Sapporo-Obihiro

午前中は北大の植物園へ。

大通公園ではオータムフェスタで大賑わいだったが、数ブロック先のこの植物園は静か。まだ夏の名残でみどりが美しい。

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当時のキャンパスにあった植物学や動物学教室の建物も移築されていて、建築を見ているだけでも楽しい。白く塗られた標本ケースが美しい小さな博物館。 IMG_0984

ツリバナがいたるところで実をつけていて、イヌサフランはまるでモンハンのアイテムのように地面で光り輝いていた。もっとピンクのサフランはよく見かけるが、こんな紫色のは初めて見た。

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温室も良い具合の昭和感。大学の植物園や博物館の媚びないかんじが好きだ。

その後、札幌駅まで歩き、駅ビルのレストラン街にある六鹿さんでまぜそばをいただき、帯広までの切符を買う。市営地下鉄で大通りまで戻り、再びアダノンキさんで買い物。イシイへのお土産にTシャツを買う。

ライブは去年も訪れた苗穂のレストランのやさん。石造りの蔵の壁に小松崎さんのハンマーダルシマーが響いて演奏されたスペインの古楽は中世の教会で聴いているようだった。ライブが終って早々にタクシーで札幌まで飛ばしてそこから列車で帯広に移動。予定より早く駅に着けたので、大丸の地下でカニ弁当を買った。この特急スーパーとかち、ものすごく揺れるうえに「エゾジカなど野生動物の通過により緊急停止することがあります」とのアナウンスにお弁当から手が離せない。

帯広についたらもう21時すぎ。ホテルは駅前の日航で、シルバーウィークの最終日ということもあってか4000円という激安な値段で泊まることができた。

Sagamihara Park

  R0013307   神奈川県立相模原公園へ。 かなり整備された公園で、大きな芝生やフランス式庭園、サカタのタネグリーンハウスという温室もある。日曜日だというのに人もまばらで落ち着いた地元の公園というかんじ。濃いグリーンに、ベンチや看板の綺麗な色が映えて、ちょっとヨーロッパの公園のようでもある。 温室のほうはサカタのタネというからにはあの会社が育種から関わっているのかと思いきや、まさかのネーミングライツというオチであったが、まじめに管理されていて1年中なんかしらの花が咲いているそうだ。とくに秋から冬が良いらしい。

2時からの館長の解説はみっちり1時間、館長は土の部分にずかずか入っていって、ときには葉っぱをちぎったりしながら詳しく解説してくれる。しかし館長、固有名詞はなかなか出てこない。

館長「世界三大花木はこのカエンボクとジャカランダと…あとひとつ忘れました」
客「」(そっとぐぐる…)
終始こんな感じ。ちなみにカエンボク、ジャカランダ、ホウオウボクだそうだ。(ぐぐった)

そんなかんじのゆるいツアーであったが、先日ポーラ美術館別館で見たウルトラ植物博覧会に展示されていた植物もちらほら。 R0013362 QRコードがプレートに印刷してあるが、どうにも腕の届かない遠い場所にさしてあったり、表示される花の写真がガラケー当時から更新されておらず小さすぎたりなど課題もあり。これからのメンテナンスに期待したい。

2時間ちかく公園を堪能したのち、フランス式庭園の噴水を見ながら帰路へ。この日の夜、相模原の米軍施設では爆発があったそうで、ここ最近世界中で爆発ばかり起こっていて物騒極まりない。 R0013380

ウルトラ植物博覧会

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イシイとPOLA MUSEUM annexにて『ウルトラ植物博覧会』へ。最終日だったので大盛況であった。プラントハンターの西畠清順により世界中から集められた珍しい植物が狭い会場にみっしりと展示されている。プラントハンターなんて18世紀みたいだ。解説もおもしろくで、訪れた人はみんなパンフレットを参照しつつじっくり観ていた。コレクションのなかには、お釈迦様が悟りを開いた時に座ってたブッダガヤの菩提樹を分け木にしたという大変ありがたいものもあって驚いた。世界中にあるんだろうけれど紀元前3世紀くらいから受け継がれているなんて凄い。あと学名がまだついていないような新種もあった。去年だったら世界で一番珍しい植物だったらしい。植物の世界は未だにページが増え続けているんだな。

