The Footprint of Sherlock Holmes

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Holmes in front of the station

シャーロック・ホームズをめぐる冒険の写真をアップしました。

http://3d-luna.com/sherlock-holmes-in-london/
iPhone, スマートフォンの方はこちらから

本当は、休みはアイルランドに行こうと思っていたのだった。

それがどういうわけか、BBCの『SHERLOCK』にハマってから原作を読み、
関連書籍にまで手をつけるのに半年もかからず
「出てくる地名がピンとこない」という理由で行き先をロンドンにしようと決め、
気づいたらヒースロー空港に立ってた。
昔だったら船で3ヶ月くらいはかかったのだろうから、いい時代になったものだ。

ホームズが活躍した最盛期のヴィクトリア朝は
せいぜい100年ちょっと前とかそのくらいの「昔」なので、
正典(コナン・ドイルが書いたホームズ)に出てくる地名も
BBCの『SHERLOCK』に出てくる地名もほぼそのまんまである。
(日本で言うと、夏目漱石と同時代の人。なので
よく日本のパスティーシュでは漱石とホームズの出会いの話が書かれる)

ベイカーストリートから始まって、セントポール、ウォータールー
ピカデリーサーカス、シティ、エンバンクメント、チャリング・クロス、
ホームズとワトスン君が出会った聖バーソロミュー病院もそのままだし
作中に出てくる大英博物館のむかいにあるタバーンも、ランガムホテルもまだ現役だ。

ベイカー街はすっかりビジネス街になってしまっているけど
通りの北のほうにあるシャーロック・ホームズ・ミュージアムは、
こじんまりとしたアパートに彼の部屋が再現されていて
ヴィクトリア時代の家具やら小物がたいへんに素敵なのである。
日頃ものを捨てたい捨てたいと言いつつも、こういう物に囲まれた部屋というのは憧れるわー。

Her Majesty The Queen’s Conservatory

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Spiral in Temperate House

Kew Gardensで撮影した温室の写真をアップしました。

http://3d-luna.com/green-and-spiral/

そもそも温室とか植物園を撮り始めたのは
1997年にパリに行ったときか、2000年にマドリードの王立植物園に行ったときかさだかではないのだが
とにかくビギナーズラックで、とても素敵に撮れてしまったのだった。

それから植物園めぐりがはじまって、近所の小石川植物園、夢の島熱帯植物園、新宿御苑(閉鎖中)
白金の自然教育園、神代植物園、熱川のバナナワニ園、伊豆シャボテン公園、堂ヶ島の蘭の里、
草津の熱帯圏(ねったいえん、ではなく、ねったいけん。名前はすごいけど退廃的な温室があるのだ)
富士宮の花鳥園、京都府立植物園、弘前の県立植物園とか、まあまあ行っている。
海外だと先にあげたパリ、マドリードをはじめシチリアとかベトナムあたりだろうか。
たいして行けてない。

なににこんなに惹かれるのだろう。

有機的な植物の曲線と、温室のアイアンの対比は美しいし
そもそも自然のものを人が制御しようとしたところで
植物に飲み込まれそうになるという、あやうい緊張感が好きなのだと思う。

キューガーデンにはPalm House、Princess of Wales Conservatory、Temperate Houseという
3つの特徴をもった大きな温室があって、それがどれも美しい。
アイアンに施されたヴィクトリア朝の意匠と、それに絡まる植物は、
それだけでラファエル前派の作品のようだ。

oblique

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non title

夜の大英博物館にて
ギリシャローマの彫像の展示室。
斜め右上から左下にかけてハンマーでたたき壊したとしか思えない、見事なななめっぷりである。

この旅行を機に、カメラのレンズを新調した。
私はカメラやレンズにとんと疎いので
キヤノンの標準レンズでも特に不満はないはずだったのだが
プラハでモノクロで撮ってみたところ
「なんだかもうちょっとシャープなほうがいいよなあ」と思ってしまったのだった。
生意気にも。

新しいSIGMAの子は17-70という広角〜中望遠で、かつ接写もできるのが売りなのだが
この画角やシャープな描写が銀塩の頃に使っていたレンズとよく似ていて、
視界がむかしに戻ったみたいだ。

今回のロンドンの写真は、学生のころに初めてヨーロッパに行って
その街並みに圧倒されながら、見るものすべてが新鮮で
常に上を向いてきょろきょろと歩きながら
広角で撮りつづけていた頃の写真と似ているな、と思った。

London-Tokyo

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2012年10月28日

ロンドン8日め。
最終日、荷物をまとめて鍵を返す。あっけないほどあっさりとチェックアウトが終わる。

フラットの前でまるまるとした猫さんが近寄ってくるので遊んでもらう。
(なぜかポケットのなかにまたたびが1つ入っていたので提供した)

Cat

希琳ちゃんにEuston通りまで送ってもらってタクシーに。
どうせまた再来月会えるので、そんなに寂しくない。

ものすごい訛りのタクシーの運転手さんは直接空港まで行ったほうが楽だと言っていたが
往復切符を買っていたのでPaddingtonまで£10ほどで到着。
行きもタクシーで行けばよかった。

PaddingtonからHeathrow Expressに乗って15分、
あっという間に空港に着いてしまう。
成田からだってスカイライナーに乗れるくらいは大人になったので
こういうところはケチらないで楽に移動しようと思う。
生まれて初めてスーツケースが20kgを超えたのだ。地下鉄の階段は辛い。

噂通りT3の免税店はまるで百貨店のようで朝からフル回転していた。
さすがヨーロッパのハブ空港。ヒースローやりよるな。

帰りはさすがに爆睡というわけにも行かず、
BBC SHERLOCK:THE CASEBOOKを流し読みする。制作陣のコメントは
DVDのコメンタリーを見ているとさほど新しい情報はないかんじではあるものの
ところどころ付箋でやりとりされる登場人物たちのセリフがおかしい。

29日の朝9時に成田に着いて、昼前には家に着いてしまった。
夢のような10日間が終わって明日から社会復帰。
いつもの旅行よりもずいぶんゆったりと過ごして随分リフレッシュできた。
働かず、勉強もせず、ただ街をふらふらと徘徊する旅行者は
半透明の妖精さんのようなものだと思う。特に迷惑をかけるわけでもないし。
母国語で話さないので難しいことも考えず、かといって
英語で思考するわけでもなく、ただ見るもの触れるものは新鮮で美しい驚きに満ちている。

