flying boat

投稿日: カテゴリー: 2007 シチリア


トルコ写真を現像したら、シチリアで撮影したフィルムが1本まじってた。
タオルミーナという、日本で言うと熱海みたいな保養地の
「4月9日広場」は、教会があり、海が見える展望台があり
広場のまわりをぐるっとカフェが囲んでいる素敵な場所だ。
なにやら、空にヘリコプターのようなものが飛んでいるのだが
なんか妙に軽そうだし、軌道もふらふらしている。
あれあれ、なんか海にむかって落下しているような?
「お?」
「おおお?」
といいながら、カメラで追っていたら、周りの人もみんな注目しはじめた。
そうこうしているうちに、そのまま着水して、
スイスイ海の上を走っていったよ。
一同( ゚д゚)ポカーン

Sicilia: Taormina

投稿日: 2件のコメントカテゴリー: 2007 シチリア

シチリア日記最終回。
9/20-21
タオルミーナは山と海が近接した熱海のような地形で
ホテルや繁華街は山の上のほうにある。
その眺望のよさと海の美しさから、ヨーロッパ屈指の保養地だと言われているが
日本における熱海同様、それが最新の情報かはわからない。
なぜなら観光客はお年を召された方ばかりだったからだ。
あまりに坂が多すぎるし道は狭いし一方通行ばかりだし
住むには難儀そうなところだが、さすが観光地!
シエスタで休まないし、レストランは夜遅くまで開いている。
ノートからタオルミーナに入ったころにはもう夕暮れで
町を少しぶらぶらして、Shelterというカジュアルなピザ屋に入った。
目抜き通りは人がたくさん出ている。
翌日は、朝早く起きて山登り。
山頂にある教会と城のあとを見に、ひたすら階段を上る。
かなりきつーい。ヨーロッパからのおばちゃんたちは
みんな中腹で挫折していた。
こんなところで大和魂を見せてもしょうがないんだが
とりあえず意地で頂上まで登る。
景色はたしかに絶景だったが、城は閉まっていた。
しょうがないので猫と気が済むまで遊ぶ。珍しく人なつこい猫だった。(こいつ
しかも、山の裏手にはバス停があった…!(衝撃
洞窟をくりぬいて作ったような教会。
そして聖母子像。

その後、土産物屋が軒を連ねるテアトル・グレコ通りを歩きギリシャ劇場へ。
ここらのお土産屋ではトクナクリアをモチーフにした
陶器やタペストリーが多い。やはりキャッチーな造詣だもんな…
今日のも結構強烈。(横にはテレタビーズの太陽ちゃんみたいなのがいる)

ここのギリシャ劇場は、シラクーサほど大きくはなかったけれど
ここは今でも現役で使われているそうで、こんな舞台装置の中で
古典劇なんかやったら幻想的でいいな、と思う。
その後、FUNIVIAとよばれるロープウェイで海へ。
12人乗りの妙に近代的な、タイムスリップできそうな乗り物でかわいいが
動きは非常に不安定で、同乗した観光客はみんな神妙な顔をしていた。
海の見える美しいレストランでボッタルガ(カラスミ)のパスタを食べる。
ボッタルガはほぐしてあり、千切りのバジルがのせられ
日本のタラコスパゲティと非常によく似ている。
元祖はこっちかもしれない。
ここのレストランからは、映画『グラン・ブルー』の舞台になった
Isola Bellaという島がよく見える。
潮がひくと地続きになるようで、みんな徒歩で島に渡っていた。
なんか江ノ島によく似ている。

おなかもくちくなったところで、山の上に戻り
目抜き通りであるウンベルト通りを右往左往する。
途中広場かあり、カフェが外に椅子を出しているので珈琲を飲む。
ラジコン売りが操作しているのは、うちのミニ吉と同じカラーリングだった。
日本ではあまり見ない配色なのだが、こっちではこの色が人気みたいだ。

昼、わりとしっかり食べたので夜は簡単にパニーニ。
最後の夜のわりにあっさりだが、連日前菜&パスタで
さすがに胃もお疲れ気味。
くらくなるまで町をふらふらして、ホテルすぐ脇にある階段の踊場から
海をながめると、こぢんまりとした美しい夜景。
翌日は朝から帰路に着く。
チュニジアが完全パックツアーで、食事から移動からすべて
旅行会社まかせだったので楽だったが、
シチリアは自分たちでバウチャーを切って、運転手としゃべって
レストランで悩んで食べて失敗したり成功したり。
そのかわり、ゆっくり写真が撮れて、疲れたときにはいつでも休めた。
日数のわりには、充実した旅だったな。