その後、新しくなったITOYAへ。閉店間際だったので慌ただしかったが、11階の近未来ファーム(水耕栽培のレタス)を観た瞬間「あ!イモータンジョーが作ってたやつだ!」って思った。しかし銀座の真ん中で水耕栽培とは贅沢である。
ほかのフロアはファインペーパーやグリーティングカードなど。外国人観光客が多かったのでギフト系が目立った。日本の文房具は人気なんだそうだ。でも文房具屋のワンフロアがキッチンツールになってしまったのは少し残念。文房具だけで売場を埋めてほしかった。

その後、ヴァンピックルさんへ。予約なしだったがなんとか席を用意してもらって、厨房の真横の席へ。ここはいつもコースで頼んでしまうのだけど、今回はアラカルトで。ローズマリーなどで下味をつけて焼いた豚のグリルが本当に美味しくて感動した。ワインはPuech-Hauteの”Prestige”。シラー系で味がしっかりしているのに飲みやすい。

愉しい気分になるレストランはいいなあ。また行きたい。

Trinite JAPANツアー2015「月の歴史 Moons」CD発売記念-東京公演

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ジャケットを手がけたトリニテのライブにご招待いただく。
ティアラ江東に行くのも、トリニテを生で聴くのは初めてだ。
住吉という駅は初めて降りたのだが、猿江公園というずいぶん大きな公園があるのだな。

ライブはもちろん、わたしのこの拙い文章力では書ききれないが
とても素晴らしかった。小森さんもおっしゃっていたが
映像が浮かんでくるような、特に私が大学時代に多大な影響を請けてしまった
1920年代の「アンダルシアの犬」とか、あのあたりの映画を彷彿とさせる。
全体的にはどこか前時代的なのに前衛的でもあり。

みなさんのデザイン違いのおそろいの帽子もかわいかったな。

壇上からご紹介もいただいて恐縮しつつ、終演後に皆さんにご挨拶もできて
実り多い1日であった。

Trinite JAPANツアー2015「月の歴史 Moons」CD発売記念-東京公演

46000days

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駒込のほおずき市へ。
この日にお参りすると4万6千日分の功徳があるとか。その小学生男子みたいな数字はどこから出てきたのか。
弥勒も56億7千万年後に戻ってくるとか言ってどこかに消えたらしいが、そもそも地球あるかどうかわからないし。
仏教の世界はスケールがでかい。

その足でビッグサイトへ行ってSちゃんの詰めているブースに挨拶に。
彼女が新しいブランドをひとつ担当したそうで、まだ商品化は未定らしいが、淡いグレーを貴重としたモダンなデザインだが和のイメージで手かがりの糸綴じなどクラフト感もあり、とても素敵だった。
ひさびさに紙のデザインをじっくりと見たが、ほかのブースはどこもずいぶん低年齢化しているなという印象。大人っぽく、モダンなものよりもポップでキッチュな色やデザインが好まれているようだ。

Hokkaido 5: Ebetsu-Moerenuma Park

2015年6月26日 江別へ。

江別にあるNorth Island Beerさんへ。昔は札幌で小さいタンクでやってらしたそうだが、今や江別に移動して大きな設備も入れられるようになったそうだ。

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夜には直営のビアパブにもいらしているそうで、夜にまたお会いすることを約束してお別れ。多賀谷さん、お忙しい中丁寧に案内していただき、ありがとうございました!