IMG_0823

ロンドンはそんな旅行者でいっぱいの街で、皆、旅人に優しい。

London:Knightsbridge-Russel Square

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午後はSt Pancras駅の時計の下で希琳ちゃんと待ち合わせ。
ものすごい笑顔でかけよってきてハグした希琳ちゃんはあいかわらず
顔ちっこくて美人さんでニコニコしているので嬉しくなってしまった。

一旦、宿に荷物を置いて、プレゼント交換。
こちらが日本から持参した超実用品に対して
希琳ちゃんからはものすごくものすごーーーく可愛いVivienneの長財布を
クリスマスプレゼントにいただいてしまった。
エビ(シャコ?)とかサルのイラストが描いてあるのに(!)こんなに可愛いなんて。
12月にはなにか素敵なものを用意しよう。そうしよう。

ふたりでとりあえず、希琳ちゃんが大好きな恐竜の骨を見にSouth Kensingtonへ。
自然史博物館に行き恐竜の骨を愛でて、さらに私が大好きな鉱石の部屋で
「鉱石とか、今まで完全にスルーしてたわ」と言われつつも鉱石を愛でて満足した。
あと、なぜか虫の展示のところには看板がわりに虫のオブジェが入り口に掲げられているのだが
なぜかB面(お腹のほう)が表になっているのであった。ショッキング。
ふつう羽のほうを表にするよね。
(この日、終始その写真を見ては笑っていた。ウケすぎ。)

その後ナイツブリッジまで歩いてハロッズの横にあるGRAN CAFEというカフェで
念願のアフタヌーンティーを。スコーン、ケーキ、サンドイッチ、
トレイにのっているもの全てか綺麗で美味しい。
お茶は一番好きなアールグレイをいただいたのだが、ものすごく香り高くてびっくりした。
食べ物が美味しくないとか思っててごめんよ、英国…

Afternoon Tea

そのまま百貨店のハロッズとハーベイ・ニコルズを冷やかして、
お互いヒゲの生えそうな生活から脱却すべく女子度を上げる。
(アラブからのお客さんと友達になる計画とか、誰が着るのかわからないような
錦野アキラみたいなものすごい刺繍のジャケットとかで女子度があがるか疑問だが。)
それにしてもロンドンは買い物天国であることよ。パッケージとかどれも可愛いし、
ハーベイ・ニコルズの最上階にある食料品売場なんて何時間でもいれそうだったもの。
(でも賞味期限が切れたカラスミを激安で売ってるのにはちょっと笑ったw そして希琳ちゃんはそれを買ってたww)

上機嫌のまま、宿の近くまで行って地元なパブで半パイントだけビールを飲んで
それから雰囲気がよさげなRussel Square近くのタパス屋さんに入った。
通りすがりに入ったのだが、出てくる料理がどれも美味しくて
サービスも感じが良くてすごくいい店だった。

Norfolk Arm

生ハムとか、お魚の燻製とか、ミートボールとか、ニシンの酢漬けとかチーズボードとか
ずっと独りで簡単なものしか食べて来なかったので、どれも日本では食べたことないものばかりで
美味しくて感動した。それに女友だちと一緒だと何倍も楽しい。
チーズはクラッカーにのせてマスカットと一緒に食べると美味しいのだな。
ワインも空けて、しゃべりたおして、そのまま宿でごろごろして本日の活動は終了。

もうそろそろ20年来(!)になってしまう友だちなので
京都だろうが東京だろうがロンドンだろうが(たぶんアラブでもアフリカでも)
どこで会ってもすぐに高校生の頃みたいになってしまう。
まだ話し足りないこともいっぱいあるし、リバティも見てないのにい、と思いつつ
もう翌朝には出発しなければならないのがつくづく惜しまれる。

とりあえずBBC SHERLOCKについては猛然とリコメンドしておいた。(えへ

London:East End

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2012年10月26日
ロンドン7日め。

朝、頭上の窓を見上げて驚いた。奇跡的に晴れである。
今日は、ノッティンガムから親友の希林ちゃんが遊びに来てくれるので
それまで近所をぶらぶらしてようかと思っていたのだが
あまりに綺麗に晴れたので、残る世界遺産のロンドン塔に行ってみることにした。

St Pancrasから地下鉄でロンドン塔の最寄りのTower Hillまでは1本なはずなのだが
土曜日、主な環状線が運休するのである。
日本でいうと、丸の内線と大江戸線がまとめて運休するようなものである。酷い。
路線図とにらめっこしたのだが、どうやってもTower Hillまで行けそうにないので
駅員さんに尋ねたところ
「あー、Northern線でBankまで行って、そ こ か ら バ ス だ ね 。」と言われた。
えええええ。いくらなんでも難易度高すぎるだろ。

ロンドン橋も見たいし、ということでNorthern線でLondon Bridge駅まで行って
そこから歩くことにする。それまで私は、あの2つの塔を持つ跳ね橋がロンドン橋だと思っていたのである。
で、実際にLondon Bridge駅に降りてロンドン橋を渡ろうとしたら
ロンドン橋は非常に地味な普通の橋でした。
それで、むこうに見えている跳ね橋が「Tower Bridge」だって。みんな知ってた?

from London Bridge

で、1kmほど歩いてロンドン塔へ。
路地があったら曲がる習性があるので、途中、Sugar Quayなる
砂糖を荷揚げしていたと思われる河岸のあとなどを見つける。
(Quay:キーがつく地名はアメリカではあまり聞かない気がする。pierとか言うような。)
ビルの隙間から遊歩道に入ると、階段はそのままテムズ川に沈んでいて
このへんおおらかでいいなあ、と思う。
日本だったらフェンスで囲ってしまうだろうから。

IMG_0855

大都会の真ん中にどっしりと構えている中世の古城であり要塞であり牢獄。
Ravenという大鴉を飼い、晴れたのが残念なくらい禍々しいような雰囲気ではある。

Tower of London
晴れ過ぎ。

土曜日は9時から開館しているのだが、あまり認知されていないのか非常に空いていて快適。
市民戦争の再現イベントがあるらしく、コスプレしたおじさんとおばさんが
ウロウロしていて楽しそうだ。(英国人はコスプレ好きらしい)

IMG_0918
「帽子がまがってるよ」

今でも現役の宝物庫として機能しているので、宝物館は非常に見ごたえあり。
とくに、現女王の戴冠式の映像は60年前のフィルムとは思えないほど鮮明なカラー映像で面白かった。
ああいう形骸化した儀式というのは面白いものだなあ。
混んでいると覚悟していたが土曜の朝イチはガラガラで
普段は止まって見られない王冠と宝玉もゆっくり見ることができた。
金とか宝石って、17世紀くらいのものでも磨き続けるとピカピカのままなのだな。

そして、ロンドン橋だと思っていたタワー・ブリッジを順光で眺め、
そのままBankのほうまで歩く。

Tower Bridge

Bankには王立取引所やイングランド銀行などイギリスの金融機関が集まっている。
歴史ある建物は、まるでギリシャ神殿のようだった。
やはりお金は神様だから???