Sicilia: Gallery

投稿日: 3件のコメントカテゴリー: 2007 シチリア


シチリア写真(フィルムバージョン)UP。
温室と南国の植物、狭い路地と朽ちた壁、教会、空…
そんな風景ばかりを撮っていたようだ。
パレルモの植物園からはじまった今回の旅と同じく
植物園の温室から不思議な世界の城や路地に迷い込み
そこで見た風景をつないでいったような
構成にしてみました。
「なんだよ、いつもどおりじゃねえか」と言わず、
ここはひとつ、ご笑覧くださいませ。
http://3d-luna.com/voyage/sicilia/index.html

Sicilia: Siracusa-Noto

投稿日: 5件のコメントカテゴリー: 2007 シチリア

シラクーサからノートNotoへ。
今日の運転手サルヴァトーレ君は絵に描いたようなラテン系。
そしてやっぱり英語は話せない。
シチリア南東部のノートからカルタジローネ一帯は
「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市郡」として
世界遺産に登録されている。
ここは1693年の大震災で崩壊した旧市街を捨てて
新たな都市計画で生まれた「新市街」なのだが
とはいえ18世紀初頭の話だから古都といっても良い。
そのときに「どうせやるなら流行のデザインでかっこよくしよう!」と思いたったノート領主は偉い。
後々観光都市となって市民を潤すとは思っていなかっただろうが。

壁の落書きがひどいパレルモに比べて、徹底的に落書きも消され
過剰な装飾が施されたバロック様式の建築は
最近になってまた修復されたらしく、ぴかぴかだ。
古けりゃいいってもんでもないが、あまりにぴかぴかだと
ありがたみが薄れる、とか言ってる勝手な観光客たち。
人間やガーゴイルの彫刻が並んでバルコニーを支えている様子は
ちょっぴりユーモラスでもある。

町はシエスタで死んでいたが、外観を見るだけでも満足。
黄色味の強いベージュと、バロックの曲線と、蘇鉄の硬い質感との
組み合わせが、なんとも素敵。
16時をすぎたころからは、大聖堂にも入れるようになっていた。

ノートから最終地のタオルミーナまでは150kmほど。
ラテン系運転手サルヴァトーレ君に「君は助手席に座りたまえ!」と言われ
2時間ほど、イタリア語のみで会話する羽目になる。
『ゆびさし会話帳 イタリア語編』をにぎりしめ
「シチリア、パスタ、美味しい!」とか
「ウニ食べた!」とか
「わたし、WEBの仕事 デス!」とか
お互いものすごく一方的な会話をする。
会話帳には動詞の現在形しか載ってないので、過去の話や
未来の話ができないのがもどかしい。
こういうときに文法が必要になってくるのだな…
サルバトーレ君は副業でグラフィックデザイナーもやっているらしく
Windows XPでPhotoshop 10を使っているらしい。
(「フォトショップ ディエチ!」って言ってるのが無性にツボに入った。)
マシンはASUSだそうだ。パソコンの話は各国共通だなあ。
「Adobe製品は高すぎるよね!」
というところで意見が一致した。おお、万国共通認識。
あと携帯を4つも持っているのを指摘したところ
「仕事と、家族と、ガールフレンドと、発信専用」らしい。
機種自体はタダみたいなものらしく、そのへんのシステムは日本と似ているのかも。

シチリア第2の都市カターニアCatarniaを見ながら
高速をとばしていく。
目的地のタオルミーナは、山の上にのっかるようにして拓けている町で
蛇行する山道に車酔いした。
タオルミーナ市内に入ってから、サルヴァトーレ君は激しく道に迷い
→車止める
→わたし窓開ける
→サルヴァトーレ君が通行人に道を聞く
→わたし御礼を言って窓閉める
→発進する
という華麗な連携プレイで5回ほど道を聞き、
せますぎる路地を大型車で通り抜け
ようやく、ようやくHotel Paradisoについたのであった。
ぐったり。

Sicilia: Siracusa

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: 2007 シチリア

9/20
シラクーサ2日目。
朝、早起きして市場へ行く。
シチリアの朝は光がオレンジがかっていて綺麗。

日本ほど早くから市が開かないようで、7時くらいでも
設営している最中だった。日本の青果市場のように
常設というわけではなくて、蚤の市のようなかんじ。
大小さまざまなトマトが並ぶの様は、さすがイタリアというかんじ。
南瓜は巨大なキノコみたいなかたちをしているし
茄子は京都の米茄子のように丸い。そして大きい。
ドライトマトと柘榴を買って、柘榴は海辺で食べた。

