感動している。わたしもスペインに行ったあとにトルコやイランに行ったので、文化の源流を見たかんじで感動したな。そのほか瀧口修造、細江英公、池田満寿夫、金子國義、四谷シモン、ベルメールなどの展示も。中西夏之のオブジェは、見るたびに想像よりでかいなと思う。3倍くらい大きい。ちなみに書斎にある球体関節人形はベルメールだと信じていたが土井典による復刻だったことを初めて知った。エッチングは本物を持っているようだ。彼のコレクション以外の植物画なども展示されていたが一番驚いたのは科博所蔵の南方熊楠の手稿だった。なんだあれは。南方熊楠をもっとちゃんと読もうと思った。

今のところ巡回の予定はないそうで。関西でもやればいいのになあ。小さいけれど、シュルレアリスムの展示としても秀逸だったと思う。

 

千歳烏山から明大前まで戻り吉祥寺へ。みとせのりこさん、弘田佳孝さん、片霧烈火さんの「キネマ・イン・ザ・ヨルガ」へ。しばし帝都を逍遥したような不思議な感覚のライブ。前半はMCいっさいなしのシアトリカルな演出で私はこういうの大好きなので嬉しかったな。

On the Milky Road

投稿日: カテゴリー: 映画

エミール・クストリッツァ監督『オン・ザ・ミルキーロード』

クストリッツァへの愛が重すぎてうだうだしていたら都内は明日が最終日だというので自転車で角川シネマ有楽町まで行ってきた。ビックカメラの8Fなのだが、昔からこんな劇場あったっけ?

それはさておき、あいかわらず「なんじゃこりゃあ!」というような殺伐系おとぎ話。もう老境に近い中年の愛の逃避行なんだけどモニカ・ベルッチがいい女すぎてクストリッツァがイケメンに見えてくるから不思議である。今年の夏、セルビアから旧ユーゴ一帯を周遊したときに車窓から見た集落、ごつごつとした岩山、銃弾の跡や焼け落ちた壁などがそのまま映っていて、90年代の紛争の凄惨さも垣間見える。

そう、作中でクストリッツァが隼とともに弾いているハンマーダルシマーによく似た楽器はツィンバロムというらしい。原始的なピアノのような、まあるい幻想的な音である。彼はピアノも弾いているが、このパーティのシーンが最高で、いつまででも見ていたかったなあ。

笑ってはいけないところで笑ってしまうCGに苦笑しつつも、やはり彼の映画が好きだと言い続けたい。

 

Japan Cup Cycle Road Race 2017

投稿日: カテゴリー: Journal

21日、22日とmさんと宇都宮のジャパンカップ。私はこれで3回目だが、初めての雨。観戦中傘はさせないので、ゴアテックスのウィンドブレーカー+レインコート+完全防水のメレルの靴という雨仕様で出かける。
初日は正午に宇都宮で待ち合わせてそのまま二荒山神社へ。お参りを済ませたあと、オリオン通りのお寿司屋さんでランチ。今夜、どうも自転車関係者9名の予約が入ったらしい。選手がくるかも、とのこと。

午後は市内でクリテリウム。雨なので例年よりも随分空いていて、いつものコーナー手前ではなくコーナーを抜けたところに陣取ったらギアを変える音も聴こえて迫力があった。しかし雨が降ったり止んだりで冷える。タリーズで一服したあとホテルにチェックインして夜の宇都宮へ。例年通りブルーマジックさんに行ったら一昨日カンピオンエールで会ったブルワーのKさんとばったり出会ってびっくりする。今年の涼風も美味しかった!

その後、屋台村のDAさんに行くも満席で入れず、肉の店でソーセージとステーキを日本酒でいただき、諦めきれずにDAさんでワインを二杯。今年も飲みすぎてしまった。。。

2日目は朝から森林公園。雨。荒天のため14周が10周に短縮になるとのこと。物販エリアで弱虫ペダル作者の渡辺航先生をみかけて一緒に写真を撮っていただいたり。今回もがっしり握手してくださって嬉しかったな。
さて、二日酔いででろでろだが、この旅行のメインでもあるので頑張らねばならぬ。いつもはスタート地点から広場で2周ほど観戦しそのあと山をのぼるのだが、今回はいきなり頂上を目指すことに。二日酔いで登山はつらいが頂上付近で抜けました。
スタート地点すぐのところに舗装されていない道があり、いきなり靴も泥だらけに。ここは長靴を履いてきた人の勝ちだ。mさんとお揃いの日本野鳥の会のブーツを履いている人をよく見かけた。

大人数の応援団、先導車から後続のサポートカーが通る度にチーム名を叫んで応援しているのだが、「アタッキ―ー!」「トレック―!」(チームカーだしわかる)、「オーガナイザー!」「プレスー!」(だんだんなんでもよくなってきてる)、「救急車ー!!!」で爆笑した。救急車だいじですもんね。

頂上に至るまでに3周ほど応援、すぐに下山してちょっとはずれたところにある穴場の休憩所で一服。そしてゴール前のパブリックビューへ。いつもは下山の途中でだいたい優勝が決まっているので、初めてゴール地点でゴールを見届けた。

今年はNIPPOのカノラが無双だったが、3位にブリッツェンの雨澤がくいこんで感動。ゴール前の先頭集団を日本人選手が引くなんて、すごい時代になったものです。
そそくさとシャトルバスに乗り込んでタリーズで温かい珈琲。生き返る。ホテルで着替えさせてもらって駅で遅めの昼ごはんを食べ帰京。

天気には恵まれなかったけど、今年も楽しいジャパンカップ観戦だった。

Art in Aoyama, and Dinner in Asakusa

投稿日: カテゴリー: 現代美術

昼イチで代々木八幡で打ち合わせ。駅前のドトールで前職の上司にばったり会う。

そのまま乃木坂の国立新美術館で開催中のサンシャワー展でイシイと合流。森美術館との共同開催だ。社会派の作品が多いのは変わらないがアーカイブの部屋で見たウティット・アティマナのチェンマイ・ソーシャル・インスタレーションのインタビューで「ひと昔のタイでは伝統工芸と美術というのはいっしょくたに考えられていたけど、現在の世界のアートは文脈やメッセージ性が重要視されて必ずしも装飾的な美にはこだわらない。だから工芸としての美、装飾、職人芸的なものから切り離した創作をすべきと考えた」と。なんだかんだ言って私は装飾的、伝統的、レガシーな美の基準から逃げられてないなーといつも思う。私はコンテキストだけでアートは見られない。それがダメだというわけじゃないんだろうけど。抽象化されればされるほど苦手かもしれないなあと改めて考えるきっかけになった。来年頭にチェンマイに行く予定なのでこのへんの活動の軌跡が見られるといいな。

その後、銀座線で田原町へ。カンピオンエールさんで1杯。

その後ご近所さんが予約してくれた田原町の468へ。最初はお互い神妙な顔をしてメンツが揃うのを待っていたのだが、このお店を贔屓にしているご近所さんたちの名前を出したら大将が心を開いてくれて楽しい一夜になった。鱚のお刺身、箱寿司、ぐじ、穴子の棒寿司、どれも美味しかったなあ。

雨が降ってとても寒かったがその後、やはり皆が大好きなPetanqueさんへ。遅い時間なのに信じられないくらい美味しい料理が次々と出てきてびっくりしてしまった。浅草は観音裏が熱そうだ。