札幌に戻る途中にモエレ沼公演へ。今回は自転車を借りてまわった。ちょうどオオフジツボは大阪でライブ中。行けなくて悔しいのでジャケットに使われた写真の撮影場所を再訪したり、坂本真綾の「かぜよみ」ごっこをしたりして。IMG_0328 IMG_0347

噴水は初めて観たが、「オーシャン」はダイナミックでとてもよかった。公演の噴水というよりは彫刻のようだ。

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Machiya

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夕方、重い腰を上げて散歩に出かける。どこに出かけるかでさんざん迷って、なんとなくGoogle Mapに表示された町屋へ。

根津、湯島方面は散歩がてらよく行くのだが、町屋は2駅だというのにほとんど降りたことがない。小学校の時にプールに通っていた記憶しかない。

駅を降りて、しばらく軌道敷沿いを歩く。薔薇、紫陽花、立葵などの花がずいぶん立派に咲いている。近隣の人が自発的に育てているのだろう。トラムが走っていて、商店街は活気があって、なんだかヨーロッパの古い小さな町みたいだ。

途中、原稲荷をお参りしたりしながらメインの尾竹橋通りの脇を歩き、川の手前で引き返す。大きな熱帯魚屋で金魚をしみじみとみて、やっぱり飼いたいなあと思う。イシイは白メダカを10匹買っていた。

散歩を堪能したのち、北千住へ出てカタローさんで晩御飯。その後、ボケロンさんへ。今日は飲まないぞ、と思っていたのにシェリーが美味しくて、つい深追いしてしまった。

最後は地元にもどって壱八で締め。マスターからは相変わらず斜め上の話を聞く。がんばれ。

downtown tour

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Kちゃんの親友・Jが日本最終日だというので案内を仰せつかり、下町を案内することに。待ち合わせまで少し時間があったので朝倉彫塑館をさらっと見てみる。耐震工事が終ってから初めて入ったが、サンルームのような部屋ができたのだな。猫の作品群が展示されていた。建物の内部や調度、窓の金具にいたるまで相当素敵なのだが、写真が撮れないのが残念。

日暮里からスタートして、谷中銀座へ。あまりに人が多いので脇道にそれて、三崎坂から上野桜木へ。谷中ボッサさんでお茶。

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ちょっとまったりしすぎて、寛永寺に辿りついたときには門が閉まっていて残念。気を取り直して、言問通りを下って路地をめぐり、かっこいいお花屋さんなんかを見ながら根津神社へ。

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路地で198さんとちょっと立ち話したりしてから、よみせ通りへ。Jは日本酒が大好きで、2本は酒屋で、さらに2本は空港で買うと言ってたので「のだや」さんにお連れして、ご主人からいろいろオススメを教えていただき無事おもしろいお酒を2本購入。その後、ビアパブイシイで一杯ひっかけて、花ゆずさんで刺し身を食べながらひたすら日本酒を飲んだ。花ゆずさんはものすごい日本酒の数なのだが相談するとズバッと答えてくれる。いただいたお酒はどれも本当に美味しかった。「謙信」が良かったな。しかしJは上杉謙信のことも知っていたし、その話から『Ghost Dog』は観た?って聞いたら実はジャームシュ好きで、かなり好きな作品もがかぶってたので、映画の話で盛り上がったりして。

ずいぶん歩かせてしまったけど、楽しかったと言ってもらえて案内した甲斐がありました。

Bon Voyage!

Ibaraki 02

2日目

朝ごはんの前に大洗磯前神社に。千年以上の由緒ある神社だそうだが境内におもいっきりガルパンのポップが飾ってあって、本当にこれで観光客が増えたんだなあと実感。

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海を守る神社だけあって碇が供養されていた。碇の墓場のようで少し怖い。

R0012588海のほうをぐるりとまわって、宿に戻って朝ごはんをいただく。サラダに焼き魚。ごはんも美味しい。スタッフさんが「冬は”けあらし”が綺麗ですよ」と教えてくれた。