Royal Exchange

London:Brompton-Bloomsbury

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キューガーデンズから宿に戻る道すがらにSloane Squareという駅を通るので
「現代のメディチ」と呼ばれているチャールズ・サーチのコレクションを見に
「サーチ・ギャラリー」に寄ってみることにした。

メインの展示はカール・ラガーフェルド御大の写真展で、これはこれで
とても良かったのだが、上階の若手の写真展がとても良かった。
とくにJon Rafmanは今までまったく見たことがなかったのだが
Google Street Viewから彼が切り取った世界があまりにもすごくてびっくりする。

観光客というよりは地元の若い人たちで賑わっていて活気がある。
今回、Hayword Galleryといい、思い立ってふらっと立ち寄った
ギャラリーがどれも当たりで嬉しい。

一度宿に戻ってひと休みして、夜は大英博物館に再訪。
金曜日は20:30まで開館しているのだ。
前回見られなかった企画展にも入ってみることにした。
企画展のチケットを買わないと、中央のリーディングルームには入れないのだ。
今回はシェイクスピア展であったが、大英博物館の本気を見たよ。
絵画や写本の間をぬって、現代の役者がシェイクスピア劇を演じている映像が
ところどころに挟まれていて面白かった。
シェイクスピア、まったく読んだことないんだけど
原文を知ってたらもっと面白いんだろうなあ。
ただ、リーディングルームの壁面が今回の展示のために隠されていたのが残念。
美しい内装らしいのだが。

Untitled
人も少なめで嬉しい。

前回は人が多くてすっとばしたギリシャ~ローマの展示室
エジプト関連の展示室をじっくり見る。
ギリシャ~ローマ関連は、もういろんなところでお腹いっぱい見ているので
あまり期待していなかったのだが、ディスプレイが本当にダイナミックで
照明も美しく、まるで演劇のワンシーンのようなのだ。
すっとばさなくてよかったと思った。

British Museum

でもやはり正面むかって右手にあるEnkightment「King George」の部屋が素晴らしくて
今回も人がすくないのを良いことにじっくり見ることができた。
唯一、超有名な青銅の猫さん(ゲイヤー・アンダーソンの猫)だけは出張中で
来月まで帰ってこないとのこと。残念。
まさか東京のエジプト展にいるのではあるまいな。

帰りに、博物館の向かいにある「MUSEUM TAVERN」を拝む。
これはシャーロック・ホームズの「青い紅玉」に出てくる店だそうです。
そもそもホームズはベイカー街に住む前は大英博物館の近くに住んでたのだよね。

Museum Tavern

London:Kew Gardens

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

2012年10月26日
ロンドン7日め。

ちょっと寝坊しつつも今回必ず行こうと決めていた世界遺産のキューガーデンズに向かう。
Victoria線はEustonから乗ったほうが楽だということも覚えた。
Victoria駅でDistrict線に乗り換えて郊外へ。とはいえ15分くらいで着くので
東京で言うと井の頭公園くらいの感覚である。

とにかく広大なのですべて見るつもりはなかったが、温室が3つあるので
それを重点的に見ることにした。
Victoria門から入ってすぐ目の前にあるPalm House。
これは曲線が美しい温室だ。中に入ると鉄骨にもヴィクトリアンな意匠が
施されていてとても美しい。とくに螺旋階段があるのが素晴らしいよ。

Untitled

となりの水連の池がある温室では親指ほどのサイズのちいさなねずみを見た、かわいかった。

次に三角形がいくつも重なったようなデザインのPrincess of Wales Conservatoryへ。
こちらは熱帯~砂漠などテーマ別に植生が分かれていて面白い。
サボテンコーナーでは、ひとりで来ていたおじいちゃんが
「わーすごい。これはすごい。すばらしい。」と呟きながら見ていた。サボテンマニア?

Untitled

最後に、ちょっと西の方に歩いてTemperate House。
こちらもParm House同様にヴィクトリアンなかんじで美しい。
いきなりグースにお出迎えされてびっくりしたけど。

Temperate House

温室間を移動するときに、すこし道からそれてふかふかの芝生を歩くと
リスをたくさん見かける。宿の窓からもたまに屋根をつたう奴等の姿を見かけるし
ロンドンには馴染んでいるようだ。(谷中の墓地にも昔はいたんだけどな。)
今日はぐっと冷え込んで風も強く寒い日だったので温室に長居してしまったが
美しい紅葉が見られたので良かった。
9月のバラの季節に来たらさぞ素晴らしいだろう。

Untitled

温室があまりに素晴らしく時間を忘れて写真を撮ってしまったので
気がついたら2時をすぎていた。カフェでパイと温かいカフェラテをお願いして
おなかもくちくなったところで退散する。

London:Bloomsbury-Soho-Piccadilly

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2012年10月25日
ロンドン6日め。

本日は今回の旅の目的のひとつでもある大英博物館へ。
本丸なのになんで後半になったかというと、どうせ一日博物館にいるのだから
天気が本当に悪い日にしよう、と思ったからだ。
そんなわけで今日は朝から雨。

宿から大英博物館は1kmちょっとしかないはずなのだが
どこをどう間違えたのか、ずいぶん遠回りしてしまった。
おかげでとても古い教会を見つけたのでよかったけど。

ラッセルスクエアを斜めにつっきると、もう大英博物館の長い塀だ。
ぐるっとまわると正面玄関が大きく開けている。

British Museum

たしかに、ギリシャ様式の建物自体は重厚だが自然史博物館の荘厳さに比べると
地味かもしれない。ただ、中に入ったときの近代的な天井との調和は圧巻だ。

British Museum

18世紀から今日に至るまで収集しきれなかったものは各博物館に分散されたということで
この大英博物館にあるのは古代~中世くらいのものが多いようなかんじ。
(実際の統計はわからないけど)
なので中世以降のものについてはV&Aに行ったほうがよいかもしれない。
とくに宗教美術に関しては大英博物館よりもV&Aのほうが展示方法も面白い。

