Book Market

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しのばずくんの本の縁日へ。

出版社や編集の方々とお話しながら本を選べるという最高に贅沢な縁日。 テントが美しい。高山なおみ『料理』リトルモア(サイン本!)、園子温『非道に生きる』朝日出版社、Meets『みんなの神田神保町御茶ノ水』京阪神エルマガジン社。どこも面白そうな本を出しているところばかりで悩ましい。今日は新書ばかりだ。

パリットフワットさんでクッキーを買い、美容院の予約時間まですこし時間があったので森鴎外記念館のモリキネカフェへ。ジンジャーエール250円、安い…。そしてとても居心地が良い。

その後、ご近所さんのだんなさまがオープンした美容院で髪を切っていただく。すてきにしてもらって嬉しい。

hitohako

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今日は閉会直前に一箱古本市へ。

rojirojiさんのところに遊びに行ったら、落語系に強い本屋さんが軒を連ねており「志ん朝師匠の最後の対談が載ってますよ」とのことで2001年の『東京人』を。コラムには9.11に言及したものが多く生々しい。東京に住んでいるとNYはひとごとではない感じがするよなあ。コラムニストの予言どおり、すっかり今はテロの時代になってしまった。

もう一冊は志ん朝の歳時記『志ん朝のあまから暦』。語り口が落語のそれで小気味よい。

圓朝まつりの話などして楽しかったな。やはり古本というのはAmazonにはない本と本を内包する世界の出会いがある。

 

「激闘録ひとでなし」

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「激闘録ひとでなし」読了。聖飢魔IIの舞台裏をつづった本。今まで、あまり舞台裏には興味がなくてウラビデオも意識的に見ないようにしていた。わたしのなかではあれは地獄から這い出てきた悪魔であり架空のキャラみたいなものだったから、あんまり現実的なおっさん見せられてもな、ってのもあり。
しかし読んでみると本当に面白い。バブル期からそれがはじけるあたりのメジャーの音楽シーンってこんなだったんだ、というのがよくわかる。聖飢魔IIではなく、RX(リズム隊)のソロアルバムを出す予算が2000万円て。今では考えられないだろう。半分以上はプロモーションだろうけど。

それともうひとつ興味深かったのは96年ごろに活動が停滞して本当に本当に解散の危機があったこと。96年って何してたかなって考えたら特撮ジャンルにドハマリしてて正直ちょっと離れてた時期ではあったので見事にリンクしている。それだけ求心力のあるイベントがなかったから、そっちに行ってしまったとも言える。著者は低迷期をスキャンダルやモチベーション低下やマネジメントに原因があるように書いてるけれど、大きな原因のひとつは不景気だったってのもあるんじゃないかな。この頃わたしは大学生だったけど就職氷河期で大変だったし、聖飢魔IIが解散した翌年に就職したが、周りの国内メーカーはばたばた潰れてた。

不景気なときに売れるものが絶対的に良いものとは限らない。売れているものというのは時代の空気をつかまえただけだと思うし、聖飢魔IIって歌舞伎みたいなもので、長い歴史のなかで歌舞伎にも浮き沈みがあったように時代の空気にあわない時期もあったんだろう。お金のないなかで作り出すものはハングリー精神は醸成・反映されてるかもしれないけど、ケレン味のあるロックな集団に貧乏臭いのは似合わないし。制作者側としては一時期しょぼくしょっぱくなってたのかもしれないけど、私には気づかなかった。気づかせないまま終焉に向かって行って、ものすごく美しい最後を見せてくれたし、その後の期間限定再集結でも最高に楽しいお祭に参加させてもらった。

この本を読んでウラビデオ2も見てみたが、和尚が「99年で解散したときはなくなったっていう感じだったけど、再結成した今回は聖飢魔IIはなくなるというものではなく、聖飢魔IIは聖飢魔IIとして存在していて、ぼくらが仮にいなくなってしまったとしても、聖飢魔IIは未来永劫残るものなんだ」っていうことを言っていて、それを実感する。ほんとうに伝統芸能の域になっているんじゃないかな。だれか襲名して続ければいいのに、とたまに本気で思ってしまう。

今でも大好きなバンドだ。

追記
この本、すごく面白いんだけど誤字が多すぎる。再版することがあるなら校正がんばってほしい。

追記
2016/2/1に電子書籍で再版とのこと。めでたい。

Kanda Old Books Market 2015

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神田古本まつり2015のこと。

水道橋から神田神保町までぶらぶら。昭和初期の研数学館(昭和4年とのこと)の教会のような建築や、ビルの隙間に唐突に神田教会などが見えてくるから面白い。

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白山通りと靖国通りの交差点に出たのでそのまますずらん通りへ。前は露店が並んでいた印象だったが、今回は静か。ボヘミアンズ・ギルドさんは賑わっている。そのまますずらん通りを抜け、靖国通りへ。呂古書房さんを久々に訪れる。昭和45年サントリー発行の『洋酒マメ天国』という豆本、フクロウとチェロの版画のエクスリブリスを購入。