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しばしラウンジでゆっくりデザートをいただいて、部屋でしばし音楽を聴いたりうとうとしたり。12時チェックアウトなのでもうすこしゆっくりもできたのだが、後ろ髪を引かれつつ11頃に宿を出てひたち海浜公園へ向かう。
フェスとかやるような広大な国営の公園で、中央ゲート近くに車を停めると大きな観覧車が見えた。もっと、代々木公園みたいなのを想像していたのでちょっとびっくりした。時間もないので一路、目的地を目指す。きのう、ホテルのスタッフのおばさまにこの公園のことを聞いたら「ああ!モルヒネの丘!」と言っていたネモフィラの丘である。モルヒネの丘って詩的すぎるだろう。

藤も綺麗に咲いている。

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中央ゲートから20分ほど歩くと、目の前にブルーの丘が拡がる。ネモフィラはもう見頃も後半だったようでところどころはげていたが、それでもまだ随分綺麗に咲いていた。平日だというのに結構な人出。

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きっと、種を撒いたらわりとすぐに生育するような種類なのか、この花をなにもないところに植えようと思った人は偉い。しかもGWに満開になる花を選ぶなんて、本当にすごい戦略だと思う。

しかしこの日はものすごい強風で、サングラスをしていたにもかかわらず砂埃が目に入って涙目(物理)。這々の体で公園から脱出した。

MIRROR NEURON

イシイとオペラシティのアートギャラリーへ「高橋コレクション展 MIRROR NEURON」を観に。

根津駅から地下鉄に乗ろう、ということでぶらぶらと根津方面へ。根津神社は本当につつじが盛りで屋台も出て凄い人だった。一方ワンブロックほど離れた根津教会はひっそりとしていて玄関のモッコウバラが綺麗。

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展示自体は「さすが高橋先生」というかんじで、草間彌生、横尾忠則、会田誠、舟越桂、小谷元彦、やなぎみわ、森山大道、森村泰昌、束芋などなど超メジャーな作家ばかりなので、どこかの展覧会で見た作品が大多数だった。また会えたねって感じ。
とはいえ、初めて現物を見た安藤正子は油なのにCGみたいな不思議なタッチと幻想的少女が神話的で素敵だったし、池田学の死ぬほど細かい筆致で興亡史を描いたのもすごかったし、画集はあるのに本物は見たことのなかった鴻池朋子の絵画はその緻密さと迫力が圧巻で、これまた行ってよかったなと。加藤泉は前職の同僚Sちゃん好きそう!なキモカワイさかつプリミティブな重量感があって良かった。
それにしたってこんな作品が一堂に会するのは六本木クロッシング以来じゃなかろうか。しかもちょっと前の。貴重だし、見応えあるわりにはあまりに空いていて心配になるのでみんな行ったらいいと思う。

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その後、サンクンガーデンのHUBで一杯ひっかけて、参宮橋のシャンクスさんへ。途中、刀剣美術館なるものを発見してちょっと盛り上がるも閉館後でしょんぼり。シャンクスさんで象に踏まれたスモークバーガーとアフリカペールエールをいただき、いい気分で代々木公園駅まで歩いた。

bon weekend

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午前中、チルドの荷物が届いたのでなにかと思ったらロンドンのHさんから誕生日の贈り物が。
京都オークラのタルトフロマージュ、ずっしりと重く、焼き目も美しい。もちろんお味も文句のつけようがない。遠く離れているのに、いつも気にかけていただいていて本当にありがたいことだなと思う。
フレンチトーストにMちゃんからいただいたシロップと、去年の秋に北海道に行った時にびとえのご主人からいただいた山葡萄のジャムをつけて食べたばかりだというのにぺろりと食べてしまった。糖分まつりである。わっしょい。