エジプト関連もすごいはすごいのだけど、見せ方はNYのMetのほうが上手。
ユーラシア関連の考古学資料は、現地の遺跡で見たいなあと思ってしまう。
なんというかこう「はがしてきました」感が切ない。

今まで見たことがなかったあたりだと、エジプトのコプト教の資料が面白かった。
あとEnlightmntという、左右に天井までの陳列棚が並んでいて
中央通路に塑像や、収集品がケースに入れられて並んでいる部屋が
くらくらするほど素敵なのである。この部屋だけでも見る価値ありかもしれない。
大英博物館の基を作った18世紀のSir Hanse Sloaneの収集部屋って、
こんなかんじだったのではなかろうかと。

British Museum

レストランもとても快適で、ポークのサンドイッチ(アップルソース)は
ボリューム満点で美味しかったし、となりの英国人のご家族は
娘さんが天草(!)にいらっしゃるとのことで、日本語でお声がけいただいた。
こういうのは嬉しいものだなあ。

なんだかんだで見終わったらもう夕方だったので、そのままうろうろ歩いて
Sohoの中華街~ロンドンのへそ?ピカデリーサーカス周辺に行ってみる。
中華街は赤い提灯が3つのストリートにかけられていて可愛い。

Soho China Town

あちこちから良いにおいがしてくるのだけど、大英博物館でがっつり食べてしまったので
そのまま路地をぶらぶらしながらCovent Gardenまで歩いて
先日あまりゆっくり見られなかったマーケットを覗いてみたりした。
もとは青果市場?だったらしいが、今は外側の建物だけ残して
レストランやパブ、雑貨屋が入っている。
しかしなにしろロンドンなので、東京とたいして品揃えが変わらず
あまり買うものなし。となりの交通博物館のミュージアムショップのほうが
お土産にはよさそうないいデザインのものが置いてあるかも。

Covent Garden

地下鉄でSt.Pancrasまで出て、駅構内のショッピングセンターの本屋で
「SHERLOCK THE CASEBOOK」という本を発売日にゲットできたのでほくほく。
ついでに書店FOYLESのエコバッグがかわいかったのでこちらも購入した。
ちょっと時間は早かったけれど、外食する気にもなれなかったのでM&Sで牛乳などを買って
「SOURCED MARKET」というDEAN & DELUCAみたいなお洒落食材屋さんでパイを買って帰宅。

ここ数日、ずーーっと歩きどおしだったので、本日は早めに活動終了。
部屋で本を眺めてにやにやする。英語の教材は読む気がしないのに、
こういうのは頑張って読む気になるから不思議だわー。

London: Southwark-Holborn

Posted カテゴリー: 2012 ロンドンJournalSherlock Holmes

行き当たりばったりの旅行なので、グリニッジを後にして
さてどこに行こうと思ったところでDLR線がJubilee線に接続していることに気づき
Southwarkの現代美術館・テートモダンに行ってみることにした。

この駅からテートモダンへの道順はたいそうわかりにくいのか
まず駅の改札を出ると看板が出ていて
「オレンジ色のポストをたどっていくように」と書いてある。
???と思って地上に出ると、なるほど、道沿いの街頭がオレンジ色に塗られている。
よくできてるなあ。

Untitled

テートモダンは現在鋭意改装中らしく、裏側は大工事をしていた。
川のほうにぐるっとまわって入ると、なんと「Klein + Daido Moriyama」とあるではないか。
わたしはどうも旅先で不思議な企画展にめぐりあうことが多い。
たしかフィンランドでは杉本博司の個展を見たし、パリではポンピドゥが改装中だったのに
NYのグッゲンハイムでポンピドゥ展を見たり。世界が狭いというか、なんというか。

テートモダンは発電所を改装して作られた美術館で建築そのものもとてもかっこいい。
各フロア、それぞれのテーマにあわせて展示されている。
現代美術といっても21世紀のものだけではなくてキュビズム、シュルレアリスムあたりの
コレクションも充実している。久しぶりにポール・デルヴォーを見た。

一気に見て歩きつかれたので川が見えるカフェコーナーでひとやすみ。
テラスからセントポールがよく見える。

テートモダンの正面からは「ミレニアムブリッジ」という歩行者専用の近代的な橋、
ちょうど中央にセントポールがくるように架けられている。
ちょうどこの時間、うす曇の空のあいだから太陽が出て
この滞在で初めて太陽を拝んだ。かつては「日の沈まない帝国」だった英国だが
日が出ているとは限らないのであるな。。。

Untitled

セントポールをぐるっとまわると、ホームズとワトソン(BBCではシャーロックとジョン)が出会った
シャーロキアンの聖地(?)聖バーソロミュー病院がある。
通称バーツ、英国最古の病院だそうだ。
BBC Sherlockではシャーロックが落下した場所に立って、大満足で帰路に。
(そして「意外と低いから、落ちても死なないのでは。」という感想。)

Untitled

なんだかんだで、Holborn界隈からGray’s Inn Rd.を北上して
3kmくらい宿まで歩いてしまった。意外とRussel Sq.からも近い。
部屋で簡単な食事を作って本日の活動は終了。もう旅程も後半である。

London:Greenwich

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

2012年10月24日。
ロンドン5日め。

ご近所の素敵なセレクトショップ「goldandbouncy」さんから
ロンドン郊外のグリニッジを勧められたので行ってみることにした。
火曜と水曜はグリニッジ・マーケットという市が立つらしい。

Northern線でBankまで行き、そこからDLR(Dockland Light Railway)という
ゆりかもめみたいな電車に載ってCuty Sark for Maritime Greenwich駅へ。
この電車(?)は地上を走るのだが、テムズ沿いの再開発地区を
路面電車のように短い間隔で停まっていく。
方面も複雑に分かれていて庶民の足というかんじだった。

グリニッジまでは20分ほど。降りて川のほうを見ると
すぐに巨大な帆船が見える。貿易船として活躍したカティサーク号だ。
お酒の名前かと思っていたがこっちが本元なのね。

Untitled

まずはNaval Collage(旧海軍学校)のすばらしいチャペルとペイントホールを見学する。
現役の大学もあるようで学生さんたちが多い。しかし立派な建物である。
(iPhoneなので広角なかんじがイマイチ出てないけど)

Untitled

その後、National Museumへ。海事博物館はこどもたちでごったがえしていたので
早々に退散して、王立天文台に向かう。
あと半月遅かったらアンセル・アダムスの写真展が見れたのに残念である。