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露店のほうのボヘミアンズ・ギルドさんで『フォントのふしぎ』、名前は失念したがデザイン系が強いところで『演劇フライヤー集』も。演劇関係の書籍をもとめることは珍しいのだが、先日の甲府桜座の横尾忠則のポスターとペダステの余韻が残っていたのかもしれない。小宮山書店さんに行ったら本物が20万円くらいで売られていた。ずいぶん値段があがったのだな。

その後、古書センターの鳥海書房さんで植物画を物色するも、これぞというものはなくて諦める。19世紀のこのようなプリントが数千円で買える時代ももうそろそろ終わるのだろうな。(と思っていたら古書の値段は下落傾向にあるらしい)

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三省堂で少し時間をつぶして、駿河台の居酒屋でお疲れ様会。よく歩いた一日だった。

Goodbye Shosen Book Mart

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書泉ブックマートが2015年の9月いっぱいで閉店するという。小学生の頃から父と神保町に行ってまんがを買ってもらうというと書泉ブックマートだったのでなんとも切ない。高校では駿台、大学ではアテネ・フランセ、社会人になってからはデジハリと、ずいぶんこの界隈に入り浸っていたので本当にお世話になった。当時は秋葉原にもマニアックな本屋なんてなくて、ここが唯一といってもいい大きなサブカル系書店だったのだ。

自転車の空気を入れたついでに、つついと神保町まで。すずらん通りに自転車を停めて、書泉、文房堂、東京堂、キントト、ボヘミアンズ・ギルド、三省堂をぶらぶらするのがいつものコースだ。書泉では営業の人とレジのおねえさんがしみじみと「今月末までなんです」なんて話していてしんみり。三省堂は1階の半分がレジと雑貨屋になってしまったのが少し残念だが、かわりに東京堂は改装してからとても楽しい書店になったと思う。ここの1階でカフェラテを飲みつつ休憩。近所に全国屈指の(と信じている)書店が2軒もあるおかげで、こういう大規模な書店の棚を見てもなんかいまいち物足りない身体になってしまったのだが、おかげですこしは目が肥えたのかもしれない。

帰りに淡路町のWIZさんに立ち寄ったら通り雨が。タイミングよく雨宿りさせていただいた。ブリマーブルーイングとのコラボ WIZ SOTOBORI WHEAT、美味しかったな。

 

Do you love Tokyo?

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この歳になって初めて荒俣宏の『帝都物語』を読み始めた。
周囲からは「今さら?」とか「遅すぎる」とか「読んでないなんて信じられない」
などと謗られつつ。

自転車通勤の途中で撮影した日本橋の麒麟の写真を見た同僚が
どさっと文庫全巻とDVDをくれたのだ。

映画も小学生か中学生の頃におぼろげに観た記憶があるのだが、内容はほぼ覚えておらず
読み進めるうちにこんな話だったのかと驚くことばかりだ。
そもそも、風水バトル的なホラーアクションかと思っていたのだが
これは東京という都市が主役の幻想奇譚なのだな。
軍国主義の昭和になるにつれ話がどんどん重く暗くなってくるが
明治から大正にかけてのまだ江戸の面影が残るエネルギッシュな東京の描写は楽しい。

皇居周辺、銀座、麹町、赤坂あたりの中心部から、
文士や研究者たちの済む本郷、閑静な千駄木、不気味な谷中、
浅草、上野の雑踏、地下鉄のことなど史実に基づく?部分のほうが面白い。
「日暮里から谷中の霊園をぬけ、三崎町から千駄木の団子坂をあがり
本郷のほうへ走る」などという描写は時代は違えど距離感、坂の勾配などリアルにわかる。
ちなみに谷中三崎町に(みさきちょう)とルビがふってあったが
これは(さんさきちょう)であるべきかと。

そういえば、學天則を造った西村真琴博士のご子息・名優の西村晃さんは
祖父の戦友であった。映画では晃さんがお父様の役をやられたのですね。

a perfect day for books

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I氏が、長年探していた水戸芸術館の展覧会の図録を
ネットで見つけたというので店舗まで受け取りにいくことにした。
中目黒のDessinという店である。
絵本と美術系、文学系が強そうなギャラリー兼古本屋で、
自分でも持っている本がいくつもあって嬉しくなった。

先日は友人に吉祥寺の百年という店を案内してもらったし
最近、素敵な古本屋に巡り会うことが多い。

わたしは恩師・天沢退二郎先生の詩集を2冊買った。
大学一年のフランス語でいきなりバタイユの『眼球譚』を読まされるというプレイに
度肝を抜かれたものである。

その後、カウブックスに寄って、タップルームで美味しいビールをいただき
KALDIで買い物をして帰ってきた。