GWだというが、そとはあまりに人が多そうなので今日は家にひきこもり。
通販で届いた坂本真綾の『in the silence』をBGVにしつつ、手がけているウェブサイトのメンテなどをひっそりとやる。3枚のコンセプトアルバムを曲順どおりにやる、っていうツアーだったらしいが、曲順がわかってるライブってのもちょっと微妙だな。
中古で買ったのだが、奇しくも初回特典盤だったようで、かわいいノルディック柄のアルミケースに入った耳栓が付いてきた。中古で耳栓ってどうしたらいいのかわからないが。

冬が明けて初めてベランダに出て掃除をしたら腰が痛くなった。枯れ葉や枯れ枝を取ってやって、伸びすぎた枝も剪定する。40リットルのビニール袋がいっぱいになるほどだ。
紫陽花、鉄線、沈丁花、アイビーは新芽が出ていた。やはり和名のついている植物は日本の冬にも強いように思う。アロエは増えすぎたので斬首。

Lotus, tumulus and old town

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今年は両親を連れて行田の蓮を見にゆく。
満開はすぎたけれどまだまだきれいに咲いていて楽しめた。
毎年、桜と蓮を撮っているが、植物単体で写真作品にするのは本当に難しい。
どうしても、そこに写っていない時間とか物語とかは撮りたくなるのだが
そうではなくて、そこにただあるもの、として撮らねばならないのだろうな。
まあ、そもそもネイチャーフォトをやるには機材も根性も足りないのだが。

その後、さいたま古墳群を見る。
父とイシイとふたつほど古墳に上ってみる。
1930年代には土採りのため、かたちを失っていたのを復刻したようだ。
「古墳を大切にしましょう」っていう看板が立ててあったがほんとにね…と思った。
埼玉がさんざん都民と神奈川県民にdisられているのは
ここの豪族の呪いなんじゃなかろうか。

その後、川越に行き、本丸御殿や蔵町を散策。
さすがというかんじでよく保存されている。
おかげ横町みたいに歩行者天国だったらよかったのだが
なにしろ街道沿いに栄えた町なので通行止めにするわけにもいかないらしく
車通りが多いのがちょっと難点だったかな。

看板建築と、蔵資料館の中から見た時の鐘が良かった。

その後、築百年余の古民家を改装した和食屋さんで
母のバースデーランチ。
COEDOビールを楽しみつつ、お寿司をいただいた。

早朝から運転で親孝行につきあってくれたイシイに感謝である。

Sakura

こうしてみると、サクラもバラ科なのだなあと思う。
どちらも好きな花だ。

毎年、意地汚く桜を見ては写真を撮る。
それでも見ているようには撮れないなあと思う。
あの独特の質量と奥行き、ふんわりと発光しているような淡い色合いは難しい。
レンズとか露出をキリキリと調整しながら撮るのは
桜の下ではそぐわないなあとも思うし
そもそもそんな技術も知識もないし。

「ちょっとはよく撮れたかも」と思うのが1枚でもあればいい、と思いつつ
今年も桜を撮ったなあ。週末は天気が崩れたので
主に夜桜になってしまったのが残念だった。

rapeseed blossom

休みをとってイシイとドライブへ。

巾着田は埼玉北部で、曼珠沙華で有名だが
行ってみたらすっかり終ったと思っていた菜の花が満開だった。
知らなかったが菜の花はいかにもアブラナ科の甘いにおいがする。
あたり一面の黄色は初めて見たのでちょっと感動した。

すこし行くと、ハイキングコースや八重やぼたん桜が植えられているところもあって
最後の桜も満喫できた。
サイボクハムが意外と近くて、大興奮で肉を買いまくって満足した。

帰り道、駿河台の太田姫稲荷神社の前の駿河台匂という
サクラを見に行ったが、低い位置は剪定されていて
あまり香りがよくわからなかった。残念。

sakura in my room

この季節は天気も安定しないし、そもそも結構寒いし
部屋に桜を用意することにした。
198さんに頼んだら、ものすごく大振りの吉野桜を用意してくれて
部屋に飾ったらたいそう豪華になった。