王立天文台はもちろん現役ではなく、今は資料館として
子午線のモニュメントとともにちょこんと丘の上にのっかっている。
世界の標準時の場所なのだからもっと立派なものを想像していたのだが
意外と地味だ。鉄道のグリニッジ駅の時計のほうが立派なくらい。

Untitled

24時間時計。

Meridian

みんな子午線をまたいで写真を撮るのがお約束らしいので真似してみた。
小さい頃、田舎が日本標準時の明石にあったせいか子午線という言葉に弱い。

資料館の中には時間にちなんで時計のコレクションが展示されているのだが
それがどれも素晴らしく、人が少ないのをいいことに随分写真を撮りまくってしまった。
となりで同じように熱心に歯車を撮っていたおじさんと無言で「同志!」的な
雰囲気になった。歯車、いいよね。

その後、グリニッジマーケットに行き、goldandbouncyさんにご紹介いただいた
BONBON CAFEというジャム屋さんに行ってみる。店主のグレースさんに声をかけると、
私が行くことを知っていたようで、とても歓迎してくれた。
グレースさんの作るジャムは「リンゴと唐辛子」とか「ルバーブとショウガ」とか
日本ではあまり見ない組み合わせのジャムがあって面白い。
色々味見させてもらってお土産にいくつも買ってしまった。

Jam of BONOBON CAFE

しばらく人と話していなかったので、ずいぶんと心もとない英語になってしまったが
親切にしていただいてとてもいい思い出になった。旅先で人に会うのはいいものだ。

http://bonboncafe.tumblr.com/

London:Westminster-Waterloo

Posted カテゴリー: 2012 ロンドンJournalSherlock Holmes

ヴィクトリア駅から東のほうへ、テムズ川を目指して歩くと
錚々たる建築物が出てくる。Victoria st.のどんつきには
最近あの家の人が結婚式をあげたらしいウェストミンスター寺院がある。

Untitled

最初は中に入らなくてもいいかな、と思ったのだが
せっかくなので16ポンド(珍しく高い入場料!)を払って中へ。
多言語対応のオーディオ機器をわたされて中に入ると
ゴシック様式のめくるめく装飾に圧倒される。

なかにはいくつもの礼拝堂があり、どれも絢爛豪華なのだが
中央の「Quire」と呼ばれる修道士たちの机に赤い小さなランプが並んでいるところが
地味に美しくて印象的であった。
ハリー・ポッターにも似たようなシーンがあったような。
あと、赤い芥子の花で囲まれた第一次大戦の戦没者の墓碑はちょっとくるものがあったな。

ところで、ここに埋葬されているエドワードI世は、当時としては
破格の185cmあってLongshanks(足長王)とよばれているらしいのだがが、
イギリスも昔の人は小さかったのね。
あと「懺悔王」ってのもネーミングとしては残念だな、と思った。
(信心深い王様で、のちに聖人になっちゃう別名「証聖王」なのに。。。)

解説を聞きながら休み休み見ていたらあっという間に時間が経ってしまった。
ヨーロッパのこれ系の宗教建築はローマでお腹いっぱいです、と思っていたが
やはり横着せずに見てみるものだ。

その後、Westminster宮殿のビッグベンを拝んで、ヴィクトリアガーデンズで
ロダンの”カレーの市民”を見て「あー、上野にあるやつとおんなじだ!」と思いつつ、
そのままWestminster橋を渡る。
このへんは一番ロンドンらしい風景が見れるということもあって、
観光客でごったがえしているのだが、橋の欄干が意外に低いのが怖い。

川をわたると旧市庁舎と、新しいロンドンの名物?「ロンドンアイ」という
巨大な観覧車がある。
歩き疲れたので旧市庁舎の一階にあるパブに入り、禁断の昼ビールをやってしまった。
薄曇りで霧も出ているので乗らなかったが晴れていたら楽しそうだ。

そのままテムズ川に沿って北のほうへ。
Jubilee Gardensからは、Royal Festival Hall, Queen Elizabeth Hall, Nationalと
近代建築の劇場やギャラリーが並び
再開発されたのかおしゃれなカフェとか雑貨屋さんもあって楽しい雰囲気。
Queen Elizabeth Hallの1階はBBC Sherlockのロケ地でも使われていた
落書きだらけのスケートパークで、実物を見ることができて感動(涙)

Untitled

ふらっと入ったHayward Galleryという新しいギャラリーでは
中国の現代美術の「Art of Change」という企画展をやっていて
Duan Yingmeiと、Xu Zhenの2つの作品(インスタレーションとパフォーマンス)はかなり印象的だった。

Performance of Chinese comtenoorary art

Waterloo橋をわたって北側に戻ると、ちょうどCharing Cross駅にぶつかる。
このすぐ近くにシャーロック・ホームズという有名なパブがあるので
まだ空いてるかと思って飛び込んでみた。昼にもう1杯飲んじゃったので
勢いづいていたのである。

Untitled

まだ4時すぎだったのだがすでに椅子席はほとんど満席。みんな飲むなあ。
軽めのエールをハーフパイントお願いして、ビール片手に店内をうろうろ。
二階のホームズの部屋の再現はレストラン利用客でないと見られないらしいが
窓からなら覗いていいよ、というのでお言葉に甘えて見せていただきました。
ロンドンゴーストツアーの御一行様も見に来ていた。
ホームズにはお化けは出てこないんだけどな。。。

そのままトラファルガー広場まで歩き、National Portrait Galleryを拝んで
(ここもBBC Sherlockのロケ地だった)繁華街を抜けCovent Gardenから地下鉄で帰宅。
Russel Sq.で下車してスーパーで買い物をして帰った。
ちょっと腰が痛くなるくらい歩いて、本日の活動は終了。

London:Battersea-Victoria

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

2012年10月23日。
ロンドン4日め。

今日は、珍しく渡航前から行こうと決めていたバタシー発電所を見に行くことに。
ガイドブックによると、Battersea Parkから歩くよりも、地下鉄の
Sloane sq.から歩いたほうがいいらしい。
そんなわけで、今日はいつものSt. Pancrasからではなく、EustonからVictoria線で
Victoriaまで行き、そこからCircle線に乗り換えた。