ホテルで朝食をとったあとはタクシーで新市街へ。
「天国の石切り場」と呼ばれている遺跡へ行く。
ローマ時代の円形劇場などが残っているのだが
「ディオニッソスの耳」と呼ばれている洞窟が圧巻。
たしかに耳のような形をしていて、天井までは数十メートルあり、
音がものすごく反響し、ささやき声でも洞窟の入り口まで聴こえるそうな。

そこから歩いて、サン・ピエトロ・エヴァンゲリスタ教会へ。
地上には屋根の落ちた教会の廃墟しかないようだが
地下にはローマ時代からのカタコンベ(共同墓地)があり、
ガイドつきで中に入れる。
なかは湿っていて暗くて寒くて、大通りや広場、路地などがあり
ひとつの町のようになっている。左右の壁面には
死体を置いていた穴がボコボコ空いていて、かなり不気味。
(フランスのカタコンベのように実際骸骨が積んであるわけではないんだが。)
ところどころ、中世の壁画が残っているが状態は悪い。それがまた不気味。
屋根の落ちた教会も、実際は屋根が一部補修されており
中のビザンチン様式の壁画を見ることができた。
こちらも状態は悪いが、色がかなり鮮やかに残っていてびっくりする。

新市街をタクシーをもとめて歩く。
日本の地方同様、流しのタクシーというのはいなくて、
大きな駅まで歩かねばならない。
人に聞きつつ、立ち入り禁止じゃないか?というような
通路を通ってシラクーサ駅まで行き、ようやくタクシーゲット。
本日のトクナクリアさん。(@オルティジア島 ローマ通り)

ちょっとマイケル・ジャクソン入ってます。

Sicilia: Siracusa

投稿日: カテゴリー: 2007 シチリア

カルタジローネからシラクーサ Siracusaへ。
シラクーサの旧市街はオルティジア島 Isola Ortigiaという出島のようなところにある。
シラクーサという名前も、なんとなく頭の中で「白草」と変換してしまう
温泉地みたいな名前だ。
途中、車が出島の直前で止まってしまった。
おろおろと事務所に電話する運転手に「何か問題でも?」ときくと
「禁止」だという。
察するに、大型の車は入れないという情報が
島の入り口に書いてあったらしい。
「ここからタクシーで島に入らないとだめかも…」と言うので
まさかそんなことはあるまい、と思っていたら
案の定、運転手の勘違いで、車は別ルートでホテル近くの広場まで入ることができた。
あー、びっくりした。
今回宿泊するHotel Romaは、まだ新しいホテルで
内装はアールヌーヴォー風でかわいい。ホテルマンは英語が堪能だし
アメニティも凄く洗練されていて、これからシラクーサに泊まる人には
是非お薦めしたい。

夕方、ホテルのすぐ裏にある大聖堂へ行く。
大聖堂の地下には巨大な空間があり、戦時中は防空壕としても使われていたそうだ。
当時をしのぶ資料が展示されていて、ちょっと寒い雰囲気だったが
唐突に人工滝に変な女神像が投影されているアート作品?があったりして意味不明。
(写真に映ったぼやけた像を見て、b様は「心霊写真だ!」と興奮していた。
残念ながら仕込みです。)
広大な地下通路を抜けるとイオニア海をのぞむ港に出る。
ちょうど日が沈むときで、空の色が刻々と変化して美しい。
地中海の海は、なぜだか日本の太平洋とも日本海とも違う色になる。
公園の小鳥が狂ったように啼いていた。
海べりには泉があって、もう暗くなるというのに透明度がわかるくらい
きれいな水が湧き出していた。

シラクーサは夜が素晴らしい。
レトロな街灯が、どんなちいさな路地にも等間隔に設置されていて
ちょっと黄色がかった光で道を照らしている。
東京の下町のように、道には植木が置いてあり
犬が寝ていて、人々がふらふらと歩いている。
朝になったらきっと壁の落書きや、道端のゴミも見えてしまうんだろう。
でも、夜は美しい。


海べりの遊歩道に軒を連ねるピザ屋で夕食。
シチリアに来て、初めてピザにありつけた。
日本でもなじみのある「カプリチョーザ(気まぐれ)」は
サラミやドライトマトやオリーブが乗っていて美味しかった!