夜に拙宅に来てくれた旅行仲間たちも喜んでくれてよかった。
わたしが用意した料理は質素な鍋だったけれど
みんなでわいわい楽しく飲んで食べる。
ちなみにレシピは飯島奈美さんの「分福鍋」。
http://www.1101.com/life_get_together/

そのあとは谷中霊園までぶらぶらして皆を日暮里駅まで送った。
明るいときに見たらもう見頃を過ぎているのかもしれないが
夜桜は満開のように見えた。
そんなつもりもなかったが、今年最後の花見になりそうだ。

部屋に桜の枝があるというのは、なんというか背徳的というか
あってはならない感じがするのだが、とても良いものだ。
皆が帰ったあと、枝の下に寝転んで何枚も写真を撮った。

友人が「ここにお布団を敷いてこのまま寝たらいいよ」と言っていたが
そんなことしたら目覚める気がしない。

Gardenia jasminoides

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夜に、谷中のヒマラヤ杉のところまで散歩した。
昼間は谷中を代表するノスタルジックな風景として知られるヒマラヤ杉とミカドパンだが
夜のあのあたりは、今の東京ではないような異界の雰囲気がある。
とくに、夜の空よりも暗い巨大なヒマラヤ杉のシルエット。

そこに隣接するお寺さんの生垣には梔子が満開である。
むせ返るような、という表現がぴったりの甘い香りが
あたり一帯に充満している。

まるでぽっかりと100年前くらいにタイムスリップしてしまったような
ぽつねんとした気分になった。

Schizophragma hydrangeoides

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植物つながりでもうひとつ。

谷中の霊園にあがる三埼坂の右手には、イワガラミというめずらしいアジサイの一種が咲く。
アジサイは通常4枚の萼をつけるが、イワガラミは1枚しかないので
なんだかスカスカ、ヒラヒラしたかんじだ。

神社の注連飾りのようにも見える。

不思議な植物である。

Althaea rosea

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梅雨入りのころになると、界隈は立葵が満開になる。

こんなに背が高い茎が人間の顔の高さまで伸びてくるのだから
花が咲く前に気付きそうなものなのだが、気づくと咲いている。
この唐突さは彼岸花と少し似ている。

曇りがちな夕暮れ時の道々にリズミカルに咲く赤やピンクの花は
マリメッコのテキスタイルのよう。

a drop

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少しベランダの片付けをした。
アロエの葉の上に鋭く光るガラス片のようなものがあるので
良く見てみると、ただの水の雫だった。

水がないと生きていけないくせに
こんなに水をはじいて大丈夫なんだろうか。

Paeonia lactiflora

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先週末は198さんで芍薬を買った。

もう満開もすぎているころなので、ずいぶんおまけしてもらったのだが
店を出て、ご近所の店主たちと立ち話をしているあいだにも
花弁がほろほろとこぼれた。
花弁を手のひらに乗せると柔らかくて冷たくて不思議な感触であった。

我が家には豪華すぎる花だったが、週末をあでやかに飾って
いさぎよく散った。

花の宰相「花相」と呼ばれるだけはある。

ちなみに「花王」は牡丹のことだというのを芍薬のwikiで初めて知った。
あの化粧品会社の「花王」は牡丹からとったのかと思ったら
紆余曲折あってあの名前になって、あとから牡丹の絵がついたらしい。
http://www.kao.co.jp/kids/yurai/kao/index.html

sakura tour 2013

今年の春もよく花見をした。

先週の土曜日は友人とI氏と文京桜めぐり。
まずは団子坂をあがって、駒込の寺院の桜を。
それから駒込吉祥寺へ。鐘楼に降りそそぐように咲く枝垂れ桜が見事だ。
それから白山を降りて小石川の植物園へ。
桜並木の下にシートを敷いて、I氏謹製のサンドイッチを食べた。
ひさひぶりに芝生に寝転んだりしてまったり。
その後植物園をぶらぶら散歩してから播磨坂へ。
ワインを飲んでから、ふたたび区役所まで歩いてバスで帰ってきた。
よく歩いたのですっかり疲れてしまってその後は家でDVDを見ながらごろごろ家飲み。
絵に描いたような春の週末であった。

