Good Bye Lenin!

ヴォルフガング・ベッカー監督『グッバイ、レーニン!』 熱心な活動家だったお母さんが心臓発作で8ヶ月も昏睡状態に陥っている間に 東西ドイツが統一されてしまって、目覚めた母にショックを与えないように 社会主義国家が続いているように演出し続ける息 […]

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biblio

ストラホフ修道院には、神学の間、哲学の間があり そこにおさまりきらない本が通路の書架に並べられている。 鼻先に、触れたら解けてしまいそうな皮の表紙の装飾写本。 図書館特有の、紙の甘いにおいがする。 プラハ

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Cafe Kafka

中央駅がいい。 線路が行き止まりで、どんつきにはいかめしい緩衝器が設置されている。 とりわけ中央駅のカフェが好きだ。 プラハの中央駅、アールヌーヴォーの意匠に見下ろされつつ 紳士淑女がカフェ・カフカで出発の時を待っている。

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Battery

「黄金小路」には、プラハ城の奥に隠れるようにして入る。 豪華な名前とはうらはらに、もとは使用人たちの部屋だったらしいのだが、 色とりどりの壁の色がポップで、今では土産もの屋になっていて観光客が絶えない。 そのさらに奥に、ひっそりと砲台のよう […]

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INRI

調べよう調べようと思って忘れてしまい またそれを目にして調べなかったことを後悔する、ということがよくある。 キリストの磔刑の上に掲げられた「INRI」もそう。 ラテン語の頭文字なのはわかるが、なんだったっけ、といつも思いつつ放置していたのだ […]

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