Sloane sq.駅はこれといって何もないのでまっすぐに川のほうを目指す。
政府の敷地なのだろうか。長い高い塀が続いているのが途切れると
橋の方向に4本の大きな煙突が見えてくる。
ここまでがテムズ川の北側で、ロンドンの中心部。南に下ると急に下町というかちょっと殺伐としたかんじのエリアになる。
橋の上から見るバタシー発電所跡は曇り空とよく似合う不穏な雰囲気だ。

Battersea Power Station

近づいても近づいても手が届かない巨大な建造物。
最近、再開発が決まったらしいが、工場の足元には近づけない。

周りをうろうろして、もうこれ以上は近づけないと思って
Victoriaまで一駅ぶん、川沿いに歩こうと方向を変えたら
川沿いでよく見える場所を見つけた。

Battersea Power Station

そしてもうすぐVictoria駅というところで、住宅街をくねくねと歩いていると
おじいさんと孫の視線を感じたので振り返ってみる。
孫が見下ろしているのは線路。しかもVictoriaから発着する電車を一望に臨む撮り鉄ポイントであった。

10本以上ありそうな曲がりくねった線路と行き来する電車、
そのむこうにバタシー発電所!素敵すぎる…。(別にそんなに鉄じゃないんだけど)
こういうガイドブックに載ってない、ニッチな風景に出会えるから旅はやめられないのだ。

railways and battersea power complex

もう色々な角度から発電所を愛でて満足し、Victoria駅のサンドイッチ屋さんで
ファラフェルのラップを食べて午後の過ごし方などを考える。
地図によるとバッキンガムとかウェストミンスターが近いようなので
そちら方面に行くことにした。(つづく

London:South Kensington

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

ホームズ博物館でお土産を買いすぎたので一度家に帰って昼食をとる。
昨日、駅で買ったチキンパイのボリュームがありすぎて一度に食べ切れなかったのだ。

ひとやすみしてからPicadilly線でSouth Kensingtonへ。
ここはロイヤルアルバートホールや、自然史博物館、ヴィクトリア&アルバート美術館など
錚々たる文化施設が並ぶ。駅を出るといきなり建築物の雰囲気が厳粛なかんじ。

自然史博物館も「宮殿??大聖堂??」という立派さで、
19世紀後半にできたものらしいがラインラント・ロマネスク様式。
中世好きにはうれしい建築物だ。
おかげでこっちが大英博物館だと思ってしまう人もいるらしい。

IMG_5140

内装もすばらしく、ステンドグラスのはめられた吹き抜けのホール中央に
恐竜の骨が鎮座しているのは上野の科学博物館を彷彿とさせる。
よく見ると天井のアーチにおさるがいっぱいつかまっていて可愛い。

IMG_5143

恐竜のコレクションはあまりに人が多くてげんなりしたが
個人的には鉱石のコレクションの間が本当に素晴らしくて
毎日通いたいくらいであった。

Mineral Collection

博物館を出ると、となりにはヴィクトリア&アルバート美術館。
こちらは工芸品・装飾・服飾関連のミュージアムである。

日本のコレクションでは東芝の伊万里や刀、鎧にまじって
うわさのロリータコレクションが。
これ、Fashionのところに移動すればいいのになあ。
その代わりに中世~近世は紅型や刺し子しかなくて偏っている。
小袖とか婚礼衣装を飾ればいいのに。
根付けのコレクションはあいかわらず海外のほうが充実していて悲しくなる。
これを見ると日本人てフィギュアを作る素質が昔からあったんだなと。
小ささとかバランス、デフォルメの仕方など。

てっきり服飾&工芸品のみの美術館だと勘違いしていて、さらっと見るつもりが
実は中世からルネッサンスのイコンや聖堂の回廊、
神殿の柱(どうやって持ってきたんだろう…)など
工芸というよりはもはや建築やら宗教美術の域のコレクションがものすごくて
閉館時間まで居座ってしまった。

IMG_5217
人の大きさで柱の巨大さがわかるだろうか。もちろんこの柱は天井までそびえている。

滞在中にもう一度行ってしまうかもしれない。
ヴィクトリア様式の建築も素晴らしい。

IMG_5197

アーツ&クラフトのウィリアム・モリスがデザインした部屋が
ティールームになっていて素晴らしかった。
カジュアルなカフェオレ一杯で居座るのは申し訳ないような気もしたが
こういうところを市民に広く開放しているのがいいなあ。
同じくおひとり様のおばちゃん(英語圏の人ぽい)と相席になって
「いやーすごいですねえ」「すごいわねえ」と言い合ってお茶を飲んだ。
ハープの演奏はもう誰でも知っているブリティッシュメドレーだったが
なぜか「タイタニックのテーマ」が一番ぐっときた。編曲がとてもよかった。

IMG_5201

そういえば、嗅覚はいちばん記憶とリンクしているというけれど
タピスリーの間に入ったときに、あのちょっと酸味のあるすえたにおいを嗅いで
一瞬でパリのクリュニー美術館を思い出した。脳ってすごい。

帰りはKnightsbridgeまで一駅ぶん歩いて、天下のハロッズで
お惣菜を買って帰ってきた。
駅で買ったサイダーのアルコールが7%もあって、一気飲みして撃沈した。
本日の活動は終了。

London:Baker st.

Posted カテゴリー: 2012 ロンドンJournalSherlock Holmes

2012年10月22日

ロンドン3日め。
今回の目的のひとつはシャーロックホームズ博物館に行くことだったので
早速午前中に行ってみることに。
空港から宿に向かうときにすでにBaker Street駅を通ってしまったので
新鮮味がなかったのが残念だが、壁にはホームズのシルエットが
プリントされていてかわいい。

IMG_5113

駅前にはホームズの銅像も。観光客が順番に写真を撮っていた。
柴又の寅さん並に愛されてます。

IMG_5110

Baker st.を少し南下するとシャーロックホームズホテルというのがある。
特にこれといって何があるわけではないらしいが、看板はかわいい。

ひきかえして北上すると右手に博物館がある。
1階がいきなりお土産屋さんになっていて、その奥でチケットを買うシステムで
さすが私営の博物館はしっかりしているなあという印象。

で、チケットを買って一度外に出て、ヴィクトリア時代の警官のコスプレをした人に
促されて2階にあがるといきなりベッドルームと居間が。
ベッドルームは8畳くらいかな。
ヨーロッパの昔の部屋を見ていつも驚くのは、意外とベッドも小さいこと。
貴族の部屋でもそうだ。みんな脚をまげて寝ていたのかね。
居間は暖炉にちゃんと火が入っていて、ホームズとワトスンが座っていた
向かい合わせのチェアが置いてある。