翌日曜日は上野に買い物に行く途中に不忍池の満開の桜を見た。
いつも公園を避けて鴎外荘から五條天神のほうの道を通るのだが
遊歩道の工事が終わった池の端も美しかった。
去年は夜のランニングのときしか見てなかったから
昼のきらきらしたかんじがわからなかったんだ。

火曜は友人と目黒で寿司を食べてから居酒屋へ行き、
ここでは書けないような死ぬほどおかしい話をいくつも聞きつつ
ヒーヒー言いながら飲んだ。その後目黒川沿いに散歩。
今年も天気が心配されたけれど雨は止んでいた。(寒かったけど)
職場が五反田にあったときは同僚たちと桜を見ながら歩いて川沿いのカレー屋でランチをした。
晴天のお昼時に、夢のように花びらが舞うなか
なんだか映画みたいだねえなんて笑っていたのだった。なつかしい。
中目黒は混んでいるけれど、不動前〜大鳥神社あたりまでは穴場である。

木曜は近所のセレクトショップのAご夫婦とそのパーティで知り合ったお客様3名、
同僚、旦那さんとその友人というものすごくカオスな面子で
谷中霊園でお花見をした。最近知り合った人たちばかりなのに
なんだか旧知の間柄のようにうちとけてしまうのは地元だからだろうか。
谷中霊園の桜はもう寿命もすぎているような老木たちだが
その花盛りはまさに幽玄といってもいい風情。

この時期の東京は世界で一番美しく、幸せで
いつ死んでもいいわあと思ってしまう。

Koishikawa Botanical Garden

水曜日。

薄曇りの春分の日は小石川植物園へ行った。

梅と椿は終わりかけだったが、桜や花大根や雪柳も満開になりつつある。

ほかの木々は杉や檜以外はまだ寒々としている。
ソメイヨシノはまだ5分咲きといったところで
枯葉にてんてんと落ちた椿を見ながら園内を一周する。

Starkodder

Starkodder

仕事でばたばたとしていて、すっかりご無沙汰してしまった。
まあ、忙しいといっても
BBCの「SHERLOCK」はDVDを買って本編からコメンタリーまで観ているし、
コナン・ドイルの原作も着々と読み進めているし、
浴衣で飲みにも行ったし、軽井沢のキノコ教室にも行ったし
ちゃんと遊んでいるので本当に忙しい人から見たら遊んでいるようにしか見えないと思うが。

「スターコダー」
年度 会社名 不明

京成バラ園で撮影した薔薇の写真にすべて品種のタイトルをつけて
Flickrにあげておいたら、スウェーデンの園芸雑誌「Natur&Tradgard」の編集の方の目に留まって
この写真を使っていただけることになったようだ。

写真のよしあしはともかく、世界のどこかの誰かの役に立ってよかった。

「Natur&Tradgard」
www.naturochtradgard.se

Lotus 2012

今年も行田の「古代蓮の里」に蓮を見に行った。
毎年少しだけ満開をはずしてしまうのだけど
今年はまさにピーク。

なぜか売店では蓮グッズよりも産直農家の野菜が人気で
早朝からおばちゃんたちで賑わっている。
わたしたちも気づくとネギとかトマトを手にとっていた。
埼玉の行田なんて埼玉県民すら知らないのではないかというところであるが
ベストセラーの『のぼうの城』の忍城があったところで
映画化決定に湧いていた。
甲斐姫が萌えキャラになってて笑ったけど。

それにしても、なにかと雑すぎるキャラ(たぶん行田名物ゼリーフライをかたどっている)