IMG_5119

ピンクの壁紙と、ホームズ愛用(ということになっている)
アンティークの実験器具やら革張りの本たちがやたらかわいい。
このイメージがあったから、最初、BBC SHERLOCKのパイロット版では
壁紙がピンクだったのかもなーと思った。

このころは小鳥の剥製というのが流行ったのかな。厚みのあるガラスの中に
カナリアの剥製がはいっている額がとても可愛かった。

3階には作品にちなんだ小物、4階には結構なげやりに作られた蝋人形が
ぎゅうぎゅう置いてあっておかしい。最上階はトイレでした。

IMG_5123
「ボヘミアの醜聞」ですな。

お土産屋さんではシャーロキアンの伯父とBBC SHERLOCKで
ともに原作読んでもりあがっている友人にお土産を購入。
なんかこう、いかにもなかんじの、浅草とかで売ってそうなやつばっかりなのに
ホームズ印が付いているだけでかわいく見えてくるから不思議ー。

London:St. Pancras-Russel sq.-Covent Garden

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

午後。

一度宿に荷物を置いて、宿からすぐの大英図書館へ。
ここはつい最近、大英博物館から独立して建てられたものらしい。
近代的なキューブをくみあわせたような外観なのだが、
むこうのSt. Pancras駅の煉瓦と見事に色が合っていて
角度によっては、モダンとクラシックが融合した
ひとつづきの建造物のようにも見える。

British Museum and St. Pancras sta.in

中は日曜ということもあってギャラリーのみ開いているのだが
正面玄関から入ると吹き抜けのホールにギャラリー状に革の背表紙が
ガラス越しに整然と並んでいるのが見え圧巻。

British Library

そのまわりを囲むようにベンチやカフェがあって、
みんなが思い思いに色々なところに座って読書や勉強ができるようになっている。
こういう公共サービスはいいなあ。

常設展は古今東西の装飾写本、植物画、地図、著名な作曲家の楽譜などが並ぶ。
ベートーベンの直筆にもびっくりしたが、となりのケースには
ビートルズの直筆の歌詞も。同列の扱いなのね…。
日本のものは絵巻物のほか、聖徳太子の百万塔陀羅尼の写本など
東京国立博物館の法隆寺館にありそうなブツがふつうに展示されていた。
(the One Million Pagoda Charmsが百万塔陀羅尼であることは今調べた。)

装飾写本を見ていると、あまりに手が込んでいるので工数が気になって
「現代だったら3時間ドラマをフル3DCGで描くようなものかなあ」などと
考えてみたが、もっとお金も時間もかかっているのだろうな。

企画展はケルアックの「ON THE ROAD」のScrollの現物展示。
これは結構貴重かもしれない。
最近わたしの周りでもケルアックが好きという人が多いので
これを機に読んでみようかな。

大英図書館から出て、St. Pancras駅を見学。
ここはわりと近年ユーロスターが発着する駅になったそうで
壮麗な外観とはうらはらにプラットフォームは非常に近代的。
車輪止め側の壁には巨大な時計と、巨大な抱きあう恋人の銅像が。巨大すぎておかしい。

もともと列車はWaterloo駅に発着していたらしいのだが、こちらに変更になった時に
フランスの鉄道会社は、ナポレオンが群集に「OUBLIEZ WATERLOO(ワーテルローのことは忘れろ!)」と言っている広告を出したそうだ。
ウォータールー(英)=ワーテルロー(仏)で、ワーテルローの戦い=仏軍が英+連合軍に負けた戦争、という知識がないと永遠に笑えない三段オチだが、欧州のみなさんは基本知識としてあるのでしょうな。

ターミナル駅を堪能したあとは、天気も崩れてきたので歩いていける範囲で移動することに。
駅から南下してRussel Squareへ。

IMG_5061

公園では、あいにくの天気だったが手作り市のようなお祭りをやっていた。
ステージから沖縄民謡が聴こえてくるので、一瞬「ここは日比谷公園か?」という
錯覚に陥ったが、ワールドミュージックのライブをやっているらしい。
沖縄民謡のあとは、バルカンミュージックのライブで、えらいかっこよかった。
思わず足を止めて聴きいってしまった。

その後、ロンドン大学の中を抜けると、こちらもあいにくの天気のなかの
こども向け参加型現代アートフェスみたいなのをやっている。

IMG_5071

ひやかしつつぶつかったTottenham Court Rd.はHabita, HEALSなどの家具屋や雑貨屋が並ぶ。
Paperchaseという伊東屋みたいなおしゃれ文具デパートへ。
オリジナルの雑貨を物色してCafe NEROでひとやすみ。
ちょっと小腹が空いたので軽い気持ちで頼んだチョコレートブラウニーが
ものごっつ甘くて重くて力強い味であった。
お茶請けを頼んだら、羊羹1本出てきた、みたいな。

そのままさらに南下してCovent Gardenへ。
日曜なので閉店が早くて店はあらかた閉まっていたが
屋根つきのショッピングセンターCovent Gardenのなかではバスキングが大盛り上がりで
アイリッシュのバンドが、おひねりが出ると全員でその人を囲んでひざまづいて演奏したり、最前列の人にからみまくって
根負けしたお客さんがお札を掲げて出すとギャラリーから笑いと拍手が巻き起こったりと楽しそう。
お客さんもやりよるな。

バスキングジャパンの戸田さんに「イギリスはバスキングの本場ですから」と
言われたのを思い出す。
最近はライセンス制になって、オーディションを通過した登録アーティストは
本当にハイレベルなんだそうだ。(稼ぎも。。。)

見たかった靴屋さんも閉店していたのでCovent Gardenはまた出直すことにして、
Piccadilly Lineで北上して帰宅。なんとなく、ロンドンの地下鉄にも慣れてきた。
-案内板の方向表示に終点駅名がない。ホームの電光掲示板にしか出てこない。
-通路の方向案内は「南方面」とか「西方面」とか、おおざっぱな方向しか書かれてないので
路線図と東西南北が頭に入っていないとどっちに行っていいのかわからない。
-ホームに次の駅名が書いてないので不便。
-ドアの横についている「Open」ボタンは押さなくてもいいっぽい。(冬場限定?)
-オイスターカードは、かなりしっかりタッチしないとエラーになる。
-ふつうに運休する。(キー!)
などなど。

St. Pancras駅のSOURCEDというお店でパイを買って、本日の活動は終了。

London:Euston-Camden Town

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2012年10月21日(日曜)

London

朝。予想通りロンドンの天気はどんより。
窓の外はイギリスらしい集合住宅の煉瓦と、少し遠くに教会の鐘楼が見える。
30分ごとに鳴る鐘はあそこから聞こえてくるのだろうか。

日曜なので閉まっているところも多く、今日はマーケットと近所をぶらぶらする日にした。
とりあえず、BBC Sherlockのロケ地が宿から近いというので
歩いてNorth Gower st.へ行ってみることに。
Euston st.を西へ歩き、Euston駅をすぎたあたりを左手に曲がると
すぐにあの「SPEEDY’S」の看板が見えてきた。

North Gower st. (aka Baker st. 221B)

ここであんなことやこんなことが(爆発も…)あったのね~。しみじみ。

そのままEuston駅に戻って、今度はNorthern Lineで北上しComden Townへ。
まだ10時くらいだというのにどっと人が降りる。
地上に出るといきなり露天が軒を連ね、空き地に露店がびっしり並んでいる。
延々と続く竹下通りというかんじだ。
売っているものはどれもくだらない雑貨やTシャツなのだが、店構えが面白い。
若者向けはスカルモチーフ一色だなあ。

London

木製のiPhoneケース、お土産にタンクトップ、玩具などを買い
結構な荷物になってしまった。

Camden Lock, Stables Marketなどをひやかし、露店のエスニック料理屋が軒を連ねて
いいにおいを発しているので右往左往して迷いながら
結局、ファラフェル(中近東~ユダヤ料理)を食べた。
ひよこまめのコロッケですな。ピタパンにはさんでサラダと一緒に食べる。
ものすごく美味しいものではないのだが、日本ではほぼ食べられないので。

Stables Marketは古くからある市場のようだが、中はずいぶん改築されて
ところどころに巨大なブロンズ像が置いてあってちょっとしたテーマパークみたいだ。

Stabbles Market in Camden Town

このあたりは運河が入り込んでいて、かわいい観光船なんかも浮かんでいた。

London

橋の上から観光客に凝視される船とおじさん。

ぶらぶらとしてメインストリートに戻ると、まっすぐ歩けないほど人が増えていたので
さっさと退散。荷物も増えてしまったので一度宿に戻ることにした。

Tokyo-London

Posted カテゴリー: 2012 ロンドン

ものすごい勢いでBBCのSHERLOCKと本家のシャーロック・ホームズにハマったので
熱いうちに倫敦に行ってみることにした。

東京からはVirgin Atlanticで12時間。
デザインにとても力を入れていて、ポスターや動画、POPがいちいちかわいい。
いつものようにヨーロッパ方面に行く時は前日貫徹で出発する。
着いてもまだ昼なので飛行機の中で眠らないと着いてから時差ぼけで大変なのだ。
12時間のフライトだったが、いつものように爆睡して2時間ほどで着いた気分であった。
ヨーロッパ方面の直行便って久々に乗ったけど本当に楽ちんだな。

イギリスの入国審査はしつこいことで有名らしいが、たしかに他の国に比べて
いろいろ聞かれるような気がする。仕事も会社員だけではなくて職種まで聞かれた。
(係員の個性かもしれない)
そしてわたしのパスポートに貼ってある査証を見て
「イランとかアルメニアも行ってるのにイギリスは初めてなの!?」と
笑われたのであった。すみません…。

ヒースロー空港から市内に行くにはいくつかの方法があるのだが
いちばん速く市内に行けるというHeathrow Expressに乗ってみることにした。
ターミナルのインフォメーションセンターで聞いたらその場で切符も買えたので
そのままターミナルから地下へぐんぐん降りて行って乗車するのだが
案内はとても悪いので、観光立国として改善してもらいたいものである。
(京成に近い。どうやってもそうなってしまうのだろうか…)

高いだけあって、空港からおよそ15分ほどで市内のPaddington駅に着いてしまう。
大陸~ヨーロッパ独特のターミナル駅のこの感じが本当に好きだ。

Paddington station

ここまでは非常にスムースだったのだが、そこからがかなり大変!

まずOisterカードを購入したのはいいのだが、自動改札が閉まるのがはやすぎて
スーツケースがはさまりまくりw 後ろの人すみません。

ホテルの最寄り駅はふたつの鉄道駅と5本の地下鉄駅が交差するターミナル駅なので、
本来なら直通の地下鉄が2本あるはずなのだが
Hammer Smith & City線は区間運休、もうひとつのCircle線は
なんと全面運休ということで(どういうことだよ)
結局、Bakerloo線でBaker Streetまで行き、そこから復活したHS & City線に乗り換えて
目的地まで行かねばならないということがわかった。
(しかもその「運休のお知らせ」のタイポグラフィとレイアウトが、妙に綺麗に
かっこよく作られているのがなんとなくムカつく。)

Baker Street駅は噂通りホームズ祭なのでちょっとアガった。
ホームの壁にはこんな。

Baker Street Station

そのホームズのシルエットをよく見ると、ちっさいホームズがたくさん。
(ちょっと気持ち悪い)

Baker Street sta

こんなパターンのグラフィックもある。かわいい。

Baker Street sta

それにしてもBaker Street駅は古くて、エスカレータもないところを
重たいスーツケースを抱えて右往左往しなければならず、泣きそうになったよ。

で、泣きながらたどり着いたのが目的地King’s Cross St. Pancras駅。
地下鉄ははKing’s Cross St. Pancrasという「牛込柳町」みたいな名前なのだが
本来は別の鉄道のターミナル駅で、とくにSt. Pancrasのほうは
東京駅がちっさくかわいく見えてくるくらいのヴィクトリア調ネオゴシック様式の
荘厳な駅だった。城かと。

St. Panceas sta

駅前にはバーガーキングとかスタバとかピザ屋やバルが並んでいて
どこも満席。活気がある街だ。
St. Pancrasの前のEuston.st.を西に歩くと隣りには近代的な大英図書館があり
そのはすむかいの路地をはいっていったところに今回の宿がある。
クレッシェンドに曲がった道沿いに建つ質実剛健な集合住宅で
なん区画かごとにB&Bやホテルが借り上げているようだ。
わたしが投宿しているのはStudios2let Appartmentsというアパートで
小さいながらキッチンも着いている。

荷解きをして、PCとかWifiとかいろいろ繋げて(旅行は充電との戦いだ)
近所のBranswitchというショッピングセンターの大きなスーパーで
滞在に必要な日用品やら夕食の買い物をして本日の活動は終了。