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その後は近くの古墳群を見る。
世界遺産登録を目指しているとのことだが
やはりフォロ・ロマーノとかね、モンサンミッシェルとかと並ぶとおもうとね、
じゃっかん(というか、かなり)地味ではある。がんばれ。

Rose: Aspirin Rose

Aspirin_Rose

1997年 ドイツ タウタン

「アスピリンローズ」

家には常に400錠入りのボトルが3本はストックされているほど
アスピリンを愛用しているので、名前だけで好きです。
なんだかロマンがある。
しかしあのアスピリンのように純白というわけでもなくて
薄いピンクがかった愛らしい薔薇である。

しかも最強健品種らしい。(なにがどう強いのかよくわからないが)

いつか自分も薔薇を育てることがあれば
この人をお迎えしたいものだ。

ちなみになんでこんなにアスピリンが好きかというと
学生のころに恩師の家で朝まで飲んで
翌日「頭が痛い」と訴えたら水に溶いたアスピリンを飲ませてくれて
それがたいそう効いたからなのである。未だに信じているのである。

Rose: Disneyland Rose

Disneyland_Rose

2003年 アメリカ J&P
身も蓋もない名前だが、中央の花はオレンジから濃いピンクのグラデーション、
4つのちいさな花が付くかわいい花であったよ。
フロリダのディズニーにでも植えられたのかな。

ちなみに東京のディズニーランドの植生もけっこう面白くて
ボタニカルツアーがあるらしい。かなり行ってみたい。

198’s roses

198 Queen st.  Kingston

京成バラ園に行ってすっかり薔薇づいてしまったので
日曜日のC. A. Green(近所の帽子屋さんの前庭に展開するゲリラ花屋さん)では
珍しい薔薇でブーケを作ってもらった。
季節柄、薔薇がたくさんあったのだが、いつものように
ヒラサワさんの絶妙なセレクションにより
見たことのない珍しいものばかりが揃っていた。
目移りして迷ってしまったが、薔薇はこれ一種類にしてもらった。

この、古いトレーシングペーパーのような花弁の風合いとスモーキーなピンクが素敵だ。

むらさきのもけもけしたのも可愛い。

Rose: Terracotta

Terracotta_02

「テラコッタ」
2001年 フランス メイアン

写真ではうまく撮れていないのだが、オレンジがかった赤は素焼きのような不思議な色で、
花弁もほかのものよりもパウダリーというかマットに見える。
こういうのってヨーロッパのセンスだわ、と思う。

そういえば京成バラ園って谷津遊園の庭園事業からはじまったらしいが
今ではメイアンやコルデスの日本総代理店なのですね。すごい。

Rose: Pierre de Ronsard

Blanc_Pierre_de_Ronsard09
Blanc

Pierre_de_Ronsard02
Pink

Rouge_Pierre_de_Ronsard
Rouge

「ピエール・ド・ロンサール」
フランス メイアン

これはさすがにわたしも知っている品種。
育てやすいのか、友人でもピエール氏の世話をしている人は多い。
フランスのルネサンス時代の詩人の名を冠した(そのまんまの)名前もキャッチーだ。
京成バラ園はエントランス近くにこれが咲き乱れていて圧巻であった。

白とピンクと赤があったが、白がいちばん「らしい」と思う。
ロンサールの詩なんて読んだことないけど。

Rose: Pierre de Ronsard

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Blanc

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Pink

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Rouge

「ピエール・ド・ロンサール」
フランス メイアン

これはさすがにわたしも知っている品種。
育てやすいのか、友人でもピエール氏の世話をしている人は多い。
フランスのルネサンス時代の詩人の名を冠した(そのまんまの)名前もキャッチーだ。
京成バラ園はエントランス近くにこれが咲き乱れていて圧巻であった。

白とピンクと赤があったが、白がいちばん「らしい」と思う。
ロンサールの詩なんて読んだことないけど。